毒グモ 人工島でも発見 福岡市は正確な情報隠す(1)

(08年10月号掲載) 

セアカゴケグモ<参考>先月、外来種の毒グモ「セアカゴケグモ」(写真=福岡市HPより)が福岡市東区で相次いで発見された。マスコミも大きく報道、市民に注意を呼び掛けたため、ご記憶の方も多いことだろう。

ところが、人工島(同区)のこども病院移転予定地そばの公園で発見されたことについては、市当局が情報を意図的に隠すなどしていたことが明らかになった。この時期、病院移転をめぐる議会審議がクライマックスを迎えていただけに、イメージダウンを恐れたとみられる。

一方、移転問題に関する一部民放の報道を市幹部が「偏向報道だ」と批判しているとの情報が。こうした市の姿勢・体質こそが、移転問題の本質を浮き彫りにしているというほかない。


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ビジネスと詐欺行為 紙一重の間

(08年10月号掲載) 

大手マスコミでは取り上げにくい内容でも、本紙では小回りをきかせて対応し、紙面やホームページの「福博噂話」「J氏の独り言」などで紹介。読者から「参考になった」「助かった」と喜ばれる例もある。

営業拠点を福岡に置き、マンション管理業務を主体に急成長した「丸美」(中央区)。本紙では早い時点からリゾート会員権の販売を疑問視し、会社の業務内容について報じていたが、8月に破綻したことからマスコミでも取り上げられるようになった。


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各陣営事実上スタート 衆院選へ向け集会・街宣始まる

 (08年10月号掲載)

支持者に囲まれる太田誠一氏

「麻生太郎氏の首相就任直後にも」とされていた衆議院の解散・総選挙は、米国発の株価下落が世界的規模となり「景気対策を優先する」との意向を麻生首相が示したため、先延ばしとなりそうな様相を呈している。

だがすでに各陣営は「11月末総選挙」を想定し事務所を開設。集会や街宣活動を行うなど「Xデー」をにらんで走り始めている。

派閥の領袖など自民の大物現職が多い福岡。舌禍事件で大臣を辞任したり政権交代を目指す民主党の標的とされるなど、有権者の「自民離れ」とあいまって、本紙既報通り一部の議員にとっては極めて厳しい状況が予想される。


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11月か来年か 総選挙の日程左右する金融恐慌の行方

解散・総選挙をめぐってさまざまな情報が飛び交う中、主役である麻生太郎総理の毎夜の飲食行動が話題になっている。野党から批判の声が上がる一方、麻生総理が「ホテルのバーは安全で安い」と反論。マスコミも総理とのやりとりを詳細に報道する一方、ボトルキープの料金やカクテル1杯の値段までも面白おかしく取り上げる始末だ。

毎日続く激務の中、ストレス解消策としてある程度は理解したいが、1国の総理として周囲の目が気にならないのだろうか、とも思う。世界規模の金融恐慌に対する景気対策を考え国民の生活を優先すると言っているが、総理の気持ちを理解している自民党議員がはたして何人いるのか、疑問を持つのは私1人ではないだろう。


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トラブルに発展する可能性も 共和化工

首脳会議などで地球温暖化・環境問題が大きなテーマとして取り上げられ、一般市民にも「エコ」なる言葉が浸透している昨今。人口増加に伴って排出される物資による汚染が大きな課題となっており、地方自治体でも独自の取り組みが進められている。

そんな時代のニーズに応えて、「共和化工」(東京)はあらゆる分野の処理研究を行い、その技術力は高く評価されてきた。順調な受注に加え、その後のメンテナンスも好評を得て、取引先だけでなく金融機関からも信頼を得る優良企業として認知された。


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医師会内部の対立に発展か 杉町氏ら人工島移転支持で

福岡市立こども病院(中央区唐人町)福岡市立こども病院(中央区唐人町=写真)の移転問題で、このほど同市内の病院長やら医師会幹部らが記者会見を開き、こども病院の移転整備場所は人工島(東区)が最適とする考えを表明。これを受けて医師会内部からは「門外漢の外科医らがいきなり支持を表明するとは何事か」などと批判が高まっている。

人工島移転については専門医の代表らが9月、移転の見直しを求める緊急提言を市や議会に提出している。にもかかわらず医師会幹部らが人工島案支持を明らかにしたことで今後、移転の賛否をめぐって会が二分する可能性も出てきた。今後の医師会の動向が注目される。 


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ベスト電器 破綻は回避されたが・・

かつて「志多組」(宮崎市)、「丸美」(福岡市)、「ディックスクロキ」(同)の3社を、各企業名の頭文字を取って「S、M、D」と報じたところ、志多組と丸美が破綻。ディックスクロキは現在のところ小康状態を保っているが、同社を取り巻く環境は決してよくはない。

米サブプライムローン問題に端を発するニューヨーク株式市場の乱高下は、即座に世界の金融市場に波及。日本国内では早くも銀行が破綻するとの噂が流れ、政局の不安定も加わって、経済は萎縮状態となっている。


