西光建設会長の訃報

晩秋の枯葉が落ちるように、家族に看取られ静かに息を引き取った。先日、「西光建設」(福岡市東区)会長、高丘司氏の訃報が知らされた。

2年前に癌を告知され入退院を繰り返していた。実子で長男の高丘利勝氏に経営権を譲り、人知れず病魔と闘いながら治療に専念され、医師団の手厚い看護を受けておられた。だがその甲斐もなく帰らぬ人となり、福岡市の積善社福岡斎場で通夜がしめやかに営まれた。


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様変わりした忘年会シーズン

早ければ11月末から始まる忘年会。昔は規模が大きい大企業は別にして、中小企業などではコミュニケーションを図る目的で何回も行われたものである。しかし社会情勢の変化から、セクハラやパワハラなどが起こりやすい環境になるからと、社員旅行や忘年会などは女子社員から敬遠され、同時に情報伝達や連絡にはメールが利用される時代となり、忘年会を廃止する企業が増えた。


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こども病院住民投票条例案を否決 福岡市議会

福岡市立こども病院(中央区)こども病院(中央区、写真)の人工島移転をめぐり、福岡市議会は19日の臨時議会で、移転の賛否を市民に直接問う住民投票条例案を否決した。採決の結果は条例制定に反対が50人、賛成が12人。

移転に反対する同病院の患者家族らの団体が9月、直接請求に必要な有権者の50分の1を上回る3万545人分の署名を提出。吉田宏市長は「条例制定は不必要」との意見付で議会に判断を委ねていた。


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麻生内閣の支持率は低下するか?

解散・総選挙よりも景気対策を優先した麻生太郎内閣。だが米国の実体経済減速はかなり深刻で、1年間で最大のビジネスチャンスであるクリスマス商戦を前に株価は大幅に下落し、連動する日本の株式市場も8000円割れが予想され、輸出産業の打撃はかなり深刻なものになって来るだろう。


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ディックスクロキの破綻

このコーナーで注目を集める3社として報じた「S、M、D」。まずSである宮崎県のゼネコントップ「志多組」が破綻し、続いてMである「丸美」(福岡市中央区)も破綻に至った。Dであるディクスクロキの成り行きに関係者の注目が集まっていたが、ついに11月14日、福岡地裁に民事再生法適用の申請を行った。


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景気後退で厳しい地元建設業界

米発の「サブプライムローン津波」はアッと言う間に世界の金融市場を襲い、日本からも外国資本が消える現象が起こった。ファンド資金の消失と株価の下落が重なり、不況を多くの人が実感している。

地元建設会社の大半は手持ち工事を持っており、今期の売り上げは確保しているものの、来期の受注見込みが立たないところが多い。年末に向けてリストラを真剣に検討し、中には廃業の決断を下す会社も出てくるだろう。


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作業所テーマに全国上映 感動を呼ぶ「ふるさとをください」

(08年10月号掲載) 

障害のある人々の働く作業所を正面から取り上げた映画が、いま全国各地で上映され、涙と感動を多くの人に与えている。

「きょうされん」(旧称・共同作業所全国連絡会)が創立30周年記念に自ら資金を集めて制作した「ふるさとをください」(冨永憲治監督)。ジェームス三木が脚本を書き、映画音楽の魔術師と言われる小六禮次郎が音楽を担当している。


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続・虫庭の宿 ぜひ知りたい「成功の秘訣」

全国で最も有名な温泉地の1つとなった湯布院温泉。やまなみハイウエーが開通せぬ40年前から足を運んでいることは以前述べた。日田経由で途中休憩をしながら、片道4時間あまりのドライブ。当時は盆地の中に小さな旅館が数軒営業している状況だった。旅館の若い経営者や役場の職員が中心となり町おこしが始まるのは、私が最初に訪れてから数年後のことである。


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【お耳拝借!】食の基本は健康な土にあり

快適環境創造フォーラムより 九大院特任教授 金澤晋二郎(08年10月号掲載)

金澤晋二郎氏

日常茶飯事という言葉があるくらいですから、日本人にとってお茶というものはみなさんご存じの通り、古くから生活の一部として親しまれて来ました。 

最近では、お茶に含まれるカテキンという成分が抗酸化・老化抑制など体に非常に良い効用を持つということで、世界的にもブームとなっています。ですが、現在のお茶栽培は環境や安全の面で多くの問題を抱えています。

