工場敷地の土壌を採取 柳川市と議会が再度調査へ

旧大和町(現柳川市大和町)が購入したP社化粧品工場をめぐる問題でこのほど、柳川市と市議会があらためて調査を行うため、敷地内を掘削し土壌サンプルの採取を行った。

市は今年5月、土壌を採取して調査・分析した結果「問題ない」との結論を出していた。だが一部の市議が市とは別に、独自に福岡大学教授へ調査を依頼。その結果「有害の可能性あり」と、双方の結果が食い違った。

このため、議会や市民らから「市の調査は信用できない」などと声が上がり、あらためて今回、調査をおこなうことになった。


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政局使って「頭の体操」を

防衛省の前事務次官夫婦が収賄容疑で逮捕された。格上げされたばかりの同省は検察の家宅捜索を受け「元の防衛庁へ降格させろ」といった声まで出る始末。次の「標的」はすでに名前が浮上している2人の大臣経験者と言われ、国会も緊迫した雰囲気になりつつある。総選挙の時期も含め、先行き不透明だ。


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「記者に文書渡した」あらためて主張 次回県関係者が証言へ

福岡地方裁判所二丈町教育長の女性問題を理由に「金を払わなければ公にする」などと脅し、6000万円を奪おうとしたとして昨年、恐喝未遂容疑で逮捕、起訴された不動産業、藤原正男被告(58)=福岡市早良区=の裁判が30日、福岡地裁(写真)であった。

本紙は、藤原さんが一貫して否認していること、ほかの2人が「藤原さんと共謀した」とする捜査段階の供述を翻し「激しく追及され、供述書に嘘の返事をした」と法廷で証言したことなどから、「供述の捏造、冤罪の可能性がある」と報じた。


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地権者会は解散、町長も「計画は白紙」(2)

計画の「復活」はありえない

こうした事情もあって、総会での決定はすっきりとした形ではなく、今後の状況が変化すればテーマパーク構想が再浮上する余地があるとも取れるものとなった。

そのためか、地権者会の方針決定を報じたマスコミ各社にも捉え方に温度差があったようで、計画継続に含みを残すかのような表現を用いた社もあった。

日本トレイドの山崎和則社長の「会からPSJの名称がなくなるだけで、実現の可能性はまだ残っていると理解している」との発言も、地権者会そのものが消滅するわけではないことを踏まえたものといえる。


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地権者会は解散、町長も「計画は白紙」(1)

hisayamaMAP2.JPGのサムネール画像久山町のテーマパーク計画で、建設予定地を所有する「PSJ(パラマウント・スタジオテーマパーク・ジャパン)久山地権者会」(国崎豊会長、約100人)は11月25日に総会を開き、「解散」を決定した。今後はPSJの名称をはずした上で、別組織として再出発する方針。

一方、鮎川正義町長は27日に開かれた町議会で「計画は白紙に戻った。地権者の意向を尊重したい」と発言。地権者・自治体が相次いで計画からの「撤退」を表明したことで、本紙がこれまで再三報じてきたように、ついに終止符が打たれた形だ。


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市民派市長の行く末は・・

(07年11月号掲載) 

当初は「市民派」として立候補し、見事栄冠を勝ち取った前福岡市長の山崎広太郎氏。だが当選直後から「看板に偽りあり」で、3期目の挑戦となった昨年11月の市長選でも保守系候補として自民・公明両党の推薦を受け出馬し、結局、落選した。


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久山町のテーマパーク計画 「事実上破綻」で今後は?

(07年11月号掲載) 

久山町のテーマパーク建設計画で、予定地のPSJ地権者会(国崎豊会長、約100人)が今月25日に総会を開き、誘致を断念して会の解散を正式に決定する。世間を騒がせてきた「ビッグプロジェクト」にいよいよ終止符が打たれる。

計画を進めてきた日本トレイド社(福岡市博多区、山崎和則社長)は、これまで少なくとも20数億円を集めたとされ、出資者らから責任を追及されるのは間違いない。

一方、ここへ来て論調が変化しているものの、これまで日トレ社の話に「丸乗り」してきた一部マスコミの姿勢も問われることになりそうだ。


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恐喝未遂事件で冤罪か “共犯者”は「彼は無実」

(07年11月号掲載) 

福岡県警前原署二丈町の教育長を脅し、6000万円を奪おうとしたとして昨年、3人の男が県警前原署(写真)に恐喝未遂容疑で逮捕された。この事件の公判で、2人の被告は脅した事実を認めたものの、捜査当局に「黒幕」とされた不動産業、藤原正男さん(58)=福岡市早良区=は「まったくの事実無根、捜査当局の捏造だ」と一貫して主張。ほかの2人も「激しく追及され、供述書に嘘の返事をした」などと、捜査段階での供述を全面的に翻し「藤原さんは無関係」と述べている。

