カテゴリーアーカイブ: その他政治経済

大牟田市新体育館建設の不思議 ④ ■ CMR選考で2社中1社失格

③ 令和2年 事業者選定等支援業務(公募型プロポーザル方式・随意契約)

次は事業者選定等支援を担う業者、いわゆる コンストラクションマネージャー(CMR)と呼ばれる業者の選定である。
公共施設整備は、基本設計 → 実施設計 → 施工 という流れであれが、ここ数年、施工業者(デザインビルド方式を含む)の選定に、自治体が CMRの手を借りるケースが増えてきている。



発注者する自治体は、CMRからの技術的な助言・指導により 工事の品質を確保でき、事業全体を最適化することでコストダウンができるメリットがあるとされている。
CMRはその性質上、業務を設計会社が担っており、後述するが、ある意味 業界に創出された新たな業務と言える。

話を戻すが、CMR選定においては また不思議なことが起こった。
公募型プロポーザル方式で募集があったのが昨年7月、応募したのは2社、A社と 東証1部の明豊ファシリティワークス㈱だった。
1次審査では、A社の点数が上回っていたので 相応の実力を持つ設計会社だったと思われる。

ところが、1次審査後に応募要件を満たさない項目があったことが発覚したということで失格になり、2次審査に進めなかったというのだ。
結局、1社のみの審査で明豊ファシリティ―ファークスに決定、2552万円で契約が結ばれた。

事業者選定等支援業務も 基本設計に続き1社で決まる結果になったが、これは偶然と言えるだろうか。

ー 続 く ー

魔の三回生、武井俊輔衆院議員

自民党の武井俊輔衆院議員(46歳、宮崎1区、岸田派)の秘書が運転する乗用車が自転車と接触し逃げたことが報道されたが、本人も同乗しており 車検切れ、保険切れの車だったという。
車検代が払えないほど お金に困っていたわけではあるまい。

野党議員の「身の毛もよだつ」発言が話題になっていたが、さすが魔の三回生だけあって、自民党の先生も「お約束」 で 想定外の洒落にならないネタを提供して下さる。

武井氏については、「政権幹部が候補者差し替えも検討する」という話もあり、岸田会長も さぞかし頭が痛いところだろう。

NEXCOと大島産業(24) ■ 今後もひび割れが広がる可能性

専門家の指摘はまだ続く。

最悪なことに、その場所がグランドアンカー台座という耐震構造で重要箇所の付近であるため、将来の損傷劣化により機能障害が懸念されるとのことである。

そして、専門家が何より驚いたのが横方向のひび割れだ。
この道30年のベテランだが テキストですら見たことがない症状で、単なる粗雑施工の結果とは考えにくいというのだ。
「NEXCO中日本が 本当に調査をしたのか疑問で、心ある技術者なら100人中100人が問題ないとは言わないレベル」とまで言い切った。

そして、補修箇所のひび割れ幅の程度と 工事完了時期から、ひび割れの進行が停止したかどうかを 中日本は十分確認し 補修していないのでは、と疑問を呈した。
補修したとしても、ひび割れが広がる可能性があり、今後長期的に劣化、耐久性に心配がある構造物の可能性が高いということだ。

国立橋の場合、国道の歩道から確認できたが、「緑橋」のように高速道路からしか行けない橋梁でも、同様の施工がされている可能性がある。

弊社記事「NEXCOと大島産業(21) ■ 早期幕引きを図る声 (2021年4月28日)」で書いたように、仮に天から早期幕引きを図る声が聞こえたとしても、中日本は踏み止まるべきだ。
拙速な判断、妥協、うやむやな精算処理を行った場合には、後々粗悪な品質から起こった事故、不具合の賠償責任、補償義務は中日本となることに留意しなければならない。

ー 続 く ー

大牟田市新体育館建設の不思議 ③ ■ 基本設計に応募したのは1社のみ

ちなみに、805万円もの随意契約だったが 市のホームページでは公表されていない。
大牟田市の契約規則には、「工事に係る測量、設計等の委託契約 50万円以上」の随意契約は公表することになっている。

この点を尋ねたところ、基本計画は設計ではないので 規則に該当しないという回答だった。
厳密には設計ではないが、委託先は設計会社だ。
それに、該当しないから公表していないという理由は、情報公開制度の趣旨に反していると指摘されても仕方がないだろう。

 

② 令和2年 基本設計策定業務(公募型プロポーザル方式・随意契約)

基本計画の次は基本設計、大牟田市のホームページには、昨年5月に 公募型プロポーザル方式の公募が広告され、6月末に最優秀者が決定したことが書かれている。

書かれていることは間違っていない。
しかし、これだけ読むと 複数の業者が技術提案をしたように捉えられるが、実際に参加したのは ㈱山下設計1社のみ、 4741万円の契約である。

仮に指名競争入札の場合 1社入札は成立しないが、プロポーザル方式だったから 1社応募でもセーフだった。
審査した結果、同社の提案は素晴らしかったということだが、競争相手がいれば 更にいい提案があったかもしれない。
参加者が少なかった理由について市の担当者に尋ねたところ、「基本設計業務のみというのは 設計会社にとって旨味の少ないためでは」ということだった。

山下設計は、令和元年6月の基本計画の見積り合わせの際、予算額1500万円と分かっていながら 1500万円で見積った いわゆる 取る気がなかった業者だ。
業界大手の山下設計に 基本設計を取る旨味があったということか。
それとも何か他に メリットがあったのだろうか。

ー 続 く ー



 

 

NEXCOと大島産業(23)■ 中日本が問題なしとした国立橋

NEXCO中日本が昨年11月、大島産業との契約の解除を行い、耐震偽装箇所の「緑橋」「北原橋」「絵堂橋」において 中日本自身が再施工を行っているが、他の橋梁においても杜撰な工事を行っていた疑いが出てきた。



東京都国立市で中央自動車道が国道20号と交差する箇所にある「国立橋」、ここでも大島が耐震補強を行っている。
今 現地の橋台を確認すると、工事後1年も経たないのに、樹脂塗料にて幾筋もの補修後がある他、壁面から水が滲み出た白い筋が数箇所見られるのだ。
問題発覚後、中日本が調査報告を行った結果「品質的に問題無い」と発表した箇所である。

道路建設の専門家に 現況の写真を見せたところ、問題と思われる点を幾つか指摘してもらった。

まず、補修の跡が数多く見られ幅も広いことだ。
コンクリートの打ち重ねの箇所であろうか、白い横線の一部が剥がれ落ちており、後々剥がれ落ちが進行して、水分、酸素が侵入し内部の鉄筋の錆につながるという。



