カテゴリーアーカイブ: 企業情報

健康食品で~健康被害の恐れ

福岡県保健医療介護部薬務課が定期的にチェックしている健康食品の買い上げ検査で、強壮系健康食品1つと、ダイエット系の健康食品3つで医薬品成分が検出された。
その中でビックリしたのが、ダイエット系健康食品「LAMI」から検出された「フェノールフタレイン」。
これは皆さんよくご存知のように、アルカリ性に赤く反応する指示薬ですね。
今が盛りのアジサイの赤い花は、こっちが影響しておりますよ、一部らしいですが。
しかしながら、これがダイエットにどう作用するのかは、さっぱり見当がつきません。
適当に入れたということでしょうか。
いずれにしろ、健康に害する恐れがありますので、仮に服用されている方々は、即刻利用を止められたし。
◆医薬部成分の検出された健康食品は以下の通り。
①商品名:Vital Sun GOLD
検出成分:タダラフィル
購入先:㈱グッディール
神奈川県横浜市中区池袋45-7

②商品名:REDLINE ULTRA HARDCORE
検出成分:ヨヒンビン
購入先:㈱ジェネレーション・エックス
大阪市北区浮田1-3-11-203

③商品名:LAMI
検出成分:フェノールフタレイン
購入先:谷口純
東大阪市俊徳町1-5-22-704

④商品名:DHEA 50mg
検出成分:デヒドロエピアンドロステロン
購入先㈱安西商店
広島市中区吉島西1-9-3


 

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九州地方整備局~指名停止

国土交通省九州地方整備局は、下記の業者に指名停止措置を下した。

業者名
①㈱川浪組      大分県日田市友田3725
②エスイーリペア㈱  福岡市南区日佐5-15-24
停止期間
平成28年6月6日~6月19日 2週間
概要
大分河川国道事務所発注の「大分中西部地区構造物補修工事」において、平成27年10月12日、クレーン付きトラックで資材の荷下ろし作業を行っていたところ、トラックが転倒し、クレーン操作者がトラックの下敷きとなり死亡、トラックのあおりから飛び降りた玉掛け者が左足首およびくるぶしを骨折したため。


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福岡市管工事協同組合~熊本地震義援金手渡し式

福岡市水道局は、熊本地震の被災地復旧支援のため、4月18日からこれまで10次にわたり市職員を派遣、また福岡市管工事業同組合(藤成徳理事長、組合員128社)もこれまで6次、延35名を派遣し、水道管の漏水調査や漏水箇所の修理など、応急復旧工事に携わってきた。
その福岡市管工事協同組合が、熊本地震災害への義援金128万円を福岡市経由で寄付することになった。
明日、6月7日14時より、福岡市役所9階の副市長室で、福岡市管工事協同組合の籐成徳理事長から中園政直副市長への、義援金手渡し式が行われる。


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中洲川端店屋町ホステルプロジェクト~㈱レーサム

不動産再生事業を目指して平成4年5月設立され、同13年にはジャスダックに株式を上場した、㈱レーサム(東京都千代田区霞ヶ関、田中剛社長)が新たに取り組みをはじめたコミュニティ・ホステル事業の第一号案件として、昨年12月24日に東京足立区で「エンブレムホステル西新井」が(宿泊施設182名、飲食施設77名)、開業した。


そして収益不動産事業第二弾として、ホテル需要が高い福岡で、コミュニティ・ホステル事業に取り掛かる。
「中洲川端店屋町ホステルプロジェクト」がそれで、冷泉公園沿いの土居通りを明治通りに向かった右手、古式生そば「ひさや」の南側で、にしけい本社ビルの北側、旧・土居町パーキング跡地に、9階建の建物が7月の着工予定で建築される予定。
この店屋町ホステルプロジェクトの具体的な概要は発表されていないが、「エンブレムホステル西新井」を参考にすれば、ホステル内には「3~4人単位のグループで旅する若者の好みに合わせた4人部屋」が中心となり、カフェ&バーも併設される。
また24時間フィットネスクラブも出来るかもしれない。

皆様、乞うご期待。
詳細判明次第、追報いたします。


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西新プラリバ~今秋から計画が具体化?

昨年8月、「マンションは目黒にかぎる」と題した記事の中で、西新プラリバ跡地の再開発計画のことを挙げた。
抜粋すると、
「東京建物(東京都中央区八重洲、作間一社長)が所有し、平成27年7月31日で閉店した西新エルモールプラリバは、既に竹中工務店により、1階から4階までが商業施設で、そして5階から上が分譲マンションとなる、30階建の建築計画の図面が出来上がっており、後はゴーサインが出るのを待つだけで、すぐにでも着工されるような噂が流れているようだが、果たしてどううだろうか」
という記事。

地下鉄エレベーターが西新プラリバの施設を利用していたため、福岡市交通局が独自のエレベーター施設を設置しないことには、解体工事さえ始められないということで、現在も10ヶ月前の状態が続いているのだが、ここにきて動きが出てきたようだ。
鉄筋が発注されたという。
秋口から解体工事が始まり、来年の春先頃から着工ということになるのだろうか。


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福岡地裁~今週の民事裁判~判決言渡

昨年の末頃だったろうか、裁判所担当記者の話を聞いて思わず笑ってしまったことがある。
お断りしておきますが、彼は差別主義者ではありません。
良識のある優秀な記者です。
記者いわく、「公判予定をチェックして、記事になりそうな事件があったら取材するのですが、最近は外国人同士の裁判が増えているんですよ、それも同じ国の人と。そんなもん、自分たちの国でやってくれって、いつも思うんですけどねぇ」。


明日、6月1日13時10分から、福岡地裁第105号法廷で言い渡される、売買代金請求事件の判決も、似たようなケースかもしれない。
原告は安丘市慧食品有限公司、被告㈲ルミナスほか。
原告は中国山東省にある食品加工メーカーだというのは、大方のお察しの通りで、ホームページを見ると、どうやら生姜の加工食品がメインなのでしょう。
それでは被告の㈲ルミナスといったいなんぞや?
本社は福岡市早良区野芥で、平成16年設立、資本金300万円の輸入商社。
そして代表は、劉 敏 氏


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老舗料亭 異変?