今回は、お茶にまつわる話を中心に「健康な土壌」の重要性について話したいと思います。


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鋼材価格下落で注目を集める「小野建」

かつて福岡市及び周辺市町村には、Hグレードの資格を持つ工場や、下請け専門の鉄工所が数多く見受けられた。だが土地の高騰や周辺住民との騒音問題で多くが廃業に追い込まれ、今では数えるほどしか残っていない。鉄工所に材料を供給する鋼材販売の会社も、得意先の減少から廃業や転業を迫られ、組合の存続すら危ぶまれる状況だ。

そんな中、勝ち組として売り上げを伸ばしている会社に「小野建」(大分市)がある。


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石田柳川市長を市民が刑事告発 土地購入めぐり背任容疑

(08年10月号掲載)

柳川市役所柳川市のP社工場跡地の問題をめぐり、市民2人がこのほど「首長の任に背き損害を与えた」などとして、土地を購入した石田宝蔵・柳川市長を背任容疑で刑事告発した。

告発状によると、石田市長は旧大和町長時代の03年、地方公共団体の長の任務に背き、自分とP社の利益を図り同町に損害を与える目的で、P社に一方的に都合のよい不当な契約を結んだ。そしてそれにもとずく不当な支出をさせることによって、財産上の損害を町に与えた、とされる。
(写真=柳川市役所)

 


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衆院選・福岡2区の情勢

多くの衆議院議員の地元では11月30日を投票日に想定し、選挙事務所を準備するなど臨戦態勢を敷いていた。ところが、10月30日に行われた記者会見で麻生太郎総理は、米国に端を発した金融恐慌の対策を優先するとして総選挙を先送りすることを正式に表明した。


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総選挙は来年へ先送り

マスコミ報道が先行した総選挙の日程は10月末から1週間単位で先送りされ続け、ついに10月30日行われた麻生総理の記者会見で、年内の総選挙は見送られた。選挙の顔として総理大臣に選ばれた麻生太郎氏は、折から世界を襲った金融不安を利用し、経済対策優先を訴えて総選挙を延期した。だが今後の国会審議は、民主党の抵抗もあって円滑に進められる可能性は極めて低いだろう。


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ギニアビサウからの手紙 第10回 【上】

ギニアビサウでの活動を紹介するとき、この方のことを忘れることはできません。上村冨美香さんです。内戦終結後、洋裁・識字教室を再開した翌年(01年)、一緒に現地入りしました。 これまでの参加者の中でも、上村さんには勲章をさし上げたいくらいです。というのも当時74歳とご高齢であり、しかも病気のために左肺と肋骨6本がない状態だったからです(現地で知り、本当にびっくりしました)。



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価格競争が激化!? 福岡のマンション業界

(08年10月号掲載)

福岡に押し寄せたミニバブルの波は中央区の地価を急速に上昇させ、ファンドの資金を利用したビルの建設計画が目白押しとなり、不動産関連業界はわが世の春を謳歌していた。

しかし米国発のサブプライムローン問題が瞬時にバブルの波を飲み込んだ。複合商業施設やオフィスビルなどでキャンセルが相次ぎ、あれほど流通していた資金が消えるという現象が起こっている。


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毒グモ 人工島でも発見 福岡市は正確な情報隠す(2)

(08年10月号掲載) 

セアカゴケグモ<参考>福岡市はセアカゴケグモ(写真=福岡市HPより)について「人への攻撃性はなく、素手でさわらない限りかまれない。かまれると針で刺したような痛みを感じ悪化すると発汗や吐き気を発症することもあるが、国内では重篤な症状事例はない」とHPなどで説明する。

しかし、主な生息地であるオーストラリアでは約50年前、このクモによる死亡例が相次ぎ社会問題に。政府自らが抗毒血清製造会社を抱え込み、何とか被害を抑えたという。市の情報には、こうした海外での死亡例は記載されていない。

「いきもの研究社」(大阪市)の吉田政弘代表は「毒性はAランク。かなり強い神経毒と言えます。かまれる例が増えれば当然、乳幼児や高齢者らが犠牲になる可能性もある」と指摘する。


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「一源三流」 汗水流す労働を軽んずる風潮の裏側で

今から40数年前に行われた福岡県議会選挙で、民社党(当時)から立候補した故有田誠氏が、「一源三流」と書かれた、墨痕も鮮やかな大きな幟(のぼり)を使っていたことを思い出す。通常は神社の祭礼などで見るものだが、有田氏は事務所の駐車場などにそれを立てて選挙を戦い、見事当選を果たした。


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