次に、壁の途中の白いシミと黒い筋が見られる。
壁の中に水の通り道があり、コンクリート中の成分を溶かして滲み出てきているもので、いずれコンクリートの中の鉄筋が錆びて膨張し、歩道に剥がれ落ちてくる危険性があるそうだ。

ー 続 く ー



 

 

甘い調査委員会報告

総務省接待で、NTTの澤田純社長ら16人が処分された。

Click→関係役員等の処分

オリンピック開催の是非で世論が揺れる中の発表に霞んで見えるが、決してこれで終わらせてはいけない問題だ。

一見厳しい調査結果の印象だが、調査をしたのは「NTTが設置した」特別調査委員会、「行政判断が歪められた事実は確認されなかった」と結論づけたことには、違和感を覚える。
何の見返りもないのに、高級官僚に高額接待を繰り返すお人好しはいないことは猿でも分かる。

NTT民営化後、分社化完全民営化を目指してきた方向性が、接待攻勢の後の昨年、NTTドコモの完全子会社化を国が認めたことは偶然ではないだろう。
これまでの政策と逆行することになったが、これこそ行政が歪められたことに他ならない。

身内の調査委員会が出した甘い結論に、誤魔化されないようにしなければならない。



 

大牟田市新体育館建設の不思議 ② ■ 基本計画の見積り、本気は2社

順を追って見ていく。

① 基本計画策定業務(見積もり合わせ・随意契約)

平成31年度(令和元年度)の当初予算では、1500万円が基本計画策定費用として計上されていたが、令和元年6月に 見積もり合わせで ㈱梓設計(東京都)に決定、契約金額は805万円だった。
見積り合わせとは、発注者(市)側が 市に登録した業者の中から、条件に合致した業者数社に見積もりを依頼した上で決定することで、随意契約となる。

そもそも 予算が1500万円の高額にも拘わらず、なぜ随意契約かという疑問がある。
通常、市町村が随意契約できるのは 工事または製造の請負においては130万円以下とされているが、性質または目的が競争入札に適しない場合は随意契約できると 法令で認められている。
確かに、総合体育館の基本計画なので 誰でも参加できる一般競争入札には適していないと思われるが、多くの自治体で「指名競争入札」や「プロポーザル方式」で業者選定が行われることが殆どだ。

見積り合わせの結果だが、見積りを6社に依頼、そのうち3社が辞退している。
残った3社が見積った金額は下表の通りである。



落札した梓設計が 805万円、パシフィックコンサルタンツ㈱が1189万円、㈱山下設計が 1500万円 と 金額にかなりの開きがあった。

予定価格は事前、事後も非公表ということだが、当初予算の額が1500万円ということは業者も調査済みだったはずで、このことから本気で取りに来たのは、梓設計とパシフィックコンサルタンツの2社だったと思われる。
それにしても、予算の半分近い金額で見積もった業者、その思惑は…?

ー 続 く ー

 

公務員に都合のいい制度

6月3日、育児・介護休業法の改正法が衆議院本会議で成立した。

来年4月から企業は対象の従業員に対し、個別に周知し取得を促すよう義務付けられるほか、産後8週間以内に計4週間の休みを2回に分けて取得できるようになるという。

そりゃあ、 大企業と公務員にとっては 目出度い話かもしれないが、小規模の企業の会社員や自営業者など、代わりになる人材のいない事業者には 全く関係のない話だ。

公務員に都合のいい法律が成立するたびに、違和感を覚えるのは私だけか。



 

被害者を訴えた逆切れ裁判 ⑤ ■ 1ヶ月で2度のもらい事故

この話はまだ奥が深い。

今回の事故の判決が出るまで提訴から3年を要したが、実は美風交通のバスは、この事故の1ヵ月前に、別のもらい事故を受けている。
美風交通が ラッピングバスの契約を締結した時から時系列に並べると、不可解な流れになっているのが分かる。

平成29年7月14日、 美風交通は 韓国資本の旅行会社S社(福岡市博多区)からの要請で、ラッピングバス2台 、2年5200万円の契約を締結する。
折しもインバウンド真っ盛り、アジアからの観光客が押し寄せ、観光バス業界は運転手不足に嘆いている時期だ。

美風交通は当初、大型バス保有の許可を持っておらず、九州運輸局から許可が下り次第 営業を始めることにした。
同年8月には、新世界とさらに3台追加して 5年約5億円相当の契約を結ぶことで協議を始めていた。

そして、同年10月19日、ようやく大型バス保有の許可が下り、10月23日からラッピングバスの運行を開始した。

ところが、開始から わずか6日後の 10月29日午前9時、博多駅筑紫口貸切バス有料駐車場で、信号待ちで停車していたところ、後方からタクシー(福岡市内)に追突され、マフラー付近が破損するという事故が起こった。
タクシーはバスにぶつかった後、バックギアに入れ、約20mほど後方にいたタクシーに更に追突するという奇妙な動きをしている。

バス運転手の話では、タクシーの後部座席には いかついの男が乗車していて、バス運転手に向かって暴言を吐き、タクシーは大破して廃車になるほどだったが、その男は連絡先も残さず 行方がわからなくなったという。

そして、その事故からわずか31日後、これまで報じてきた九州産交バスとの接触事故が起こった。

運行開始からわずか6日目に1回目の事故、そして そのわずか 31日後に2回目の事故、いずれも停車中のもらい事故、しかも 同じ時刻、同じ場所、これを偶然と言うのだろうか。

ー 続 く ー

大牟田市新体育館建設の不思議 ① ■ 50億円以上のプロジェクト

大牟田市の市民体育館は お世辞にもきれいとは言えない。
築47年が経過、耐震基準を満たしておらず、またバリアフリー対策もされていない、昭和の遺物だ。
市民から早期建て替えの要望が出るのは 当然のことである。

市は 新体育館建設のため、平成26年より基礎調査を開始し、市民の意見聴取を経て今年度実施設計から建設までを担う業者選定を進めているところで、同5年度中の完成を目指している。

市民が心待ちにする新しい総合体育館、大牟田市では滅多にない50億円以上のプロジェクトだ。
弊社も注目していたところ、これまで競争らしい競争がない業者選考が続いているという情報が入った。

令和元年以降、当事業に係るの業者の選考は以下の4つ、選考方法を整理してみると次のようになる。

① 令和元年 基本計画策定業務(見積もり合わせ・随意契約)
② 令和2年 基本設計策定業務(公募型プロポーザル方式・随意契約)
③ 令和2年 事業者選定等支援業務(公募型プロポーザル方式・随意契約)
④ 令和3年 実施設計及び新築工事業務(公募型プロポーザル方式・随意契約)