戦前から日本のエネルギーを支えてきた石炭、特に高度成長期を支えてきた石炭ブームが、那珂川と博多川にはさまれた中洲を、西日本一の歓楽街に育てあげたといって過言ではなく、最盛時には那珂川の河畔には料亭が軒を連ね、川沿いの柳の下を粋な芸者衆が行き交ったと、銀行出身で遊び人の先輩から聞いたことがある。
しかしエネルギー革命で石炭から石油へと代わる中で、遊びの世界もお座敷からクラブへと移り変わり、次々と老舗料亭も看板を下ろし、中州からは情緒も消え、昔の面影も薄れてきた。


有名な老舗料亭の中には、敷地の一部を駐車場に模様替えし、あるいは売却して飲食ビルになった料亭もあり、経営者の努力でミシュランの星を貰い、数ヶ月先まで予約が一杯と、強気の経営が功を奏した料亭があるのも確かだ。
「三光園」のように、広い和室をもっている料亭が、従来は家庭で行っていた結納や結婚式、出産祝い、またお寺での法事の後の食事会などで利用する方法を取り入れ、結構繁盛している料亭もある。
しかし福岡でも由緒ある料亭「老松」は、格式にこだわる営業を続けていたが、女将と先代女将との確執からか、女将が突然座敷へ挨拶に出なくなり、福博財界人の間で何があったのか、話題になり始めた。
一方で「老松」は大手企業御用達の料亭とばかり思っていたら、最近は中小企業の集まりを、数でこなす営業方針へ切り替えたようで、敷居がだいぶ低くなったようである。


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地産開発~みたび動かす大型不動産!

佐賀市駅前本町にある㈱地産開発(藤崎文也社長)は、昭和63年6月設立された社員12名の不動産業者で、出先はない様子。
昨年、亀山工業団地内で三鋼販西日本㈱福岡支店が借りていた土地、1400坪を東区のメタルサイン総合メーカーに売買仲介した際には、佐賀の業者が何で?とビックリしたことがある。
また今年に入ってから、中洲のど真ん中、明治通りに面していた千鳥饅頭総本舗の中州ビルを4億円余りで落札、つい最近これを鹿児島の菓子業者に転売したのには、またまたビックリしたものだが、注目の地産開発さん、どうやらみたびビックリさせてくださったようだ。
鹿児島本社の商社が、手狭になった九州エリア福岡本店の移転用地として4000坪を手当てした際に仲介に入り、億単位の利益を得たといわれている。
マリオネットの操り手は大手食材商社といわれているが、操り手の意向がちとよくわからない。


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福岡地裁~今週の民事裁判~判決言渡

~債務不存在確認請求~

今週、5月26日日木曜日、13時10分から、福岡地裁第303号法廷で、債務、つまり売掛債権などはありませんよ、と原告が訴えていた裁判の判決が言い渡される。
事件番号は27・レ・96であることから、もともとは簡易裁判所に提訴された事件で、いったんは判決が下されたのだが、どちらかが、もしくはどちらも、判決に不服があり、地方裁判所に控訴していたもの。
原告は、直方市の㈱ケイ・アール・ジー。LPガス販売会社。
また被告は、ENEOSグローブエナジー㈱で、元売のLPガス販売会社。


写真はイメージであり、本文とは関係ありません。

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陣頭指揮

中央区天神の新天町商店街では、確か十数年前に店主が店頭に立つ運動を始めたはずだが、現在も続いているのだろうか。
組織の長が先頭に立ち、率先して行動すると、組織の士気が鼓舞され、思わぬ成果が上がるところから、二千数百年前の過去から戦法の一つとして使われてきた。
かつて千鳥饅頭総本舗の社長だった原田健生氏は、経営方針の違いから代表辞任に追い込まれ、現在は中央区今泉で製パンの「ブロットランド」を経営し、九電共創館にも出店している。
原田健生氏も千鳥饅頭総本舗の社長時代は、背広姿で経済界を歩んでいたが、今は作業服に着替え、早朝から従業員の先頭に立って、窯の前でパンを焼いており、その姿に感心しながら毎日パンを買いに行っている。
ところで千鳥饅頭総本舗は、六本松店がオープン45周年記念イベントを行う、とのチラシが入っていたので、様子見を兼ねて菓子を買いに行ったのは言うまでもない。
しかし前日に東京の千鳥屋総本家が負債23億円で、民事再生法を申請した直後だっただけに、福岡の千鳥饅頭総本舗社長は対策に追われているのか、店頭での陣頭指揮の姿を見ることは出来なかった。
それとも福岡を代表する地元菓子舗の千鳥屋だけに、経済人としての活動が忙しく、陣頭指揮の時間が取れないのだろうか。


