救いの神か、それとも・・ 資金繰りを頼った結末は

(08年4月号掲載)

中小企業倒産防止開発機構のHP昨年から続く原油高は、多くの中小企業を直撃している。何とか年度末を乗り切り安堵している経営者も多いことだろう。

「当座の資金繰りをどうしたらいいのか」。悩める経営者の元へ、ある日ダイレクトメールが届く。株式会社中小企業倒産防止開発機構―「日本初の債務保証システム」「総合的な見地から中小企業を支援・救済」。

ワラにもすがる思いで飛びつく経営者。会社を訪ねてみると、立派な構えの応接室と礼儀作法の行き届いた接客が待っている。苦しい立場にある者の心を揺さぶる言葉。「この会社に助けてもらおう」。相手の言う通りコンサルタント契約を結ぶ。その先に待っているのは・・。 


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厳しい状況続くサニックス

鹿児島を発祥の地とするイモ焼酎などのいわゆる本格焼酎がブームとなって久しい。かつては気軽に飲む安い酒であったが今や格が上がり、一流ホテルのバーでも飲めるようになった。 1升数万円もする銘柄も現れ、庶民には高嶺の花となる一方、偽物が出回るなどの社会問題も起きている。

日本酒に陰りが見え始めた酒屋が、副業にシロアリ駆除を始めたのが会社設立のきっかけとなった「サニックス」(福岡市博多区)。時代の波に乗って全国に展開、売り上げは右肩上がりで伸び、企業家の夢である株式の公開を行うまでに成功した。


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映画「ちんどん」本番撮影スタート 桜満開の春日公園で

  (08年4月号掲載) 

フランスでの上映を目指す自主製作映画「Tchindon ちんどん」(柴田洋一監督)の撮影が2日、県営春日公園で本格スタートした。

2月には宣伝用の映像を福岡市・能古島(西区)で撮影していた(本紙既報)が、本番の撮影は今回が初めて。この日は「アダチ宣伝社」(福岡市)の安達ひでやさん率いるチンドン屋が、桜をバックに演奏するシーンを撮影した。


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ガソリン代めぐり四面楚歌 「福田丸」の浮沈は?

(08年4月号掲載) 

昨年9月、病気を理由に突然、政権を投げ出した安倍晋三"無責任"内閣。「若手の不始末の後処理は温厚で責任感あふれる老練を起用すべし」との発想からか、総裁選では福田康夫氏が麻生太郎氏を敗って、総裁の椅子を手中に収めた。


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失われた才能再認識 造形作家・寺田太郎氏の遺作展

(08年4月号掲載) 

昨年12月、飲酒運転による交通事故で亡くなった造形作家、寺田太郎さん=当時(46)=の遺作展が、佐賀県吉野ヶ里町のアトリエ「AMPギャラリー」で3月20日から開催されている(HP既報)

鉄を使ったオブジェや看板、照明などを製作していた寺田さんは、ここ数年で急速に評価が高まっていた。これからの活躍が期待された矢先の事故だった。

集められた作品は動物や鳥をモチーフにしたオブジェが中心で、いずれも寺田さんの豊かな才能をあらためて感じさせるものばかり。寺田さんの誕生日の4月2日に開かれた「キャンドルナイト」を取材した。 


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変化の前兆? 行橋市議会議員選挙

九州ではこのところの雨で桜の花も散り、早くも爽やかな新緑の季節を迎えている。国会では与野党の激しい攻防が続き、再び総選挙の兆しが見え始めており、地元衆院議員の事務所内にも緊張感が感じられる。

そんな状況下で4月13日に行橋市議会議員選挙が行われ、即日開票された。今回は現職4人が落選するという思わぬハプニングが起こり、何かの前兆ではないかと思われてならない。


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ベスト電器 「しわ寄せ」を子会社に!?

家電製品を販売していたことが社名の由来となった「ベスト電器」(福岡市博多区)。扱う商品の幅を広げて売り上げを伸ばすとともに全国展開を行い、かつては業界トップに君臨したこともある。

だが、ヤマダ電機やヨドバシカメラなど他社の激しい追い上げを受け、現在は家電量販店業界7位に転落している。


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胡弓の夕べin唐津

 

趙国良先生(右)と西村美和さん来たる5月14日、アクロス福岡シンフォニーホールにおきまして、チャリティーコンサート「第16回中国音楽の夕べ~趙国良と中国を代表するソリストたち」(福岡県民新聞社後援)を開催いたします。(詳細・お問合せ先)

これに先立ちまして、趙先生のお弟子さんである西村美和さんの佐賀県立唐津東高等学校卒業・北京中央音楽学院留学記念として、唐津市でコンサート「胡弓の夕べ」を開催いたしました。

 


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【お知らせ】「第16回中国音楽の夕べ」 開催

初夏のひと時、中国悠久の音楽を楽しんでみませんか? 

