過去においては、日常会話の中でコミュニケーションが取られていた。だが、最近は知人や仲間が同じテーブルで昼食を食べても、それぞれが新聞や週刊誌、マンガを片手に持って、しゃべることもなく黙々と食事をしている光景を見ることが多い。
続きを読む
過去においては、日常会話の中でコミュニケーションが取られていた。だが、最近は知人や仲間が同じテーブルで昼食を食べても、それぞれが新聞や週刊誌、マンガを片手に持って、しゃべることもなく黙々と食事をしている光景を見ることが多い。
(07年10月号掲載)
全国的な「本格焼酎ブーム」と言われて久しい。今や福岡でも完全に定着し、多くの方が居酒屋や自宅で愛飲されていることだろう。特に鹿児島など南九州で生産されるイモ焼酎はその銘柄も多く、プレミア価格で取引される物もあり、ブームの中心にあった。
だが本格焼酎の出荷量は昨年からその伸びは鈍くなり、ブームは沈静化。そんな中、鹿児島の有名酒造メーカー(蔵元)と地元小売業者による裁判が続いている。
「ブームのせいで蔵元と地元との関係が崩れてしまった。裁判はその象徴」(酒造メーカー関係者)。焼酎王国・鹿児島で今、何が起こっているのか。
(写真=居酒屋「いきなり屋」福岡市中央区警固)
(07年10月号掲載)
「円天経済」なる新しい経済理論で、年利36%の配当を謳い文句に老人や主婦を煙に巻き、1000億円からの資金を集めたL&Gが出資法違反容疑で当局の捜査を受けた。残った現金は5000万円と、実に見事な使い振りは笑えた。
(07年10月号掲載)
久山町で進められて来た米映画配給大手・パラマウントのテーマパーク誘致計画で、「PSJ(パラマウント・スタジオパーク・ジャパン)地権者会」は今月半ばにも総会を開き、「誘致を断念し、会を解散する」との結論を出す意向だ。
このため総事業費1400億円ともいわれた壮大な構想は、月内にも事実上破綻することが確実となった。
一方、事業を進めてきた日本トレイド(福岡市博多区)は、山崎和則社長が県庁を訪問するなど順調に行っているかのような動きを続けているが、計画が破綻すれば同社の存続そのものが危ぶまれ、出資者に対する責任問題が一気に噴き出す可能性もある。
(写真=久山町のテーマパーク建設予定地)
(07年9月号掲載)
2005年3月20日。北部九州を襲った突然の大地震(西方沖地震)は、多くの県民の脳裏に焼き付いている。
玄界島(福岡市)など、今もなお地震の爪跡が残る場所もあるが、2年半が過ぎた現在は、ほとんどの地域が被害から復興を遂げたといっていいだろう。その過程では、多くの人々や企業から寄せられた義援金が重要な役割を果たした。
だがその一方、配分や使途をめぐって山崎広太郎市長(当時)が昨年、「義援金を使った選挙活動」と指摘されるなど問題もあった。義援金はどう使われたのか? 人々の善意は活かされたのか? 90%以上の世帯が被害を受けたという志賀島(東区)の例を取材した。
(07年9月号掲載)
障がいのある人も健常者と同じように、さまざまな興味・関心があり、多彩な能力を持っている。しかし、それを発揮させるには手助けが必要なことなど、数多くの困難がある。
そうした中、全国でもあまり例のない音楽やアートの授産に取り組んでいるのが、福岡市博多区月隈、総合スポーツ公園「博多の森」近くにある社会福祉法人福岡障害者文化事業協会・知的障害者通所授産施設「JOY倶楽部プラザ」(緒方克也理事長)だ。
(07年9月号掲載)
地元財界と行政の思惑が絡み合い、「外部資本から地元経済を守る防波堤」として立ち上げられた鹿児島市のドルフィンポート。だが、市の繁華街からほど近い絶好の立地条件ながら、決して賑わっているとはいえない。
一方、海岸エリアでは様々なイベントが行われ、今や市民の憩いの場として定着しつつある。
行政側の「本音」とは別に、いかに市民の財産へと変えていくか。それには、港湾エリア全体を活性化させて「回遊性」を持たせるしかいないのだが・・。
(写真=ドルフィンポートから桜島を望む)
(07年9月号掲載)
これまで本紙で再三お伝えしてきた、久山町のパラマウントテーマパーク誘致プロジェクトが「最終局面」を迎えている。建設予定地の仮押さえ期限が今月30日に迫る中、地権者側は「プロジェクトの進展がみられない」として、契約終了の決断を下しそうな情勢だ。
一方、日本トレイド(福岡市博多区)の山崎和則社長は、トップに地元財界人を据えたSPC(特定目的会社)を設立する意向を示しているが、土地が確保できなければ計画は一気に破綻する。