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ホテルウイングインターナショナル博多新幹線口~着工予定

先日、5月16日月曜日に、「ホテルウイングインターナショナルセレクト博多駅前」110客室をオープンしたばかりの㈱フォーブス(東京都千代田区)は、博多駅をはさんだ博多駅東1丁目でも、10階建ビジネスホテル開発に7月から取り掛かる。
博多スターレーンの向かい側にあるテクニカルパーク駅東4駐車場がその場所だが、不動産オーナーは地場企業の㈱玄友社(福岡市中央区薬院4-16-26、渡邉雅洋代表)で、フォーブスは同社からホテル運営を委託される形となる。
●ホテルウイングインターナショナルセレクト博多駅前
住所:福岡市博多区博多駅前3丁目22-15
TEL:092-476-9111
客室:全110室 9階建
●ホテルウイングインターナショナル博多新幹線口
住所:福岡市博多区博多駅東1丁目221-1
着工:平成28年7月 10階建


○㈱フォーブス
本社:東京都千代田区神田小川町1丁目1番地
代表:松崎充宏
設立:平成12年12月8日
資本金:1,000万円
売上:66億9,733万円 平成27年9月期実績
特徴:
「GOOD HOTEL」、「WARM SERVICE」、「FINE DINING」の3点をコンセプトに、全国100店舗展開が目標

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九電アパート~分譲マンションへ

九州電力は福岡市内各地に、九電アパートという名前の家族寮をたくさん所有していたが、かなりの部分を処分し、デベロッパーに売却している。
子会社の九電不動産が特命で購入し、分譲マンションを開発することが多いようだが、地場デベロッパーも入札で取得するケースもある。
南区寺塚2丁目にあった九電アパート№34は、九電不動産が6階建て、34戸の分譲マンションを開発するべく、日建建設が5月に着工する計画で、竣工は来年1月の予定。
隣接する九電アパート№33も、6階建て、35戸の分譲マンションに生まれ変わる予定で、松尾建設が5月着工する。
また中央区地行2丁目の九電アパート№93および、№94は4月半ばから解体工事に取り掛かっており、7月末に完了後、アスミオ.が新築工事に着工するが、戸数や階建てなどはまだ公開されていない。
早良区荒江3丁目の九電アパート№61は、㈱コーセーアールイーが購入し解体中で、7月から新築工事に取り掛かる模様だが、こちらも、まだ戸数や階建てなどは公開されていない。


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大京穴吹不動産~西新店オープン

大京グループで不動産流通事業を手掛ける㈱大京穴吹不動産(東京都渋谷区)は、福岡地区の営業力強化のため、従来の博多店に加えて、2店舗目となる「西新店」を5月12日(木)に開設した。

【西新店】
名称:㈱大京穴吹不動産 西日本営業部 西新店
所在地:福岡市早良区西新5丁目1-17 中澤ビル1階
電話:092-832-8825
フリーダイヤル:0120-983-543
エリア:福岡市(中央区、城南区、西区、早良区)
営業時間:AM10:00~PM7:00
定休日:水曜日および第1・第3火曜日

【博多店】
名称:㈱大京穴吹不動産 西日本営業部 博多店
所在地:福岡市博多区博多駅前4丁目4-15 博多駅前H-44ビル 1階
売買事業
電話:092-481-0041
フリーダイヤル:0120-793-215
賃貸事業
電話:092-481-8555
フリーダイヤル:0120-713-323

【㈱大京穴吹不動産】
本社:東京都渋谷区千駄ヶ谷4丁目19-18 オリックス千駄ヶ谷ビル
代表:代表取締役社長 海瀬 和彦
事業内容:
1.不動産の売買、仲介、賃貸借、管理
2.不動産の管理、賃貸借および売買の受託
3.不動産に関する調査、研究、鑑定およびコンサルティング業務


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市場縮小~リストラ

先日聞いた話だが、新入社員諸君は男女を問わず、パソコン操作に慣れてないそうな。
え?、いまどきの若い衆は、スマートフォンをしょっちゅういじっているから、そういうことはないだろうと思ったのだが、わからないことやゲーム、メールなどでスマホを利用するものの、パソコンで文章を書いたり、グラフを作成するケースはほぼ皆無であることから、パソコン操作にはなれてないという。
だからというわけではないのだろうが、パソコン市場が縮小しており、東芝と富士通、それとソニーから分社したVAIOが目指した経営統合は、その後の「成長戦略」が見通せないとしてご破算となり、また“インテル入ってる”で有名な半導体最大手のインテルも、10万7300人の社員を最大で1万2000人削減する計画を発表した。

ところで先日から話題になっている「天神ビッグバン」は、天神地区のビルを建て替えれば、建物の容積率や融資利率などで優遇してくれるというもので、これを機会に天神地区の古ぼけたビルを建て替えましょうよ、そうすれば街並みがきれいになって、観光客もたくさん誘致できますよ、景気がよくなりますよ、というのが根本的な目的。

田中角栄が話題になっている。
高度成長華やかりし頃、つまり消費すること、修理せずに使い捨てること、古くなったら新しいものに買い換えること、これが美徳と思われていた頃の、景気上伸の代名詞のような人物。

タンス預金などせずに、消費しましょう。
3万円の給付金も使いましょう。
お金は天下の廻りモノだからドンドン使って、回しましょう、ということなのだろう。
そうすれば、景気がよくなる?・・・・・・・かもしれない。


 

福岡地裁~今週の民事裁判~判決言渡

~貸付金等支払事件~

今週、4月22日金曜日午前9時55分から、福岡地方裁判所民事部第107号法廷で、昨年末頃から争われていた、貸付金等支払請求裁判の判決が、言い渡される。
原告は㈱村元工作所、そして被告は㈱テムザック。
意外と早く結審したようだ。


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「3万円の給付金」~福岡市のスケジュール

「保育園落ちた・・・」で有名になった「一億総活躍社会」、これを実現するため子育て給付金は廃止としたが、代わりに「高齢者向け臨時福祉給付金」、いわゆる「3万円の給付金」が今年度に支給される。
支給対象は、昭和27年4月1日以前に生まれた方。
だが全員ではない。