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住宅街の隠れ家ジャズスポット 音響にこだわり 太宰府市

(08年10月号掲載)

西鉄二日市駅からほど近い住宅街。その一角にある、一見ごく普通の民家。だが実はここ、一部のファンの間で人気を呼ぶジャズバーである。

ジャズバー、ジャズ喫茶といえば福岡市・天神など繁華街にあるのが通例。だが「Jazz工房Nishimura」(太宰府市朱雀)は、オープンして1年足らずにもかかわらず、月3回のペースで開かれるライブには多くの客が集まるなどジャズファン、オーディオファンの「隠れ家」的な存在となっている。


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ようやく決定か? 解散・総選挙の日程

安倍晋三元総理に続き福田康夫前総理までもが突然政権を投げ出し、これを受けて9月に行われた自民党総裁選。当初から麻生太郎氏が勝利するのは確実とみられていたが、なぜか総理大臣に就任する前から「就任直後に解散、10月26日投票」という総選挙の日程が、決定事項のごとく流れていた。

ところが予想に反して麻生総理が「伝家の宝刀」を抜くことはなく、その後は1週間単位でずれ込んで行き、報道各社も「誤報」を連発する事態に。11月9日、11月23日が有力視された時期もあったが、ここへ来て11月30日の投票日が確定したのか、衆議院の先生方は一斉に走り始め選挙モードは全開となっている。


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古賀誠陣営幹部の無能ぶり

自民党選対委員長・古賀誠氏の選挙区である福岡7区。民主党は当初、前回の総選挙にも出馬した若手の中屋大介氏を候補者に予定していた。たがかなり早い時期から「より強力な対抗馬を」との声から「蓮舫(参院議員)クラスの女性に差し替える」といった噂が絶えず、古賀陣営も情報収集に躍起になっていた。

選挙はいわば戦争である。その中でも「情報」は極めて重要だ。「敵を欺くには先ず味方から」の諺があように、民主サイドと野田氏との交渉はさまざまな情報が飛び交う中秘密裏に行われた。民主のオファーに野田氏は数回の面談で決断、すぐさま東京で小沢一郎代表と面会したという。


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P社との調停 全容明らかに 柳川市 提案を「丸飲み」

(08年10月号掲載) 

閉鎖されたままのP社工場柳川市の懸案となっている、P社化粧品工場跡地問題。市は昨年末、P社側に損害賠償を求める意志を見せ、今春から同社と柳川簡裁で調停を進めているとされてきた。だがこれまでその内容は、公にされることは一切なかった。

このほど本紙は、調停内容に関する文書を入手。それによると、P社は「アスベスト除去費用などは最大半分まで負担する用意がある」と主張。市側はそれにほとんど反論することなく、合意寸前であることが明らかになった。

議会に諮ることなく処理費用の大半が市の負担となりそうな状況に、議会・市民の反発はさらに強まりそうだ。


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新たなる詐欺集団!? 零細業者を食い物に

これまで何度か報じてきた「中小企業倒産防止開発機構」(博多区)。資金繰りに追われている中小企業経営者から、契約書に基づいて約束手形を受け取り、融通手形の仲介を生業としている。ビジネスとして「手形パクリ」がまかり通り、数千万円の被害を被っても被害者は泣き寝入りせざるをえない状況だ。一体この世の中はどうなっているのか-思わずこう嘆きたくなってしまう。


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野田氏擁立の舞台裏 福岡7区 民主・自民県議が結託!?

 (08年10月号掲載)

記者会見する野田国義氏(中央)近く予定されている総選挙。すでに各陣営とも解散時期をにらみつつ、事務所を開設し街宣や集会を行うなど、本格始動している。

麻生太郎首相をはじめ派閥の領袖など大物自民議員が顔をそろえる福岡。中でも「道路族のドン」古賀誠氏のお膝元福岡7区(大牟田市など)では、民主党が予定候補者を差し替え、前八女市長で古賀氏の元秘書、野田国義氏の出馬が決定。一気に注目の選挙区となっている。

「打倒古賀誠」を目指し、水面下で進められてきた今回の候補差し替え。野田氏擁立の舞台裏を探った。


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いつになるのか総選挙

麻生太郎新総理が誕生する前から、衆議院の解散・総選挙が取沙汰され、マスコミは競ってその日程を報じていた。最初は総理就任直後に解散、10月26日が投開票日とのことであったが、そのうち11月2日、さらには9日と、ずるずると先延ばしに。この間にアメリカ発の金融恐慌が世界の市場を襲い、日本市場も巻き込まれた結果、株価が急落する事態となった。


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【お耳拝借!】笑わす門には福来る

笑リンピックより ヒーリングライター 米盛智恵子(08年9月号掲載)

米盛智恵子氏

ヒーリングライターって何だと思う方がおられるでしょう。ある時「文字を笑わせてみたらどうか」と、遊び半分で漢字を書いてみたんです。そうしたら「何かいい!」。気が付くとヒーリングライターになっていたんですね。