調べたところ、確かに ①から③まで 参加業者は少なく すんなりと決まっていた。



ー 続 く ー



 

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太陽光で人生狂う・テクノシステム

最近は、太陽光発電事業や 電力小売事業で 一時は成功を収めるも転落したというニュースが続いている。要因は様々だが、比較的若い経営者が多い。

東京地検に詐欺容疑で逮捕された  ㈱テクノシステムの代表者、生田尚之氏(47)も、太陽光発電事業に手を出して 人生が狂った様だ。

尚之氏の父親は、発電所や産業プラントのコンサル会社を経営した後、ものづくりの原点に立ち返りたいとして会社を売却し新会社を設立、厨房のフードサーバー等の装置を開発するなど、世界各国で50近くの特許を取得した仕事人だったという。

その父の熱意と技術を継承し 尚之氏は2009年に独立創業、当初は河川や海水の淡水化装置の開発販売を主に地道にスタート、2010年の1期目の決算では2億932万円を売り上げた。
またフードサーバーがメディアで紹介されるなどして知名度を上げ、2013年の4期目には 11億2747万円と着実に伸ばしていった。

その頃から太陽光発電事業に参入、動く金額の大きさが 感覚を麻痺させていったのではなかろうか。
2015年の6期目の決算では104億1514万円とあっさりと100億を突破、10期目となる2019年には年商約161億3900万円を計上するまで急成長を遂げた。

株式上場も目前で発覚した今回の粉飾事件、同社は間もなく東京地裁へ民事再生法の適用を申請する予定で 負債総額は150億円と言われている。

父親が築き上げたものまで一瞬で壊してしまった尚之容疑者、太陽光発電事業にさえ手を出さなければ 人生踏み間違えることはなかっただろうが、悔やんでも悔やみきれないだろう。

山尾さん、それはちょっと!

月刊WiLLという雑誌がある。
思想的には右、著名な論者が揃い 相応の読者を掴んでおり、桜や森加計問題で世論が政権批判をしても、常に安倍前総理に寄り添ってきた、言わば 一本筋の通った雑誌である。

そのWill7月号の 宣伝広告を目にした。
そこには、「立憲民主は『日本に必要ない政党』」という扇動的なタイトルも見られたが、「もう黙っていられない中国の人権弾圧  - 山尾志桜里」というタイトルにはギョッとした。

まず、何故山尾さんがここにいるのという疑問が湧いたが、立憲民主を離党後、国民民主党に入党、最近は憲法論も保守系に近い主張で、ゆくゆくは自民党に入党を目論んでいるという噂は やはり本当だった様だ。
二階幹事長の目が黒いうちなら それも可能か。

それと、「もう黙っていられない」という修飾語、中国の人権弾圧に対して 言いたいことがあるのは理解できる。
だが、「もう黙っていられない」に世間はどう受け止めるだろうか。

週刊誌報道に対して、質問をかわして肝心なことに応えず ダンマリを決め込む山尾さん、無理があるんじゃないですか?

被害者を訴えた逆切れ裁判 ④ ■ 停車中のもらい事故で30%の過失?

令和3年5月13日、熊本地方裁判所(佐藤道恵裁判官)が判決を出した。

予想に反し、過失割合を 被告(美風交通) 30%、原告(九州産交バス・三井住友海上保険) 70%とし、
1)九州産交バスが支払った修理代 免責分10万円のうち、被告は原告に3万3000円支払う
2)三井住友海上保険が支払った102万4000円のうち、被告は原告に 30万7200円支払う
3)美風交通の修理代金 190万円のうち、原告は被告に 146万3000円支払う
とした。

停車していたにも拘わらず 過失割合が30%という判決に首を傾げざるを得ないが、過失理由は 原告の主張をそのまま認めた格好だ。

また、美風交通が反訴の中で求めた修理中の営業補償 ほか 修理後の不具合に関する請求は一切認めなかった。

美風交通は、判決文の中に事実誤認が随所に見受けられることもあり、控訴を予定している。

裁判の判決もそうだが、この事故は最初からおかしなことの連続だったという。

ー 続 く ー



 

潔い男の引き際・富山2区

5月25日、富山県の自民党県議の上田英俊氏(56歳、6期目)が、次期衆院選富山2区から出馬する意向を表明、激震が走った。
前日には、現職で元1億総活躍兼沖縄北方担当相の宮腰光寛氏(70歳、8期目)が 9選出馬を目指して 結束を確認したばかりだった。

保守分裂選挙となるかと思いきや、その後の対応が早かった。
翌26日、宮腰氏が記者会見し、次期衆院選には出馬せず政界を引退することを発表したのだ。

「今回は出馬し、次回は世代交代を考えていた」ところまでは 福岡5区の原田義昭氏と同じだが、分裂選挙は避けなければならないということを優先し、上田氏が立候補を表明したことで、「決断を下すのであれば、いつまでもぐずぐずしている訳にはいかない」と述べたという。

即断・即決・即実行、潔い男の引き際として、地元関係者は歓迎している様だ。

被害者を訴えた逆切れ裁判 ③ ■ 子どもの屁理屈のような主張

この事故を裁判所で使われた資料を基に図解する。

美風交通バス(以下美風バス)と九州産交バス(以下九産バス)は当初、2台とも停車場の枠の中にいた。・・・(A)(ア)
その後、2台とも同時に並走する形でロータリーに進入したところで、美風バスが九産バスの動きを見て停車(C)、九産バスは一旦停車する(ウ)も、右側の確認だけして左側の安全確認をしないまま左折進行し、接触したものである。・・・(C)(エ)

裁判の判決文に記載されている 原告(九州産交バス・三井住友海上火災保険)の主張は、
「九産バスが、駐車場からロータリーに先行して進入して、左後方の安全確認不十分なまま左折進行したところ、美風バスが、右前方の九産バスの動静に注意し、九産バスの走行経路内に美風バスを進入させない義務があるにもかかわらず、その確認が不十分のままロータリーの左折経路まで前進して停止した結果、事故が発生した」
というものだ。

まるで 子どもの屁理屈のような主張で 目を疑った。
例えば2台同時に発車することはある。
片方が気づいて停車して、もう片方が気づかずにそのまま進行を続けたことで接触した場合、停車した方にも過失責任があるということになる。

停車していても バスにぶつけられたら、こんな結果もあることを肝に銘じておかねばならない。



ー 続 く ー

 

タレント市長の評価・中間市 ④ ■ 「V字回復の秘策」を待つ市民

6月6日の 中間市長選挙告示まで2週間を切った。
今年3月までに福田市政に異を唱える立候補予定者が相次ぎ、市議会副議長の梅沢恭徳氏(33)、社会福祉法人理事の俵邦子氏(67)、元市消防署長の嶋津淳一氏(67)、市議の植本種実氏(72)の4名が名乗りを上げていた。