福岡市でのスケジュールは以下のとおり。
① 市政だより掲載   平成28年5月15日(日)
② 相談所設置     平成28年5月17日(火)
コールセンター    TEL:0570-071-071
(平日の午前9時~午後6時)
③ 対象者案内
申請書送付     5月中旬
④ 申請受付開始    平成28年5月23日(月)
申請期間       平成28年8月31日(水)まで。

詳しくは、来月中旬に配布される、市政だよりをご覧ください。

「NYC Pink」~健康被害の恐れ

先日11日、大阪府健康医療部から健康食品の「HSAキング」に、医薬品成分「ホモタダラフィル」が検出され、健康被害の恐れがあるとの発表がされていた。
今回、千葉県健康福祉部がインターネットを通じて購入した健康食品からも、同様の「ホモタダラフィル」および「アミノタダラフィル」医薬品成分が検出されたとの発表があった。

今回の製品概要は以下のとおり。
製品名:NYC Pink
販売者:Rabbit Moon
所在地:福岡市

ダイエット剤や強壮剤は需要が高い健康食品だけに、販売業者は数多く、少しでもよそより余計に売ろうと、類似成分を意図的に混入させるのだろうか。


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野村證券~デリバティブ裁判被告

先月25日、福岡地裁民事部第305号法廷で、ハイリスクのデリバティブ取引を勧誘して契約させたのは、重大な説明不足で違法行為だとして、3年前に個人の方が野村證券を損害賠償で訴えていた裁判の判決が言渡された。
一方で本日、4月14日16時からは、福岡地裁民事部第313号法廷で、福岡市の電気工事会社が野村證券を、同じくハイリスクのデリバティブ取引を素人相手に勧め、契約させたのは違法だとして2年前に訴えている裁判が行われる。
野村證券の営業担当が同じ人物か、異なる人物かは知らないが、担当者は提訴前のクレーム発生の時点で、既に早々と転勤させられている模様。
ところで一昨日、4月12日の日経朝刊の一面に、年明けから続く株安で海外部門の赤字が拡大しかねないとして、野村證券が欧米で最大1000人を削減するとの記事が出ていた。
話は戻るが、この担当者、証券マンとしてはやはり良い腕だったのだろうか、それとも裁判沙汰を引き起こしたというペナルティで、もう退社させられているのだろうか。
バブルの頃にはメガバンクの行員たちが、数々の違法行為を行い、巨額の資金が闇の社会に消えていったが、証券マンも同じようなことをやっていた、特に野村證券で。


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福岡工業大学

九州一極集中が進む福岡市は人口増加が著しく、神戸を抜いて5位になり、他の都市に比べ若者の比率は高く、福岡には私学の雄として福岡大学があるが、ここ数年子を持つ父兄の間で人気が高くなっているのが、就職率98%を誇る福岡工業大学ではなかろうか。
少子化が叫ばれ始めて久しいが、年々子供が生まれる数は減っており、私学においては定員割れが著しい大学もある中で、毎年入学志願者が増加しているのが福岡工業大学で、その記録は10年続いている。
従来の大学では生き残りが難しいと考えた、理事や教授達が中心となった地道な改革運動は、高校や企業訪問から始まって、そして高校や企業が大学に何を求めているか、ミーティングの中から的確に抽出し、その答を実行した結果と言えるだろう。
近年急速に進むグローバル化に対応すべく、海外の大学との学生交流などにも、積極的に取り組む姿勢が結果に結びつき、課外活動などは高い評価を受け、マスコミにも取り上げられることが多い。
何の記録でもトップを続けることは非常に難しく、有名な国公立とは違い私学では、トップの小さなスキャンダルでも命取りになるケースもあるだけに、志願者数が10年連続続いているということは、大学の理事や教授たちが学生と共に大学運営に真剣に取り組んでいるということが、高く評価された栄誉だ。


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「HSAキング」~健康被害の恐れあり

先月4日、東京都福祉保健局が台東区上野の店舗で販売されていた健康食品「高麗人参サポニンパワー」から、いわゆる「バイアグラ」に含まれる成分「シルデナフィル」を検出したとして、厚生労働省が使用中止を発表したことがあった。
今回は、大阪府健康医療部が定期的に行っている、強壮効果やダイエット効果を標榜している健康食品の買い上げ調査の結果、判明したもので、
製品名「HSAキング」から検出された医薬品成分「ホモタダラフィル」は、勃起不全、前立腺肥大症に伴う排尿障害や、肺動脈性高血圧症に用いられる「タダラフィル」と成分が類似しており、頭痛や消化不良、筋痛などの副作用を起すおそれがあるという。
●概要
製品名    HSAキング
販売者    ㈱良通 RA
所在地    京都市下京区北町183
販売方法   インターネットによる通信販売
通販業者   SLIP-SLIDE
所在地    横浜市中区伊勢佐木町5-130-1 中央ビル1階


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福高観光開発㈱~社長交代

「KBCオーガスタゴルフトーナメント」や、「ランディックチャレンジ2016」の開催で知られた、芥屋ゴルフ倶楽部を運営する福高観光開発㈱(博多区)では、このたび新社長が就任した。
新役員
代表取締役会長 高倉 一矢
代表取締役社長 高倉 力矢