絶体絶命の状況に追い込まれた山崎氏側に、はたして打つ手はあるのか。
(写真=久山町のテーマパーク建設予定地)
(07年9月号掲載)
本紙は6月号で「博多屋台に未来はあるか」と題し、業界に「現状を踏まえ、営業実態をもう一度見直すべき」と述べた。県警・市役所などの行政側の本音は「屋台の消滅」であること、また一部の屋台経営者も「何とかしなければ」と危機感を募らせていること―などから、まずは業界の自浄努力が必要だと考えたからだ。
このほど、福岡市内の屋台が加盟する3組合が自主パトロール組織を結成し、巡回活動に乗り出した。そういった新たな動きを踏まえ、今回は「市民と屋台との『共存共栄』のためには、行政側も含め、今後どうしていけばいいのか」という問題について、本紙から提言したい。
(写真:多くの客でにぎわう福岡市・中州の屋台)
(07年9月号掲載)
福岡市中央区の路上で、久留米市に本拠を置く暴力団のトップが射殺された。抗争事件に発展するのを恐れる県警は、福岡市内にある関係先の組事務所にも警察官を張り付かせ、24時間体制で警戒に当っている。
(07年9月号掲載)
市内を縦横に走る「掘割」、詩人・北原白秋の故郷―。有数の観光地として全国に知られる柳川市が今、揺れている。旧大和町がおこなった化粧品会社P社(本社大阪市)工場の買収をめぐり、不可解な決定経緯やあいまいな購入目的、工場内のアスベスト問題など数々の「疑惑」が表面化。石田宝蔵市長を追及する動きが議会などで強まっている。
現在の柳川市は05年3月、旧柳川市と大和町・三橋町が合併して誕生。直後の市長選で、マニフェストを掲げて当選した旧大和町長の石田氏は「改革派市長」との触れ込みだ。
しかし、現地を取材すると文化の香り高い水郷というイメージとは程遠い、柳川の「真の姿」が浮かび上がる。
(写真=P社工場敷地内に建てられた給食センター)
(07年8月号掲載)
当然受け付けてもらえると思っていた申請が、県の窓口で拒絶される。あいまいな理由に納得がいかず、かといって突然のことにどう対応してよいかわからない。情報を集め始めると、県側の思惑がはっきりと見えてきた。彼らの狙いは、許可を出さないことで苦境に追い込み、その挙句に土地を「合法的に奪い取る」ことだったのだ─。
「信じられない」と読者の皆さんは言うだろう。だが行政がその権限と「悪知恵」をフルに使えば、このくらいのことはできてしまう。そんな状況に直面した、リサイクル業者の例を紹介したい。
(07年8月号掲載)
福祉作業所というと、障がい者たちが部屋の中で黙々と作業しているものというイメージを持つ人が多いのではなかろうか。もちろん、作業自体は部屋の中で黙々とやるほかないが、作業所の活動は地域に大きく広がっている。
アルミ缶回収に地域を回ったり、地域の祭りに自分たちの作品をもって出店したり、地域の学校と交流したりと、多くの作業所が地域に積極的に出て、つながりを深めている。
(07年8月号掲載)
安倍晋三総理は、表現が非常にあいまいな「美しい国」を旗印に参議院選挙を戦い、結果、マスコミ報道に「大敗」「惨敗」の文字が躍ることとなった。確かに今回は民主党が勝った。だからといって次の総選挙で国民の支持を得られる保証はどこにもないのを民主、そして自民党の先生方もお忘れではないか。
(07年8月号掲載)
2011年に迫った九州新幹線の全線開通。「人や金を福岡に吸い上げられる傾向がさらに強まるのではないか」。九州内の各自治体が抱える危機感は尋常ではない。
さらに相次ぐ郊外型商業施設の進出も、人の流れを変え街の中心部を空洞化させるなど、大きな脅威となっている。
自治体としての「生き残り」を賭け、いかに地元の魅力をアピールするか、街を活性化させるか―。様々な取り組みが行われる中、今回は新幹線の終点に当たる鹿児島の例を取り上げる。
(07年8月号掲載)
博多湾(写真)や玄界灘で、従来では考えられない現象が相次いで報告されている。
玄界灘ではこのほど、サメの群れが海岸のすぐそばに出現。博多湾でも植物プランクトンが大量発生する「白潮」が春先に表面化した。湾で釣れる季節ごとの魚の種類も変化が見られる。
こうした「海の異変」は日本全国、また世界の海域で報告されており、専門家からは異常気象が原因と指摘する声も。海が発する警告は、確実に進んでいる「地球の病」をわれわれに伝えようとしている。