胡弓の趙国良氏チャリティーコンサート「第16回 中国音楽の夕べ~趙 国良と中国を代表するソリストたち」(本紙後援)を開催いたします。

【出演】
胡弓     趙 国良 

 笛            戴 亜
 二胡         薛 克
 琴            江  舟
 楊琴         周 暁丹
 革胡         本田 實
 胡弓         西村 美和

【プログラム】
 ・風雪馬車
 ・江河水
 ・喜洋洋
 ・草原賽馬             ―― ほか

   *曲目は変更になる場合がございます

 


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亡き父に贈る「ありがとう」 ある居酒屋の張り紙から

(08年3月号掲載) 

居酒屋に貼られた1枚の張り紙最近の居酒屋では、店員みずからが書いたメニューや張り紙がごく当たり前になっているようで、その達筆に驚かされることがある。

中にはちょっとしたエッセイなどもあり、飲むだけでなく「読む楽しみ」も増えた。

今回は、ふらりと寄った居酒屋でたまたま出会った1枚の張り紙を、ご紹介したい。(原文ママ) 

 


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造形作家・寺田太郎氏の遺作展

寺田太郎氏の遺作展那珂川町の南畑ダムのそばを通り、さらに佐賀県吉野ヶ里を目指して東脊振トンネルを抜け、新しく完成した道を下って行くと、最初の信号右手前に緑色をした工房とギャラリーがある。

造形作家寺田太郎氏がようやく世間に認められて、新しい作品の制作を行うための、希望に満ちあふれた工房になるはずだった場所だ。

だがその寺田氏は昨年暮れに飲酒運転の車にはねられ、46歳でこの世を去った。現在、彼の遺作展が遺族や関係者の協力で開催されており、会場では飲酒運転撲滅の署名活動も行われている。


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地域に支えられて歩む アトリエのぞみ

(08年3月号掲載) 

 

「アトリエ のぞみ」の作業風景「自治会や公民館、小学校、民生児童委員さんをはじめ、親身になっての応援を地域の皆さんからいただいています。特に民生児童委員さんは地元の高宮校区をはじめ近隣の校区から定期的にボランティアで来てくださって、本当に感謝しています」

こう話すのは、福岡市中央区白金2丁目にある小規模通所授産施設「アトリエのぞみ」の主任指導員、藤みよ子さんだ。

 


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倒産ラッシュ?

ねじれ国会は福田内閣の支持率を下げ、不安定な政局が経済界にも悪影響を及ぼしている。先の見えない状況に国民の不安は増幅し、4月からはあらゆる商品の値上げラッシュが予想され、国民の生活意欲は萎縮している。


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前原市の土地めぐり揺れる県(3)

日本は高齢化が進み、都市部でも産業が衰退すれば、若者は新しい職場を目指して移住する。高齢者の比率が高くなると都市に元気が無くなり、活気は消えてさらなる高齢化に拍車がかかる。

「日本一元気都市」の評価を受けている福岡市は、商業ビジネスのノウハウが集積し、アジアに向けての情報発信基地となった。加えて福岡都市圏には大学や専門学校が新設されて若者が集まり、それが大きなエネルギーと化している。その爆発力は計り知れず、海外資本からも高い投資評価を受けている。


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前原市の土地めぐり揺れる県(2)

前原IC南地区にリサーチパークを建設するために県が取得した土地から、基準値を上回る鉛やヒ素が検出されたことについて、福岡県3月議会で民主党県議が質問することになった。これを事前に察知した自民党サイドは、内容についてあまり知識のない所属議員に、早めの質問を行わせるという「作戦」を採った。


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ギニアビサウからの手紙 第3回 【下】

ギニアビサウは魅力的ではあるけれども、良い所だけではないのです。日本とは違う―そのことはよく分かっているつもりですが、実際に現地で生活するということは、きれい事だけではすみません。日本では想像もできない現実の中で、自問自答を繰り返し、鍛えられながら活動しています。

今回もトモミさんの手紙から・・。題して「ラドロン」。

 

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吉田宏・福岡市長と城東ビル

福岡市中央区の警固小学校前にある城東ビル。初代の所有者は福岡市の市議会議員で、30数年前に幹線道路沿いに建ち、建築当初はデザインも優れた賃貸ビルであった。

ある時、所有者が市議選に出馬する際、選挙資金を悪名高い高利貸しのM氏から借りた。市議は落選し借金は返済できず、ビルの所有権はM氏に移り、前所有者はショックで病に倒れ他界したと聞いている。


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柳川市化粧品工場 今後どうなる? 問われるトップ2人の姿勢

 (08年3月号掲載) 

閉鎖されたP社化粧品工場これまで再三報じてきた旧大和町(現柳川市)のP社化粧品工場問題。昨年、福岡大教授が行った土壌調査の最終報告がこのほど、議会に提出された。

だが「有害性はない」などとする内容に、ある関係者から「以前教授が話した内容と違う」と批判も出ている。

これに絡み、調査依頼後、大泉勝利副市長が教授を訪れる一方、P社が使っていた薬品が有害かどうかを確かめるため「秘密裏」に県庁をたずねていた〝疑惑〟が浮上。さらに3月議会で石田宝蔵市長は、本紙に関して虚偽答弁を連発、柳川市トップ2人の姿勢が問われる事態となっている。

現在、P社は簡易裁判所に調停を申し立てているが、果たしてその行方は・・?


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前原市の土地めぐり揺れる県(1)

九州大学の移転に伴い福岡市西部地区や、前原市を中心にした糸島地区が、急速に発展している。福岡市営地下鉄への相互乗り入れから、佐賀県唐津市を起点とするJR線の新駅も建設され、駅前の区画整理で整然とした街が誕生し、昔ながらの田園風景も次第に消滅している。

特に前原市は、現市長が就任してからは近隣自治体との合併案も軌道に乗り、素晴らしい学園都市の誕生を予感させてきた。

 


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福岡の魅力 伝えたい 「ちんどん」主演の安達ひでやさん

(08年3月号掲載)

映画「ちんどん」の主役 安達ひでやさん先月号で紹介した自主製作映画「Tchindon ちんどん」。主演を務めるのは「アダチ宣伝社」(福岡市南区)の安達ひでやさん(43)である。

チンドン屋の全国大会で3度優勝するなどその道では「有名人」だ。「これまでチョイ役で出演したことはありますが、主演は初めてですよ」。

フランス・パリでの上映を目指し、間もなく本格的な撮影に臨む安達さんに、話を聞いた。


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