福高観光開発㈱
福岡市博多区中洲中島町4-23
TEL:092-281-2121

芥屋ゴルフ倶楽部
糸島市志摩芥屋1-1
TEL:092-327-1500


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北九州市が変わる

政令都市の中では、最もインフラが進んでいるのが北九州市だが、福岡県警が取り組んでいる工藤会壊滅作戦が進まない限り、全国的なイメージは最低と言って良いだろう。
だが北九州市は明治維新から、日本の近代化を支えてきた基幹産業である八幡製鉄を始め、重厚長大を象徴する工業地帯として、日本の高度成長を担ってきた重要なエリアだ。
その一翼だった旧・住金小倉工場が、平成32年をめどに創業を休止することが、発表された。
“鉄の街、北九州”を経験してきた市民の大部分は、高炉の火がまた一つ消えたと、時を嘆いていることだろうが、若い人は既に北九州市から流出する時代になっており、7つの区の中には高齢者の比率が高くなっているところもあり、北橋市長も頭を痛めていたところである。
だが今回、新日鉄住金小倉工場の操業停止で工場を解体すれば、
小倉駅にほど近い広大な土地が確保され、都市高速を利用すれば北九州空港も短時間で利用できる。
緑豊かな職住接近の環境をつくり、そこに最先端のIT産業を誘致すれば、若者が全国から集まり、素晴らしい都市が新しく生まれることになるだろう。
北九州空港は海上空港だけに、かつて末吉市長が24時間利用できると話したとき、周囲には苦笑いが広がったこともあるが、今こそ北橋市長は大きな声で、空港の利便性を喧伝する時がやって来た。


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指名停止~㈱まきもと~福岡市

福岡市は下記の企業を、競争入札参加停止措置をおこなった。

対象業者
商号:㈱まきもと
本社:福岡市東区箱崎6丁目11番9号
代表:牧本 貴宏
登録:委託(運送)
期間:平成28年3月17日から同年5月16日まで(2ヶ月間)

概要
件名:平成28年度 動物園園路・便所等清掃業務委託
見積合せ日:平成28年2月29日
場所:福岡市動物園管理事務所
見積金額:800万円(税抜き)
経緯:当該案件は、見積合せを行い、上記業者を相手方として決定していたが、後日、業務遂行に必要な人員の体制を整えることが出来なくなったため、契約できないとの申し出があり、契約締結にいたらなかったもの


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倒産ラッシュ?

今週末ころからは春本番で、桜の季節、さあ花見、となりそうだが、一方ではこの数年間少なかった倒産劇が多発しそうで、春の陽気に浮かれるわけにはいかないかもしれない。

平成21年12月に施行された「中小企業金融円滑化法」が、その役目を終えて無くなるからだ。

この法律は同20年9月のリーマンショックで冷え込んだ、中小零細企業の資金繰り悪化への対応策として、当初は2年間の時限立法として制定されたものの、期限を迎えても中小企業の業績や財務内容、資金繰りは一向に良くならなかったため、2度に亘って延長、そして同25年3月末をもって一応は終了していた。
この間に金融機関に対して債務の返済を繰り延べる、いわゆるリスケジュール・リスケを申請すれば、基本的には了承を得られたため、これを活用した中小企業は全国で約40万社に上る。
なお終了後の3年間も「暫定リスケ期間」として、実質は延長されていたが、これも同28年3月末で完了となるところから、金融機関は唯でさえ年度末で忙しい中、対応に追われている模様。
追われる理由は簡単明瞭で、金融円滑化法を利用している40万社の中で、財務内容が改善されて4月以降の支払いが当初の約定通りに戻っても、何ら問題が無い中小企業は約4万社でしかなく、残りの約36万社は依然として資金繰りは厳しいままだからだ。
確かに消費増税や人手不足、資材の高騰など様々な問題もあったが、一番の要因は「リスケ慣れ」と云われている。
日々の支払いが、例えば100万円から20万円になれば80万円は軽くなり、大きく違うはずなのだが、「リスケ慣れ」で20万円の資金繰りが慢性化しており、資金の余裕は一切生まれていない。
とはいえ、4月からは当初の約定支払いに戻らざるを得ず、また金融機関においても財務内容の厳しい金融円滑化法を利用する中小企業に対し、直ちに融資できるはずもなく、多くはゴールデンウィーク前に資金繰りがひっ迫するだろう。
ここ数年は中小企業の倒産も少なかったが、4月以降は倒産予備軍も大量に発生する可能性があり、十分な警戒、注意、情報収集が必要だろう。


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事件の発端は佐賀県から

農業県である佐賀は、JAが大きな力を持って県を牛耳っており、JAが建設する施設の発注について、建設業界内部でも兎角の噂が流れている。
この噂話の中では個人名も取り沙汰されており、確たる証拠も無いので公表は差し控えるものの、この人物は福岡県にも大きな関係を持ち、既に警察でもマークしているという。
一方で佐賀県は、後期高齢者医療制度を利用した派遣マッサージ事業所の不正受給が発覚、判明分1400万円の全額が返還されたものの、事業所は既に閉鎖されていると記者会見で発表した。
ところが問題となった派遣マッサージ事業所は福岡市の業者で、急遽同事業所は閉鎖しており、別途行っていた不動産事業部門だけを、同じ博多区のビルにあわただしく移転させた模様。
福岡県は佐賀県から、後期高齢者医療制度を悪用した派遣マッサージ施術業者に関して連絡を受けているが、福岡県では同様の申請書が余りにも数多く提出されていることから、確認するだけでも膨大な時間を要するといわれており、また金額も大きく膨れ上がる可能性が高いとして、関係者は対応に苦慮しているようだ。
福祉に関しては、弱者救済を錦の御旗に掲げて活動している人も多いが、逆にこれらを利用して、裏で利益を得ている集団も多く、既に捜査関係者は法人名を把握して内偵を進めている。
福岡県内の自治体で構成している広域連合組織や、交通事故を装った治療院の申請書類に捜査のメスが入るとの可能性が高くなってきた。