一方の福田健次市長は、選挙の半年前に議会で再挑戦を表明するのが一般的だが、3月25日になってやっと2期目への挑戦を表明、3ヵ月前というあまりにも遅いタイミングである。
市民の反発が続き市長職に嫌気がさしていたが、それでもその後 候補者が増え、現職有利になったことで勝算ありと踏んだのでは、と関係者の間では憶測を呼んでいた。

ところが5月12日になって、梅沢氏と俵氏が立候補の取り止めを発表、植本氏と政策協定を結び 支援することを発表、福田氏にとっては 候補者が減る予想外の展開になった。
現時点で、福田氏、植本氏、嶋津氏、3人の争いとなりそうだ。

福田氏の頼みの綱は、後援会長の片岡誠二県議(自民党)と、不動産や医療・介護まで幅広く手掛ける地場有力企業グループだが、自民党中間支部も一枚岩ではなく県連の推薦を取り付けるまでには至らなかった様だ。

福岡のアイドルグループと市の広報活動で業務提携する等、見せ方は上手い福田市長だけに 若者票や浮動票を相当数 獲得すると思われるが、昔から中間市に愛着を持つ人々は、福田氏が「V字回復の秘策」について語るのを首を長くして待っている。

(了)

「五輪開催」と言う勇気

緊急事態宣言のあおりを受けて、子どもたちの運動会が中止になった。

最近は、東京オリンピック・パラリンピックの開催について 後ろ向きな意見が大勢を占めてきてた。
また、大手新聞社が行った世論調査では、「中止すべきだ」40%、「再び延期すべきだ」23%と 合わせて6割を超えた。
野党は国会で中止の判断をすべきだと迫り、菅総理は相変わらず壊れたレコードのような答弁を続けている。

5月24日の地元紙に「里山資本主義」等の著書で知られる 藻谷浩介氏の提言が掲載されていた。
これまでの 政府の水際対策の不備を指摘し、東京五輪は「全集中」して開催を!という内容だったので 目を引いた。

アメリカでは マスターズで松山選手が優勝、エンゼルスの大谷選手が大活躍しているが、現地の死者数や陽性者数が 東京より多い中で、万全なコロナ対策を施しての開催ということを紹介しながら、「私たちは 松山選手や大谷選手を応援する一方で、池江選手に我慢しろと言えるだろうか」と問いかけ、更に「無観客でも無報道でもいいので、とにかく選手たちを一生に一度の機会に競わせてはあげられないのか」と結んでいる。

開催強行の裏にIOCや一部の企業の利権や 菅総理の続投の思惑もあることが囁かれている。
最近は オリンピック開催!を言うと 袋叩きに合いそうな雰囲気もある中で、藻谷氏の勇気ある意見に感動した。



 

 

被害者を訴えた逆切れ裁判 ② ■ ぶつけた側が修理費を請求

九州産交バスの修理費用は112万4000円、そのうち 免責分10万円を九州産交バスが支払い、残り102万4000円を三井住友海上保険が負担している。
そして、平成30年6月、九州産交バスと三井住友海上は 連名で、美風交通を相手取って それぞれ10万円と102万4000円の支払いを求める裁判を起こした。

停車中の車に接触した側が、自車の修理費用 全額を請求する裁判というのは あまり聞いたことがない。
合計金額が わずか112万4000円、提訴したのが 九州のバス業界の雄、九州産交バスと 天下の三井住友海上保険だ。

九州産交バスの担当者は 全て保険会社に任せてあるということで、取材に応じなかった。
三井住友海上保険は本社広報を通じ、係争事案については主張は法廷にて行うべきであり、当社の主張は訴訟において明らかにした通りという回答があった。
三井住友が法定で訴えた主張は、
美風交通のバスの停車位置が悪かったということである。

停車中にぶつけられた上に 修理費用まで請求された美風交通だったが、当然過失はないものとして112万4000円は支払う意思はなく、反対に 平成31年2月、破損した美風バスの修理費用約190万円と修理中の営業補償を求めて反訴した。

ー 続 く ー



 

タレント市長の評価・中間市 ③ ■ 際立つ発言の軽さ

中間市の人口は 現在約4万人、国立社会保障・人口問題研究所の将来推計では、2045年までに 2万8248人に減少し、高齢化が進むとされている。
福岡県下では 福岡都市圏以外 殆どの自治体の共通の悩みである。

そういった事態を打開するため各自治体は頭を悩ましているのだが、過去には佐賀県武雄市のように発信力のある市長がいる自治体が注目を集め、新たに企業が進出した例もあった。

4年前、福田市長に期待されたのはその発信力だったが、発言の軽さが際立った。
特に、昨年5月に地元テレビ局で放送された 番組での発言だ。
福田市長は「中間市を超V字回復させる秘策を考え出した」と述べ、「オンリーワン、オリジナルの産業を創ること」として、最新技術である亜臨海水処理施設を導入し、ゴミを資源化するシステムを構築するという 具体的なプランを熱く語った。

しかし直後の6月議会の一般質問で、秘策について問われた福田市長は、「秘策はあくまでも秘策でありまして、現時点ではお話しすることを控えさせていただきます」と答弁、個人的な実施案だとした。
テレビで話した内容を 議会で説明できないという あまりのお粗末ぶりである。

テレビ出演から1年経つが、V字回復に繋がる秘策とやらは 以前として議会で説明されないままだ。

ー 続 く ー



 

 

被害者を訴えた逆切れ裁判 ① ■ 停車中のバスに接触

大型観光バスの接触事故の修理費用を巡り、事故を起こした側のバス会社と保険会社が連名で、被害にあったバス会社を熊本地裁に訴えた裁判の判決が 5月13日に出たが、実に不可解なものだ。

原告は H.I.S傘下の九州産交バス㈱(熊本市)と 三井住友海上保険㈱、被告は須恵町に本社を置く観光バス会社 ㈲美風交通だ。

事故が起こったのは平成29年12月1日午前9時頃、JR博多駅筑紫口の貸切バス有料駐車場内において、停車中だった 美風バスの右隣にいた 九州産交バスが発進し、左折する際に美風バスのフロント右側に接触した。

美風バスのドライブレコーダーに事故発生時の動画も残っており、美風交通のバスは完全に停車している。

また、事故直後の警察の調書には、九州産交バスの運転手が「左側を確認していなかった」と証言していることが明記されている。

この接触で双方に修理費用がかかったが、当然のことながら、美風交通の保険会社である 東京海上日動火災保険㈱は、停車中のもらい事故、過失割合がゼロということで 当初から介入しないものとした。