ヒーリングライターというのは世界に私1人です。自分で名付けたんだから当然なんですけどね。


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倒産防止開発機構の被害者

米国に端を発したサブプライムローン問題は、大きな津波となって世界の金融市場を襲い、日本でも株価は1万円を割り込む状態となっている。年末を控えたこの時期の景気悪化で、零細中小企業経営者は今後も資金繰りで苦しむことが予測される。


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見直し迫られる障害者自立支援法

(08年9月号掲載) 

作業に励む仲間たち福祉サービスの一元化や就労支援の強化などを掲げた 「障害者自立支援法」が05年10月に成立して、この10月で丸3年になる。施行は福祉サービス関係が翌06年4月から、施設・事業関係が同10月から。

同法は自立支援を掲げているものの、福祉関係者の間からは「逆に自立を妨げかねない」という批判も強い。

そこで、「福岡市障害者自立支援法を見直す会」代表で社会福祉法人さざなみ福祉会理事長の下川悦治さんに、この法律の問題点や障がい者の生活の変化などを聞いた。
(写真=作業に励む仲間たち)


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今度は建設業組合に売却!? P社工場跡地 執行部は否定

(08年9月号掲載) 

閉鎖されたP社工場本紙8月号で取り上げた柳川市(石田宝蔵市長)の工場跡地問題。旧大和町がP社から購入後、アスベストや産業廃棄物の存在が明らかになりその処理負担や用途がいまだに決まっていない土地を、地元建設業者N社に売却するという「仰天プラン」が囁かれていることを報じた。

ところが今度は「市の建設業協同組合に売却し『資材置き場団地』にする」という「新プラン」が進行中─との情報が。9月議会で質問を受けた大泉勝利副市長は「そんなことはありえない」と全面的に否定している。

このような「怪情報」の存在は、P社との調停もまったく中身が公にされないまま時間だけが過ぎている状況を、象徴する出来事と言える。
(写真=閉鎖されたままのP社工場) 


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解散、総選挙の日程は・・?

福田康夫前総理が政権を投げ出し、自民党総裁選挙が行われている最中から、総選挙の投票日が取り沙汰される事態となっていた。当初の雲行きから「10月26日投開票」を想定して投票入場券の製作を発注した自治体が、あまりにも早すぎて使い道も無く業者に処分を依頼した、とのニュースが報じられていた。


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被害者らが被害届提出 丸美

本紙でこれまで「S・M・D」と報じてきたうちの1社、「丸美」(福岡市中央区)は8月5日、福岡地裁に民事再生法の申請を行っていた。その後本紙の予想通り、リゾートホテル会員権の販売をめぐって、熊本市内の女性や鹿児島県内の男性から地元警察に詐欺罪で被害届が出されるなど、「被害にあった」との声が増え続けている。


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「K、S、B」3社の今後は・・

(08年9月号掲載)

朝夕の風も涼しくなり秋の訪れを感じると同時に、9月の中間決算を控えて各銀行の動きも活発になり始めている。そんな中、動向が注目される企業として「K、S、B」3社を本紙HPで取り上げたのだが、いずれも西日本シティ銀行の取引先で、ちょっとした偶然に驚いている。


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魚に託す日韓友好への思い 韓国人造形作家の個展から

(08年9月号掲載) 

韓国人金属造形作家・秦栄燮さん「海を泳ぐ魚に国境はない」。韓国人金属造形作家、秦栄燮さん(写真)個展「本能」がこのほど、福岡アジア美術館(福岡市博多区)で開かれた

秦さんは韓国・釜山市在住。福岡での展覧会・個展は4回目。今回は、玄界灘の魚をモチーフとする作品に、日韓友好の願いを込めたという。

昨年には癌に冒されながらも克服し、精力的に創作活動に励む秦さんに、作品へ託す思いを聞いた。

 

会場入り口の手前から、両側の壁に色とりどりの魚が並んでいる。魚たちはS字型になった会場を左右に分かれて泳ぎながら一番奥で合流、大きな群れとなる。

会場内にはステンレスでできた魚も並ぶ。「本能の赴くまま、海を泳ぐ魚。そこに、玄界灘をはさんで向き合うわれわれのあるべき姿を重ねました。今回は運搬の事情から、多くを布で制作しました」(秦さん)。

 


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ミニバブルはじけ 今度は「戸建て」がブームの兆し

1戸建ての住宅に住んでいると、利便性が高く機能的なマンション住まいに憧れるものである。ミニバブルの影響で福岡市都心部の地価は高騰し、それに便乗したかのように建築資材も値上がりした。当然マンションの販売価格も右肩上がりで、デベロッパーは瞬時ではあったが「わが世の春」を謳歌したのは事実だろう。


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宇美町の補助金不正受給問題

糟屋郡宇美町の行政区が公民館の増築工事を行った際、建設会社の見積書などの数字を水増しして請求、町の補助金を不正受給した事実が先日、表面化した。その結果、町が400万円の返還請求を区長らに行った。この問題は、当時の区長が会計責任者との親密な関係を利用して行ったもので、他にも公的な資金の流用があったように聞いているが、社会的制裁も受けたことから一件落着となったようだ。


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