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分譲マンション・長浜2丁目計画~159戸

那の津通りと大正通りが交差くする長浜交差点の北東角で、昨年来続けられていた解体工事がようやく終了するようで、6月から21階建・159戸の大型分譲マンション建築が始まる。
事業主体は、三菱地所レジデンス㈱と、㈱ウェルホールディングス。
大正通りをはさんだ西側では、㈱コーセーアールイーと、㈱ランディックアソシエイツが共同事業体で分譲マンションを建築中。
また福岡魚市場の西側にあった旧合同宿舎簀子住宅は、西武ハウスが購入して、6月一杯かけて解体中で、分譲マンション開発を計画しており、旧浜の町病院寮の跡地も新規分譲マンションが開発中。

 

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【業績落ちた! ○○会死ね!!】~或る投稿

マンションには管理組合、地域には町内会、そして同業には研究会など、個人にも法人にも、実に様々な“寄り合い”が存在する。
特に、企業の町内会的な異業種交流には、ライオンズクラブやJCなどの様々な団体があり、それぞれが崇高な理念や社会性の高い目的を掲げて活動を展開している。
活動するからには会費が掛かるのは当然だが、集めたカネの使途として、その正当性や妥当性の確認をどうしているかには余り関心が払われず、寧ろ目くじらを立てていると思われるのを忌避するため無関心を装うのが一般的では、と思う。
しかし、とある団体では、役員の忘年会や新年会を高級料亭で開催し、そこに券番(芸妓)を呼んだり、或いは優雅で豪勢なランチ巡りをしたり、各地観光地へと団体旅行に出たりと、凡そ会の目的や意図とは馴染まない、組織ぐるみの私的流用と見なされかねない会費の使い方をしているという相談が、複数の会員企業から寄せられた。
「新年会?そんなもんは、その都度参加者が会費を払っているのだから、問題なかろう!」(役員談)とはいっても、負担した会費と釣り合わない飲食の場となっているのは、一般会員から集めた会費が投入されているからに他ならないのは財務諸表に明確である。
幹部へのハードルとして新規入会件数を競わせて会費収入を維持する。
そして集まった会費の一部を利用して、旅行や忘年会など様々な行事をダミーとした実質的な慰労会で、社会通念と不整合な極めて安価な参加費用で豪勢に遊び、使い込む。
こんな時代錯誤も甚だしい寄り合いに明日は無い。
会の内部での既得権益獲得のため、本業そっちのけで新規会員募集活動に余念が無かったその方は、やがて自分が経営する企業が倒産し、間もなく行方知れずになった。
新規会員集めがプレッシャーだった等と云っていた記憶がある。
社長として、外ヅラよりも内部固めこそが大切だった筈。
ここ数年、退会数が入会数を上回り始めたその会は、原因追及はタブー視されていると聞き及ぶが、自分たちの風評を知らぬものかと哀れにも思う。
外ばかり徘徊していないで、そんな暇あるなら自分の会社の足元見ろよ!
周囲の雑音で、社員の嘆きが聞こえなくなったら、そこが終わりの始まりだ。


写真は、内容と関係ありません。

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ユウベル積善社 干隈会館~グランドオープン記念見学会

中央区古小烏の福岡斎場でよく知られている㈱積善社は、平成25年8月からユウベルグループに加わり、今年1月4日からは、ユウベル積善社㈱(上田勝久社長)に商号を変更した。
そして新たに取り組んでいた、「ユウベル積善社干隈会館」が竣工したことから、4月1日(金)から5月1日(日)までの間、グランドオープン記念見学会を開催する。
営業開始は、5月3日(祝)
早良街道沿い、城南郵便局の南隣で、地下鉄七隈線野芥駅から近く、また都市高速野芥出入口からすぐの、好立地。
5月27日(金)から6月30日(木)までの間は、「ユウベル積善社 家族親族葬ホール 油山」の竣工を記念して、グランドオープン記念見学会も催される。
ともに葬儀や法要などの事前相談コーナーも開かれており、来場記念のプレゼントのほか抽選会やイベントなども用意されている。

概要
「ユウベル積善社 干隈会館」 グランドオープン記念見学会
期間:4月1日(金)~5月1日(日)
毎週水曜日は見学会休日
時間:10:00~17:00
場所:ユウベル積善社干隈会館
福岡市城南区干隈2丁目65-26


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これから着工予定の福岡地区分譲マンション

これから着工予定の福岡地区分譲マンション

デベロッパー マンション名 地区 設計事務所 戸数 備考
西武ハウス㈱ モントーレ長丘パークスクエア 南区長丘1丁目 アーキスタイル 30戸 4月着工予定
西武ハウス㈱ モントーレ花畑 南区花畑4丁目 マサキ設計 116戸 4月着工予定
大和ハウス工業㈱ 仮称・JT福岡ビル跡地計画 中央区大名2丁目 日建ハウジングシステム 220戸 9月着工予定
西日本鉄道㈱ サンリヤン箱崎九大前 東区箱崎3丁目 明水設計 48戸 4月着工予定
西日本鉄道㈱ サンリヤン壱岐 西区壱岐団地 エヌプラスアーキテクトデザインオフィス 33戸 4月着工予定
積水ハウス㈱ グランドメゾン赤坂2丁目けやき通り計画 中央区赤坂2丁目 リーメック 31戸 4月着工予定
㈱タイヘイ サングレート平尾 中央区平尾5丁目 久保建築設計 17戸 7月着工予定
㈱アライアンス Alic Style 三宅 南区三宅3丁目 K・Tプランニング 35戸 4月着工予定
九電不動産㈱ 寺塚2丁目4-5マンション 南区寺塚2丁目 リーメック 35戸 5月着工予定