ところが、九州産交バスと三井住友海上保険が 事故から半年経った平成30年6月、思いがけない行動に出たという。

ー 続 く ー

タレント市長の評価・中間市 ② ■ 公立病院建て替えから廃止へ

築40年経ち 老朽化が進む 市立中間病院であったが、福田市長は1期目の選挙で早期建て替えを公約に掲げた。
しかし、今年3月末で廃止、公約違反の象徴となったが、廃止までの経過に関し不透明な点が多く、議会や市民からは福田市長のリーダーシップに疑問の声が上がる結果となった。

令和元年5月、市長は 近隣の病院の院長らで構成する「中間市立病院あり方検討委員会」に諮問し、同年10月に「独立行政法人に移行が望ましいが、かなわない場合は民間移譲」という答申を受けた。

しかし、令和2年3月末の 市議会全員協議会で、市長が「独立行政法人では市の財政負担が今後も続いていくことから、庁議(市役所内の最高意思決定会議)で民間移譲とすることに決定した」と報告、そして 同年6月に 中間市最大の病院、 医療法人 秋桜会 新中間病院との間で 民間移譲する覚書を交わしたことが明らかにされた。

実は、同病院が 4年前の選挙で 福田市長を支援した地場企業のグループというのは、地元では有名な話、通常であれば 公共施設を民間に移譲する場合は公募という手続きをかけるところだが、随意での交渉に疑念が湧く格好となり市議会は反発を強めた。

市民にとって 百歩譲って 民間移譲で病院が存続するならまだ良かったが、話が急転、 11月になって 覚書を破棄する事態となったのである。
病院の建て替え費等の話で条件が合わなかったという。

このため、民間移譲の道も閉ざされ 廃止せざるを得ない状況になった。
病院の建て替えが 独立行政法人化、その後民間移譲となり相手先を独断で決定、終いには廃止と 目まぐるしく決定していったが、病院関係者や利用していた市民らの福田市長に対する不信感は増幅していった様だ。

ー 続 く ー



 

小池都知事のサプライズに注意

マスコミ各社は世論調査を行っているが、読者や視聴者の層で若干の違いはあるが同じ傾向が見られ、政治家も常に気にしている。
どの社も最初の質問は内閣の支持率、今年の1月から4月までは「支持する」「支持しない」は拮抗していたが、5月に行った世論調査ではコロナワクチン接種の遅れと不手際が理由で、各社「不支持」が上回った。

一方で自民党はじめ各野党支持率も低下しており、浮動票と言われる「支持政党なし」の数字が、自民党支持率の2~3倍となっている調査もある。

今年の夏に行うオリンピックやパラリンピックの開催に、6割~8割が反対という調査結果もある中、東京都議選(7月4日投開票)前に、小池都知事が中止を公約に掲げる可能性も指摘されている。
サプライズ演出大好きの小池氏、発表すれば何等かの方向に雪崩現象が起こることも考えられる。

希望の党の悪夢が蘇ってくるが、もう狸に騙されないよう心の準備を万全にしておきたい。



 

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井尻駅周辺・連続立体交差事業化を断念?(後)

福岡市の方針決定に、全会派一致で請願に賛成していた議会をはじめ、井尻地区の関係者に衝撃が走った。

国庫補助採択の前提条件は、費用対効果(B/C「便益を費用で除した数値」)が「1」を超えることであるが、検証結果では井尻駅周辺については 「0.58」 と予想以上に低い数値だった。
その理由として、外環状線ができて以前ほど井尻駅周辺の交通渋滞がなくなったことや、労務単価や原材料費が高騰して建設コストが上昇したこと等が考えられる。



しかし、他の案件で B/Cの算出に携わってきたコンサル業者によると、同じ国交省のマニュアルを使っても条件設定次第でいかようにもなり、依頼者の意向を反映して数値を操作することは簡単というのだ。
それが 仮に事実なら、コロナ禍で税収が落ち込む中、工期が15年以上の長期に亘り 市の財政負担が大きいことから、恣意的に数値を低く抑えた可能性もあるのではなかろうか。

高島市長の政治的な思惑があったという声も一部では噂され、いずれにしても 高島市政の中で優先順位が低かったということだろう。
だが、西鉄にとっても 連続立体交差が実現すると、安全性の向上と列車速度のアップの他、新たなビジネスチャンスも生まれるなどメリットは多いはずだ。

一旦方針を決定した以上、短期間で覆すことは難しいと思われるが、前述のように建設コストが上昇したことで B/Cが「1」を超えることは難しくなっている中、国交省のマニュアルにはない事業効果を加味することで国庫補助の基準の見直しを図るなど、政治的な働きかけも 必要となるだろう。
高島市長の「やる気」に注目していきたい。





 

公認を決めるのは地方から・自民党

組織というものは、敵が強い時は一つにまとまるが、弱いと脆くなると言われる。
体たらくの野党を尻目に、自民党の地方組織が各地で揺れている。

徳島では、1区現職の後藤田正純氏を公認しないよう、県連が党本部に申し入れた。
また、高知県連は、前回衆院選で比例復活した山本有二氏ではなく、前高知県知事の尾﨑正直氏を擁立する方針を党本部に伝えている。

そして、福岡5区では 現職の原田義昭氏が出馬予定だが、自民県連や農政連など 多くの団体が 次期衆院選で 県議の栗原渉氏支持を表明している。

本来、小選挙区の代表は 地域のために働く人物になってほしいというのが 地域有権者の願いだ。
ある国会議員の場合、地域行事には小まめに顔は出すが、地元自治体の将来展望についての話は一度も聞いたことがない と地元県議が話す。

自民党の国会議員は現職優先、党本部が決めるとされている。
組織の規律を保つための一つの手法だろうが、「国会に行く代表者は 選挙ごとに 地方組織で決める」というのも 自然な考えだ。
地方組織が これまでの実績等で審査して、基準に満たない場合は公認願いを出さないという仕組みがあってもいいのでは。

自民党のことだが、日本の将来がかかっているので ついつい ボヤいてしまった。



 

井尻駅周辺・連続立体交差事業化を断念?(前)

現在福岡市は、福岡県と共に 令和4年度8月末の高架切り替えを目標に、西鉄天神大牟田線連続立体交差事業に取り組んでいる。
そのうち福岡市分は、雑餉隈駅周辺1.9km、事業費415億円となっている。