近く判決が言い渡される見通しだが、無罪判決が出れば「冤罪事件」として、当局の捜査のあり方が厳しく問われることになりそうだ。


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法廷での証言の是非 RKB 報道の原則とは

(07年11月号掲載) 

RKB毎日放送二丈町の恐喝未遂事件の裁判で、 被告の藤原正男さんが「マスコミに情報提供したのが事実かどうか」が重要なポイントとなっている。

このため裁判所は、藤原さんが接触したとされる「RKB毎日放送」(福岡市、写真)の記者を証人として呼んだが、記者は尋問に対し「答えられない」と事実上証言を拒否した。

事実を法廷で話し藤原さんの主張を裏付けるべきか、あるいは「報道の原則」を守ることで、結果的に自分の取材源を“見捨てる”のか―。法廷での証言をめぐり、報道のあり方が問われる事態となっている。


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建設業界ブーイング 改正建築基準法施行から4カ月

(07年11月号掲載) 

今年6月20日から施行された改正建築基準法の影響で、全国で建築確認申請手続きが停滞。建築着工件数が大幅に減少している。2005年に発覚した構造計算書偽装問題(耐震偽装問題)を受け、確認申請の審査制度がより厳しく変更されたためだが、福岡の建設業界でも「このままでは業界からいくつもの企業が消えていくことになる」と「大ブーイング」が上がっている。

いずれは経済全体に深刻な影響をもたらすことも予想され、国土交通省をはじめとする行政の早急な対応を求める声がさらに高まりそうだ。  


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視覚障がい者が代表務める 「喫茶ポエム」 福祉作業所

(07年11月号掲載) 

喫茶「ポエム」福祉作業所も30年余の歴史を重ねる中で、その形態も多様になってきた。今回紹介するのは喫茶店。福岡市南区の大型団地「若久団地」の入り口にある「喫茶ポエム」福祉作業所(写真)である。

代表の橋口千寿子さんは自身が視覚障がい者。 「同じ障がい者の立場から視覚障がいを持つ人たちをサポートしたい」 と2004年に立ち上げたユニークな作業所である。


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「屋台を守る会」が発足  吉田重利会長に聞く

「屋台を守る会」吉田重利会長存続の危機に直面する福岡の屋台文化を守ろうと、このほど「福岡市の屋台を守る会」(吉田重利会長)が発足。多くの市民の理解と支持を得るため、現在署名活動を展開している。

本紙はこれまで「行政側の本音は屋台の消滅」と指摘。「存続のためにはあらためて議論が必要」との提言を行ってきた。

吉田会長は「多くの市民に屋台の現状を知ってもらい、行政側だけでなく屋台業界にも問題提起したい」と意気込む。元福岡市議の経歴を持つ吉田会長に、活動の狙いなど聞いた。

 


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優位一転、揺れる民主党 小沢代表の大連立騒動で 

(08年11月号掲載) 

街頭演説する稲富修二氏(中央)福岡・北九州両市長選の勝利、統一地方選での大幅躍進、参院選大勝。この1年間、「飛ぶ鳥を落とす勢い」だった民主党。しかし、小沢一郎党代表による「大連立騒動」で、有権者の見方は一変。厳しい状況に追い込まれることになった。

次期衆院選をにらみ、2区・9区をはじめ空白区への候補擁立を着々と進めてきたが、「政権交代を実現してほしい」との期待を裏切ったともいえる小沢代表の行動に、有権者らの視線は冷ややかだ。

一方の自民党も、国会議員と地元議員との間に生じた亀裂は依然として解消されていない。「年内解散」「年明け総選挙」の声も聞かれる中、両党の今後の動向が注目される。


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福岡市の国民保険料

福岡市の国民保険料は他の政令都市に比べて非常に高いと言われてきたが、ついに市民による国民保険料値下げの署名運動が始まり、2カ月の短期間で10万人を超える署名が集まった。

運動を行っている「国保を良くする福岡市民の会」のメンバーによると、最終締切予定日である12月13日までに、「14万人を目標にがんばる」と張り切っている。


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エフ・エー・シー事件裏話

(07年11月号掲載) 

「エフ・エー・シー」(福岡市)詐欺事件で、代表をはじめ関係者が多数逮捕された。当局の捜査が進むにつれて、経営の実態が解明され、マスコミが報じている。100万円の投資で毎月5万円の配当を謳ってはいたが、当初から破綻は予測されていた模様で、集めた現金の4割は配当に回していたという。過去の詐欺事件に比べると、ある意味非常に「良心的」ではなかろうか。

 


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都築学園グループのトップ

全国有数の私立学園に成長した都築学園グループ。同学園内において絶対の権限を持つ都築泰壽総長が、大学職員に対する強制わいせつ容疑で福岡県警と筑紫野署に逮捕された。

40年前までは福岡市南区の私立高校であったが、今や全国に大学をはじめ45校を運営するトップクラスの私学として認知されていただけに、学園側も総長の不祥事に驚き担当職員は対応に苦慮している。