新聞社の改革

世界の新聞は店頭販売が主流だが、日本は玄関先まで配達するシステムが発達し、これにより発行部数1000部などと豪語する新聞社も現れたが、この宅配システムが今となっては新聞社の足枷となっている。
かなり以前から、新聞の夕刊は年寄りしか購読しない風潮が広まり、昨今のネットの普及で新聞離れが拡大、夕刊購読者は加速度的に減少している。
夕刊の購読者は朝刊の20%前後といわれ、配達効率は悪く、人員の確保が難しくなった現在、販売店にとって夕刊配達は、頭痛の種になっている。
そのため、特に夕刊購読者が少ない九州の佐賀、大分では夕刊を廃止して、朝夕刊の統合版を発行していたが、今度は山梨県でも夕刊を廃止し、さらなる経営の合理化を進め、夕刊廃止地区を次第に全国に拡大する方針のようだ。
既にマスコミ界トップだった給与面も、残業時間の調整や有給休暇の消化など、社員の勤務体系改革にも着手しており、今年は朝日新聞社にとって、大きな変革の年になりそうで、社員も不安と期待を胸に、情報の収集を行っている様だ。


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新聞の衰退

バブル期の新聞社は、収入比率が広告料55%、購読料45%で、新聞紙面を製作する記者や編集に携わる社員よりも、広告担当の鼻息が荒かった時代もあった。
しかし活字離れで購読者が減り、個人情報などが社会問題化し、記者の取材意欲も大幅に後退、最近は発表ものの記事が増えて、どの新聞紙面も横並びで、金太郎飴状態だ。
人件費圧縮で遊軍と呼ばれていた記者が削られ、また正社員から契約社員や派遣社員へと、社員の待遇が変わったため、記者の資質が低下しているのも事実。
かつて新聞社はベテラン記者や、学識経験者などを数多く抱え、時の権力者に対しても、新聞の顔である社説や囲み記事など、独自の立場で意見を主張していた。
ところが最近は通信社などの記事を、社説などにも転用していると聞かれ、実に情けないことになっているようだ。
中には不動産投資の一環として、ゴルフ場の営業に乗り出したまでは良いものの、会員権の償還が大きな問題となって頭を痛めている新聞社もあったが、万が一にしても、法的手続きをとるようなことになれば、新聞社の名前が出かねないため、安く売却した。
だが売買の際にトラブルが発生した模様で、近く裁判が始まるとの情報も流れており、かつてのプライドは何処にいったのだろうと嘆いているOBも多い。


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福岡市~指名停止~新日本有限責任監査法人

福岡市は次の企業に対し、競争入札参加停止措置を行った。
対象業者
商号:新日本有限責任監査法人
本社:東京都千代田区内幸町2丁目2番3号
代表:理事長 辻 幸一
登録:委託(業務委託)
期間:平成28年2月12日から同年3月11日まで(1ヶ月)

概要
民間法人(つまり東芝)の財務書類の監査に関し、金融庁より平成27年12月22日付けで、平成28年1月1日から3ヶ月間の業務停止処分等を受けた。
つまり、新日本有限責任監査法人は、東芝の言いなりになった、粉飾決算を見抜けなかったということで、金融庁から21億円の罰金を受け、3ヶ月間の新規業務停止処分を受けたことから、福岡市は指名停止処分を行ったもの。
しかし新日本有限責任監査法人は、福岡市などの自治体や官庁から指名停止処分を受けたところでさほど痛くはないだろうが、罰金と業務停止処分で、1000社余りといわれる得意先が3月決算完了後、契約を打ち切る可能性が高くなっており、一方では所属するあまたの公認会計士に、引き抜きの手が伸びているようで、立ち行かなくなり自然消滅する可能性も出てきている。


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福岡地裁~今週の民事裁判~判決言渡

~請負代金請求事件~

今週、2月26日金曜日13時10分から、原告㈲明和工芸店(福岡市博多区)と、被告ハウステンボス㈱(佐世保市)の間で争われていた、請負代金をめぐる裁判の判決が、福岡地方裁判所第110号法廷で言渡される。

この事件は、平成25年2月2日から3月3日にかけて、ハウステンボス内で開催が予定されていた仮面舞踏会、ベネツィア風の歌とダンスショーで、原告が準備した衣装と設営したステージ代金557万円余りの支払いを求めて、平成26年8月18日にハウステンボスを訴えていたもの。
 

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業務停止命令~訪問販売~㈱リオ~リフォーム工事

中国経済産業局は、外壁や屋根工事のリフォーム工事業者である、訪問販売業の㈱リオ(栗秋省二社長、福岡県北九州市)に対して、平成28年2月20日から平成29年2月19日までの12ヶ月間、新規勧誘と申し込み受付、契約締結を停止するよう命じた。
簡単に言うと、今後1年間、営業するな、ということ。
ひじょうに悪質な勧誘だったのだろう。
しかし、こういった業界に従事したことのある面々は、営業停止命令を受けたところで、会社名を変え、本社所在地を変え、おんなじことをするものだ。
顔と名前をさらすべきだ。

中国経済産業局が発表した事業会社の概要は以下のとおり。
商号:㈱リオ
代表:栗秋 省二
本社:北九州市小倉北区魚町2丁目6-10
支店:山口支店、尾道支店、鳥取支店、豊岡支店、
長崎支店、熊本支店、鹿児島支店
設立:平成23年3月1日
資本金:500万円


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クロキ創建~破産~融通手形の果てに

旧聞になるが、1月29日午後4時、㈱クロキ創建(北九州市若松区)の破産手続き開始決定が、福岡地裁小倉支部で下りていたことが判明した。
破産管財人は河合勇治弁護士(河合法律事務所、北九州市小倉北区、電話093-551-5131)で、財産状況報告集会・廃止意見聴取・計算報告の期日は、平成28年4月26日午前10時30分。