同事業には、踏切が無くなることによる道路交通の円滑化、沿線地域の環境改善など高い効果が見込まれており、雑餉隈駅周辺の次は 井尻駅周辺(大橋側から雑餉隈側まで)を 継続して事業化することで、更に利便性が向上すると考えられている。

井尻駅周辺の事業化については、慢性的な渋滞や踏み切り事故もあって 平成23年10月に井尻地区まちづくり期成会が高島市長宛に要望書を提出された。
また、同28年6月には3205名の署名と共に「早期実現を求める請願」が市議会に提出され、同年12月議会において全会派一致で採択され、関係者は高島市長の決断を待ち望んでいた。

井尻駅周辺1.6kmの区間の事業費は343億円と試算、そのうち西鉄が受益相当分として10%を負担し、国庫補助が採択されれば残りを国と福岡市で折半することとなっていた。

ところが、令和3年2月議会の中で 井尻駅周辺の事業化について、福岡市は国庫補助の採択基準を満たしていないことを理由に検討しない方針を示したのである。

ー 続 く ー



 

タレント市長の評価・中間市 ① ■ 公約と実績のギャップ

任期満了に伴う中間市長選(6月6日告示、13日投開票)には、現在までに 現職市長の福田健次氏(60)、元市消防署長で新人の嶋津淳一氏(67)、植本種実氏(72)が立候補を表明している。

地元テレビ番組の司会でお馴染みの福田氏が 初当選を果たしたのが 4年前の2017年6月、中間市出身ではない福田氏は 地元県議や地場グループ企業の支援を受けて 三つ巴となった選挙を制した。



タレント市長には相応の期待があったと思われるが、市民からはあまりいい評判が聞こえてこない。
それは、1期目に掲げた公約と実績のギャップにあるようだ。
公約の目玉だったのが、「小中学校給食費の完全無償化」、「警察署の誘致」、「老朽化した市立病院の早期建て替え」であったが、残念ながら実現できたものは1つもない。

給食費無償化は市財政が回復するまで延期、警察署の誘致については 要望は上げたものの、県は対応する気配は微塵もなく、見通しの甘さが露呈した格好だ。

そして、更に 市民を失望させたのが「市立病院の早期の建て替え」である。

ー 続 く ー



 

 

衆院選・佐賀の情勢(後)

前回は選挙区の区割り変更で、比例名簿3位で当選した今村雅弘衆院議員については、次回も優遇されるかどうか現時点で未定だが、最近は パソコンドリル事件以来 鳴りを潜めている 小渕優子議員との2連ポスターに貼り換え、意欲はあるように見受けられる。
しかし、ポスターを見た地元有権者からは、現在の風貌とのあまりの違いに 怒りの声も聞かれた。

ところで、山口祥義佐賀県知事であるが、さがアリーナの建設費の大幅増や、昨年12月に自ら発案した「誓いの鐘」の案件で、県議会自民党との関係もあまりよろしくない。
また、九州新幹線西九州ルートのフル規格化についての交渉には消極姿勢、陸上自衛隊のオスプレイの佐賀空港への受け入れについても、防衛省が事業主体として漁業者・地権者と協議するべきと一歩引いており、決断が迫られる重要案件を全て避けているように政府与党には映っているという。

現在、佐賀県には衆院議員が3人と参院議員が2人いるが、自民関係者は次期衆院選で最悪の場合3人が減り、国とのパイプを失い佐賀県が埋没するのではと危機感を強めている。

衆院選・佐賀の情勢(前)

中選挙区時代は保守王国として知られた佐賀県だったが、ここのところ野党の勢いに押され気味だ。

前回 平成29年の衆院選では、佐賀1区の自民党岩田和親氏が、共産党の支援を取り付け無所属で立った原口一博氏に、2万6000票以上の大差で敗れた。
岩田氏は2期連続で比例復活を果たすも、自民には比例重複立候補は2回までという規定があるため、次は選挙区のみの勝負、背水の陣となる。

佐賀2区は、選挙区での勝利を目指した自民党古川康氏が、希望の党の大串博志氏に6000票以上の差で敗れている。
次期衆院選では、立憲大串氏と共産党の共闘が決まっており、前回以上に不利な戦いとなることが予想され、九州各地で野党共闘が進む中、選挙区で負けたとしても接戦に持ち込み惜敗率を上げなければ、復活枠を勝ち取ることはできないだろう。

ー 続 く ー

次の総理(後)~ 岸田氏が浮上するには ~

昨日の続き、世論調査における 次の総理であるが、6位に2%で 野田聖子元総務相と岸田文雄元外相が並んでいる。

野田氏については、夫が暴力団組員だったと書いた週刊誌を相手取り 名誉棄損で1100万円の損害賠償を求め裁判を起こすも、裁判所が 報道内容を真実として認定し 請求が棄却されたという報道があった。
二階派に所属、初の女性総理の呼び声はあるが、元暴力団の夫を持つ野田氏を推薦する国会議員が どれだけいるだろう。
1審判決なので 最終的に確定していないが、総理候補としては もうアウトだ。

さて、岸田氏、ここ数ヶ月で世論調査の数字が急落し 参議院の広島補選での敗戦は致命傷となっている。
しかし、4月26日の弊社記事をお読みなったかどうかは分からないが、ついに動き出した様だ。

福岡県民新聞:自民党の膿を出す! (2021年4月26日)

5月12日、党本部において二階俊博幹事長と面会、河合夫婦による買収の原資になったとの指摘がある 1億5000万円の使途について国民に説明するよう申し入れ、同時に「政治とカネ」の問題で 離党した議員に対し、説明責任を果たさせること等を求めている。

だが、二階氏は直前に与党協議を済ませるなど、岸田氏の手柄にならないように先手を打った様だ。
岸田氏が 与党内で再び浮上するには これに止まらず、全国で燻っている公認問題や 定年制の導入など強い態度で党内に提言していくしかないと思われる。


また、「森友問題で非公開となっている文書」、「安倍前総理による桜を見る会の私物化」、「総務省のNTT優遇」、「東北新社への便宜供与」などの真相究明について、国民の声を代弁していけば  再び世論調査の上位への返り咲きは 可能だろう。

次の総理(前)~ 菅首相続投か ~

最近のマスコミの世論調査では、次の総理に 1位 河野太郎行革相(23%)、2位 石破茂元幹事長(19%)、3位 小泉進次郎環境相(13%)、4位 安倍晋三前総理(11%)、5位 菅義偉総理(4%) という結果が出ている。