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「鉄腕」稲尾投手の思い出

西鉄ライオンズの稲尾和久氏が、11月13日に70歳の生涯を閉じた訃報が、マスコミによって大きく報じられた。団塊の世代は「巨人、大鵬、卵焼き」だろうが、福岡に育った1つ上の世代は「神様、仏様、稲尾様」で、久し振りに聞く言葉が懐かしく、古いエピソードを書いてみた。


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プロの仕事で地域に根付く 「かうひい工房 ぺるる」

(07年10月号掲載) 

かうひい工房 ぺるる人1人すれ違うことができるだけの細い路地、常連客ときさくにやりとりする店の人。福岡市博多区の吉塚市場(商店街)は、昔の風情をそのままに残す数少ない市場だ。

精神障がい者小規模作業所「かうひい工房 ぺるる」(写真)はその一角にある。 ただ、そのたたずまいは写真でも分かるように、とってもおしゃれ。とくに昔ながらの市場の風情とは好対照で、障がいを持つ人の作業所とは分からない。


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駐車場整備し便宜図る? 「市長選支援」の見返りか

(07年10月号掲載) 

市営駐車場(柳川市筑紫町)市議会においてさまざまな問題が取り上げられ、石田宝蔵市長と市議の対立が鮮明になっている柳川市。本紙は9月号で旧大和町の工場買収について『P社に特別の便宜を図った』と指摘されても仕方がない」と報じた。 

今回は、柳川市内の市営駐車場(写真)に関して、同じく「税金を使って土地所有者側に便宜を図ったのではないか」と疑問に思われる例を挙げる。

一方、執行部のズサンな対応が批判された「漁業団地問題」について、関係者から「スタート時点でろくに議論しなかったツケ」「目的は事業そのものではなかった」とする声も上がっている。多額の県税も投入される大事業の問題点を明らかにする。


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疑惑に揺れる柳川 議会のチェック機能に疑問も

(07年10月号掲載) 

全協で質問に答える石田宝蔵・柳川市長旧大和町による化粧品会社P社工場の買収に絡む疑惑を、本紙9月号で報じた柳川市。その後、一部メディアが「旧大和町の同和団体への補助金支出が不適切」と報じるなど、石田宝蔵市長への追及が強まっている。

9月25日には柳川市議会が全員協議会(全協)を公開で行い、P社の問題や補助金問題が議論された。しかし、議員側の質問をのらりくらりとかわす石田市長に「これでは市長が議員にいじめられているようにしか見えない」とため息混じりに語る傍聴者も。

議会のチェック機能が働いているのか、疑問が残る結果となった。
(写真=全協で質問に答える石田市長) 


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遺産めぐる争いも現代風に‥

アダムとイブに始まる男女の仲も、2000年を超えるとその形態も変わりつつあるようで、最近では「男同士」「女同士」の関係も社会で受け入れられ始め、時折ニュースなどで報じられている。

とはいえ、日本での認知度はまだまだ欧米のレベルまで達しておらず、2人だけの孤立した別世界を築き、そこに他人が足を踏み入れることを拒否してきたのが現実ではないだろうか。老いて男女の仲は多少理解出来るが、同性同士の恋愛については、さすがに相談を受けても判断に苦しむことが多い。


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自民県連の内紛激化 国会議員vs地元議員 衆院選に不安

(07年10月号掲載) 

パーティーで挨拶する麻生太郎氏安倍晋三・前首相の突然の辞任から、福田康夫、麻生太郎の両衆院議員によって争われた自民党総裁選。これをきっかけに自民党福岡県連内の「国会議員vs地元議員」の対立の構図が一層強まった。

県選出の山崎拓、古賀誠両衆院議員は早々に福田氏支持を表明。だが地元議員らは予備選を行わず麻生氏に3票を投じた。激怒する国会議員側に対し地元側は「誰のおかげで選挙に勝ててると思っているんだ」と一歩も引かない。一方、民主党福岡県連は、自民の内紛を尻目に着々と「解散、総選挙」への準備を進めている。

来春にも実施が予想される衆院選だが、こんな状態ではたして自民は戦えるのだろうか。


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弾劾裁判の開始を審議へ 国側は「和解に応じる用意」!?

(07年10月号掲載) 

福岡地裁小倉支部田川市の鉄工所に対する融資をめぐる一連の裁判に絡み、原告側が出した福岡高裁・地裁の裁判官12人(うち2人はすでに退職)の罷免を求める請求について、弾劾裁判所訴追委員会(東京)が弾劾裁判を開くかどうか審議する方針であることがわかった。

一方、一貫して原告側の訴えを退けて来た裁判所が、所有権確認訴訟でこれまでの判断を根本から覆す原告有利の判決を出し、その上で国は「話し合いに応じる用意がある」と、訴追委員会の動向によっては和解の可能性があることをほのめかしている。

弾劾裁判の開始をめぐって原告と被告とのせめぎ合いが展開されており、裁判は大きな転換点を迎えている。
写真=福岡地裁小倉支部)


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