同社は1年余り前に大きな注目を集めていた。
平成26年12月19日事業を停止し、その後破産を申し立てた㈱松尾ガス風呂センター(小倉北区)が主導する融通手形グループの1社に挙げられていたからだ。
商号はいささか古めかしいが、松尾ガス風呂センターの業績は立派なもので、平成25年11月期は過去最高となる売上7億7800万円を計上、当期利益600万円を挙げ、優良企業として知られていた。
どういう意図で、松尾ガス風呂センターが融通手形グループを主導することになったのか理由は不明だが、融通手形を割引していたサンファクター(小倉北区)が11月13日破産を申請、そしてグループの1つ西村住宅産業も11月27日破産申請となり、12月19日グループの牽引者も行き詰まっていた。


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年初来安値を更新する企業が続出している中~ブルドッグがなんで?

昔、小戸の交差点、北西の角っこに、雑貨屋ブルドッグの店舗があった。
ファッション雑貨とやらに、ほとんど興味が無かったので入ったこともなく、通り過ぎるだけだったが、店が閉鎖したのはいつ頃だったろうか。
一応、ジャスダック上場企業であるため、決算期ごとに数字はチェックしていたが、営業損益段階から3期連続の赤字となり、平成27年8月期では債務超過に転落、昨年12月15日に12年前の上場以来、最安値である株価28円を付けたときも、特段の感想を持ったこともなかった。
ところがここに来て株価が急速に上伸しており、びっくりしている。
なにせ、2月9日の株価が年初来安値を更新した企業が765社ある中で、雑貨屋ブルドッグは、ストップ高となった5社の中の1社で、なおかつ年初来高値を更新した8社の中の1社となっているのだから。
どうやらこれは2月1日に、雑貨屋ブルドッグと、雑貨小売りのアクサス(徳島市)が共同持ち株会社アクサスホールディングス㈱を設立し、雑貨屋ブルドッグの代わりに上場すると発表したことがおおいに影響しているようだ。
3社ともに代表は久岡卓司氏。
さて今後の興味は、いつまで、そしていくらまで株価が上がっていくのか、となるだろう。

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上村建設~役員改選

受注量、業績、財務のいずれにおいても、福岡地区ゼネコンの中で常に業界トップにランクされている、上村建設㈱(博多区)は臨時株主総会および取締役会において、下記の通り役員が選任され就任した。
代表取締役  上村 秀敏   社長
専務取締役  五島 明彦   企画開発部・第三営業部担当
常務取締役  上村 英輔   社長室長(新任)
常務取締役  相良 友雪   第一営業部担当
常務取締役  藤貫 芳秀   第二営業部担当
取締役     安河内 俊弘
執行役員   南 陽一郎   リニューアル事業部長
執行役員   上之園 繁樹  統括工事部長

長弘秀治執行役員ならびに柿塚雄策相談役は退任。


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消費増税分を下請に支払わず!~公正取引委員会が勧告

まだあるのですね、消費税が5%から8%に上がってからそろそろ2年になるにもかかわらず、差額の3%を外注先に払っていなかった企業が。
それも資本金80億円、連結売上1000億円以上、おまけに企業行動憲章の筆頭では「法令・社会秩序の遵守」をうたい、4番目に「公正な取引」を挙げている企業グループが。

公正取引委員会は、㈱東光高岳(とうこうたかおか)が、電力量計の取替工事を外注していた企業に対し、消費税率引き上げ後、旧来の消費税率で外注費用を支払ったとして、消費税転嫁対策特別措置法の研修を行うなど、社内体制の整備のために必要な措置を講じるよう勧告した。

商号:㈱東光高岳
本社:東京都江東区豊洲5丁目6-36
代表:高津浩明
資本金:80億円
業種:電力機械器具などの製造販売工事
業績:平成27年3月期
連結売上 1,114億4,000万円
経常利益    14億8,000万円
自己資本比率 42.6%

もちろん、既に未払いだった差額分はすべて支払われている。
しかしこれにはやはり、東京電力の業績悪化が影響しているのだろうか。


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破棄の横流し

カレーチェーン店が使用している、トッピング用の数種類のカツに、不純物が一部混入した形跡があったため、産廃業者に破棄処分を依頼したところ、その商品を処分せず転売した事実が発覚、連日マスコミが大きく報じている。
破棄を依頼された産廃業者は、依頼主に対し「管理票」を提出するのが決まりだが、管理票の作成に不正行為があったようで非常に悪質だ。
商品を破棄するには処分費用が必要で、産廃業者には依頼主からその費用支払われているはずだが、それをマルマル受け取りながら、更に商品として横流しして格安で販売すれば、どの様に安く売っても全額が利益になる計算で、商業道徳に違反するどころではなく、立派な犯罪である。

これと同じ様な行為が福岡市でも行われている。
福岡市が発注した、アイランドシティに建設中の青果卸売市場建設工事現場から発生した土砂を、粕屋郡の処分場で処分すると契約しているにもかかわらず、指定された場所に土砂を運ばずに、同じ粕屋郡の住宅造成地に運び込み、処分料を詐取する例が出てきた。
福岡県や福岡市が指定している粕屋郡内の埋め立て処分場は、持ち込まれた土砂が山の様に大きく盛り上がっており、最近の異常気象でよくあるゲリラ豪雨にでも見舞われると、土砂が近隣の住宅街に流れ出る恐れがあり、周辺住民の心配のタネ伴っている。
過去に福岡県内では、処分場に持ち込まれた土砂が会社の倒産で放置された結果、周辺に流出して問題になった例もあり、早急な監督官庁の指導が望まれる。


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