1位の河野氏、12日のテレビ番組で、次の総理を狙っているかの質問に対し否定せず、「まず自分の与えられた仕事をやった上で、それで世の中の評価が決まってくる」と答え意欲を見せた。
ワクチン担当として采配を振るうも、全国で予約に混乱が生じている状況、しかし テレビ出演が増えて知名度がUPしている様だ。
現在8期目、過去には外務大臣、防衛大臣、国家公安委員会委員長、法務副大臣と幅広い閣僚経験もポイントは高いが、あとは所属派閥(麻生派)はじめ、国会内の勢力を取り込めるかどうか、自民党内でのハードルは更に高く時期尚早か。

相変わらず上位にランクインする 石破氏は、マスコミにしばしば登場し 鋭い意見を述べているが、派閥会長を辞任しており 次の総裁を狙うのは難しいだろう。
小泉氏に至っては、テレビ番組での「(温暖化ガスの削減目標46%の数値決定について)おぼろげながら浮かんできたんです、46という数字が。シルエットが浮かんできたんです。」と語っており、この人に これからの日本は任せらないと思った方が大半ではなかろうか。

そして4位に 最近専ら顔色がよくなった安倍氏、再々登板があるというマスコミ報道も増えてきたが、長期政権で課題を解決するどころか、行政を歪めてしまった点について反省の色もない。
政治課題が大き過ぎると病気になるような プレッシャーに弱い方に、3回目はない。


5位の菅総理はわずか4%、自民党支持率が37%という中でのこの数字だ。
しかし、解散権を持つ菅氏が そうやすやすと手放すはずもなく、上位1~4位にそれぞれ 難点があることを踏まえると、党内において 消去法で菅総理で落ち着く可能性が高い。
9月の総裁選前、衆議院を解散し 自身の顔で総選挙を戦い一定の勝利を収めれば、総裁選で交代という流れにはなりにくいと思われる。

ー 続 く ー

㈱九設・破産を申請

暴力団との不適切な関係を指摘されていた、㈱九設(大分県大分市大字津守500 代表者田島貴博氏)が5月10日、大分地裁に破産を申請した。
申請代理人は松田健太郎弁護士(まつだ総合法律事務所 大分市中島西1-1-28 電話097-535-1515)で、負債総額は約30億円が見込まれる。

同社は平成3年3月に設立された管工事・設備工事業者で、大分県内で相応の経営基盤を確立、同19年10月には福岡支店(福岡市博多区上牟田1-11-25)を開設、同23年5月には熊本支店も開設し、ゼネコンなどを得意先に積極的な営業展開で売上は上伸、直近3期の売上は50億円を超え、一般管工事業者として大分県ではトップクラスに成長していた。

ところが、既報のように4月27日、県警から県など自治体に対し、同社と暴力団の不適切な関係が通報された。
大型連休前には、現代表は弁護士を伴い取引先などへ謝罪を行い、取引継続を模索していたが反応は非常に厳しく、更には取引銀行がコンプライアンス違反を理由に、同社の預金口座を凍結、5月5日の手形決済が不調に終わった。

福岡支店では9日午前8時に社員を集め、解雇通知を行うと共に営業車両やセキュリティカードを回収、排除通報から僅か2週間の出来事に、約30名の社員からは困惑の声が上がっている。

職員採用贈収賄事件の波紋

5月10日、福岡県みやこ町の上田重光町議(72)が同町職員採用に絡む収賄容疑で逮捕された。
受け取った現金は数百万とされており、贈賄容疑で受験者の両親と仲介者の土木建設会社社長も逮捕されている。

みやこ町周辺の自治体では 職員採用の不正の噂は以前からあり、考えられないような裏技が使われた例がある。

その自治体(仮にY市とする)では、2018年度の職員採用試験の1次試験(上級事務職)では、29名が受験、200点満点で1位168点から最下位58点、平均点が101点という中で、なんと29名全員が合格という結果だった。
因みに2017年度の同試験では31名受験して14名合格、1次試験で全員合格というのはどこの採用試験でも聞いたことがない。

Y市の事情に詳しい人の話では、「2次試験と最終試験は面接や集団討論等でどうにでもなるので、1次(教養・専門の筆記)だけは自力で通過して」というのが通例、合格できたら300万円の謝礼が相場という。
今回のケースは 依頼された受験者の点数が最下位に近かったことで、止む無く全員合格させたのではと見る向きが多いが、これが事実なら 市役所内の相当な実力者からの指示があったと考えられる。

贈収賄の噂もあり Y市における立件が本命視されていたが、ダークホースのみやこ町に先を越された格好だ。
採用試験に際し、みやこ町職員の関与があったとの報道もあり、上田容疑者からの直接の指示なのか、それとも市の幹部も承知していたのか、今後の捜査の行方に注視していきたい。

県警からの排除通報

北九州に本拠を置く工藤会も、福岡県警の暴力団撲滅作戦の大きな目標となり、象徴であった本部事務所を処分するほど追い込まれ、大物幹部は高い塀に囲まれた場所で生活している。

最近は久留米市に本部がある道仁会が標的になっており、一昨年から詐欺、恐喝の他、道交法違反、風営法違反、建設業法違反等での組員らの逮捕が続いている。
その捜査の延長で、建築業の役員が組員と関係があることが判り、県警は4月27日、建設業8社について公共工事からの排除通報を行った。

戦後、祖父や親の世代からの長い歴史の中で、暴力団は様々な形で一般社会に溶け込み、無下にできない複雑な人間関係も存在しているのも事実であるが、そんなことは言い訳にならない時代だ。

反社との関わりを嫌う金融機関から取引を停止され、早くも不渡りを出した企業も現れ、その波紋は今後福岡市の企業にも及ぶ可能性もあり、土木・建築・設備・設計など建築関係者は火の粉が飛んでくることを恐れている。



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福岡1区・坪田氏が事務所開設

立憲民主党福岡1区総支部長の坪田晋氏が5月6日、博多区吉塚に選挙事務所を開設した。

事務所を訪ねたところ、オリンピック銀メダリストで現在は福岡市議の山田ゆみこ市議や、早稲田大学ラグビー部の友人らが集まり 打ち合わせ中だった。
もちろん国政選挙は初めて、手探りではあるが 「若さ」と「体育会系のチームワーク」でカバーしていきそうだ。

小さな事務所だが、今後は 支援の輪が広がっていくだろう。

坪田晋事務所の住所:福岡市博多区吉塚2丁目3-5

年商50億円の企業が窮地に

九州北部をエリアに、主に大規模店舗建設工事の下請で業歴を重ねてきた企業が 窮地に追い込まれている。

同社は平成8年設立、空調衛生消火設備・電気設備の設計施工で、顧客との信頼関係を築き事業規模を拡大、年商50億円、社員数約70名、同業種で 九州トップクラスの企業に成長していた。


ところが、同社の経営者が、2月に風営法違反で逮捕された暴力団幹部と定期的に飲食を共にしていたことが県警の調べで判り、4月27日に同社を公共工事から排除するよう 国の機関や自治体に要請がなされた。
それを受け指名停止措置が検討されているが、暴力団絡みの場合は18ヶ月程度の長期に亘ることが常である。

同社の場合、公共工事の受注はなく民間工事が主体、社長は弁護士と共に 取引先へのお詫び行脚を行っているが、素早く反応を示した企業もあると聞かれる。
既に大手企業が取り引き停止を決めたとか、 金融機関が口座を凍結したという情報も錯綜しており、死活問題となっている様だ。

誰もが暴力団との付き合いが 命取りになることは分かっているが、携帯電話の履歴や防犯カメラ等から簡単に足が付く時代、どんな事情があったとは言え、経営者の認識が甘過ぎたと言わざるを得ない。

NEXCOと大島産業(22) ■ 道路資産の取り扱い

NEXCO西日本の関係者から興味深い話を聞いた。
前述のように、大島産業の工事では、証明する検査手続きや書類の不備、数量が不正解、確認できていないものが多いが、資産の取り扱いの関係から 引き渡しが簡単ではないというのだ。

高速道路に係る道路資産は国に帰属しており、「独立行政法人 日本高速道路保有・債務返済機構」が保有し、NEXCO各社に貸し付けている。
同機構は NEXCOが高速道路の新設、改築、修繕又は災害復旧に要する費用に充てるために負担した債務の引き受けを担っている。
その際、対象となる道路資産に対し、証書類や道路資産原簿等を照合することで、引き受け額が適正ということを確認するという。

NEXCO中日本が現在、本来大島が負担すべき品質と寸法の適合調査に協力しているという話だが、その結果 全て証明ができて書類が全部整えば 引き渡しに問題はなくなる。
しかし、証明できなかった場合や、規定の方法での確認ができず 別の簡易な方法で規定品質に類似判断ができたという場合はどうするのだろう。

当然のことながら、国への引き渡しはできず、品質不明、もしくは規定に不適合なものが、多くの一般通行車両が通る場所に放置されることになる。
また、跨道橋を管理する地方自治体にも引き渡しができない。
仮に放置扱いされた場合、資産としてどう取り扱うのか 悩ましい問題である。

書類の不備は、工事代金の確定に止まらず、国の資産にまで関係してくるということだ。
まずは 適正な価格である事、品質、耐久性を確認した根拠を明らにする必要がある。
国や自治体に引き渡す資産に、特定業者の優遇や不透明な処理、隠蔽は絶対にあってはならない。


日本高速道路保有・債務返済機構ホームページ

ー 続 く ー

立憲・福岡4区総支部長 辞任か

次期衆院選で 福岡4区から立候補予定の 立憲民主党 森本慎太郎氏であるが、衆院選を目前に控え 辞任が噂されている。

森本氏は 1978年生れ、糟屋町出身、立命館大大学院を修了後 NTTドコモ九州を経て、東北大公共政策大学院に在学中、旧立憲の公募で選ばれた人物で 2019年7月に4区の総支部長に就任した。
以後1年10か月の間、森本氏は同じチラシを数回撒いた程度で、党勢拡大に努めたわけでもなく、積極的な活動が見られないことから、関係者から疑問の声が聞こえていた。

4月17日、同党の枝野幸男代表が、福岡5区の次期候補者となる 堤かなめ氏の記者会見に同席するため来福した際は、森本氏も枝野氏と行動を共にした。
そして、その翌日の午前4時50分、博多区内で小さな自損事故が起きた。

詳細は割愛するが、森本氏の事故との直接的な関連はないものの、現在は活動を停止しており、その処遇は党本部預かりという。

先の衆参補欠選挙では 野党が共闘し3連勝したばかり、仮にこの時期に辞任となると立憲にとっても痛手となり、判断に苦しむと思われる。
福岡5区の立候補予定者の連続辞任もあったが、公募では優秀な人材が集まる反面、リスクも大きいという教訓になっただろう。

NEXCOと大島産業(21) ■ 早期幕引きを図る声

NEXCO中日本から大島産業への請求金額は、契約解除による違約金と「緑橋」「北原橋」「絵堂橋」3橋の再施工費の合計で 数億円に上るようだ。

それに加え、水増し請求で 未だに説明されていないものがある。
大島の工事では複数の下請より見積りの水増し請求強要の申告があり、中日本自身も(虚偽と申告された)見積りを元にした精算自体について報告で触れている。
NEXCOと大島産業 ⑨ ■単純作業で1000万円超の水増し

更に、国会の委員会の場で 4億円の保安費を含めた異常な工事変更額の妥当性について、昨年11月に野党からの質問されているが、5ヵ月過ぎても中日本と国交省は未だ何一つ回答していない。
NEXCOと大島産業 ⑩ ■6億の工事に4億の保安費

以上の合計が 中日本から大島に請求されるはずだ。

当然、大島も損害賠償額の妥当性については主張を行い、争うことになるだろうし、中日本を訴えることも考えられる。
中日本としては、書類の未提出や不備があれば 支払う義務はなく、徹底的に争うべきである。

仮に天から早期幕引きを図る声が聞こえたとしても、拙速な判断、妥協、うやむやな精算処理を行った場合には、後々粗悪な品質から起こった事故、不具合の賠償責任、補償義務は中日本となることに留意しなければならない。

第三者調査委員会は 開催して約1ヵ月後に中間とりまとめを発表したが、その後3ヵ月過ぎても最終報告に至っておらず、調べれば調べるほど 疑問点が噴出し、終了の目途が立たない様だ。
この耐震偽装問題の解決は前途多難である。



- 続 く -

安倍氏、3回目の登板?

かつては三角大福中、安竹宮と呼ばれた自民党のリーダーは、誰が総理になってもおかしくはないという印象はあった。

マスコミの世論調査では、次の総理候補として、河野太郎氏、石破茂氏、小泉進次郎氏、安倍晋三氏、岸田文雄氏、野田聖子氏、茂木敏充氏、西村康稔氏、加藤勝信氏、下村博文氏らの名前が上がるも、帯に短しタスキに長し、我が国を安心して任せられる人物が見当たらない。

対外的な日本の顔として、また国内をまとめられるリーダーとして、自民支持者には安部氏の再々登板を期待する声もある。
しかし、長期政権により 政治の私物化で霞が関は忖度集団となり、アベノミクスは失速し国民の格差は拡大、北方領土も拉致問題も成果を残せず、憲法改正も実現できなかった。
本人も3回目に意欲的と聞くがもういいだろう。