(07年8月号掲載)
福岡を除く九州・沖縄の1人区では、すべての選挙区で候補を擁立した自民の2勝5敗に終わり、非改選も含めると長崎・宮崎・沖縄の3県が「自民空白区」となった。「自民候補の総崩れ」という最悪の事態は回避した形だが、勝利した2選挙区は「野党分裂で漁夫の利」(大分)、「薄氷の勝利」(鹿児島)と、どちらに転んでもおかしくない状況。「保守王国」と呼ばれた九州でも確実に「自民離れ」が進んでいる現実を浮き彫りにした。(敬称略)
(07年8月号掲載)
安倍内閣発足後初の大型国政選挙となった第21回参院選は7月29日投票、即日開票された。苦戦が予想された自民党は全国29の1人区で6勝に終わるなど37議席しか獲得できず、1998年参院選の36議席に次ぐ惨敗。自民・公明の与党は過半数割れとなった。
一方、民主党は改選32議席を大幅に上回る60議席に達し、参院第一党の座を初めて獲得した。安倍晋三首相は続投を表明したものの、党内からは批判の声が上がっている。
福岡では事前の予想通り前職の岩本司(民主)、松山政司(自民)両氏が危なげなく勝利。しかし九州の1人区では全国的な傾向同様、自民候補の落選が相次いだ。
(写真上:岩元司陣営、写真下:松山政司陣営)
(07年7月号掲載)
7月29日投開票の参院選が公示を迎えた。九州の一部の選挙区では、自民候補に対する公明の推薦が公示前日まで出ないという「異常事態」が発生。唯一推薦が出てない宮崎では「公明自主投票」となる見通しで、自公の協力関係に亀裂が生じている。
現段階では「関係修復」をアピールする与党だが、大分出身の比例候補をめぐる「お家騒動」などに端を発するギクシャクぶりは「1人選挙区での与党苦戦の象徴」との指摘が。さらに選挙区での「自民候補惨敗」、比例での「公明票大幅減」を予想する声も上がっている。
一方、「自民・民主候補でほぼ決まり」とされる福岡では、話題性に乏しい選挙戦となっている。
(写真=主役不の集会で講演する自民・中川昭一政調会長)
(07年7月号掲載)
博多の男が燃える祇園山笠の追い山とともに梅雨も明け、暑い夏がやって来る。今年は7月29日に参議院選挙が行われ、その結果によっては政局も動く。年に3度の選挙となれば先生方も大変で、その度に支援者も駆り出され実にいい迷惑である。
(07年7月号掲載)
日本語学校から批判自他ともに認める「アジアからの玄関口」福岡。中国・韓国をはじめアジア各国からビジネスや観光で福岡、そして九州を訪れる人々は年々増えている。各地の日本語学校で学ぶ就学生、あるいは大学への留学生も増加傾向にあり、同時に彼らが来日する際に偽の文書を使うなどの不正行為も発覚している。6月には佐賀大で中国人留学生が、偽造された中国の大学の卒業証書を使って入学していたことが判明。大学側の審査体制の不備が露呈された。
日本語学校関係者からは「大学への留学生に甘い入国管理局の審査も問題。実状に合っていない」と、変化する状況に対応し切れていない入管に、批判の声も上がっている。
(07年7月号掲載)
田川市で鉄工所を経営していた男性が、福岡銀行(本店福岡市)などを相手に起こしていた一連の民事裁判に絡み、この男性側が「裁判所は、競売執行の手続きに誤りがあったのに原告側の申し出を却下し、悪意をもって人の財産を略奪した」などとして福岡高裁、地裁田川支部などの裁判官12人を対象に罷免を求める文書を裁判官訴追委員会(東京都・永田町)に送った。
今後、国会議員らで構成される同委員会で男性側の請求が調査・審議され、裁判官を弾劾裁判所に訴追するかどうか決まるが、訴えが受理され弾劾裁判の開始が決まれば、12人もの数の裁判官の行為が公の場で問われるという、きわめて異例の事態となる。委員会の判断が注目される。
(写真=福岡地裁)
(07年7月号掲載)
30年前、九州の一角に灯った障がい者の希望の灯火、ひかり共同作業所は今、社会福祉法人福岡ひかり福祉会(伊藤明夫理事長)として大きく翼を広げている。
その翼下には、認可施設「ひかり作業所」、その分場施設「工房陶友」、同じく分場施設「あかり」、障がい者がその中で生活しながら働く「かしはらホーム&デイサービスセンター」(認可施設)、地域活動支援センター「第2ひかり共同作業所」(認可施設)、グループホーム「たんぽぽ荘」「寅」「秋桜」、さらに高齢者対象事業として、高齢者デイサービスセンター&ショートステイ&グループホーム「託老所よりあい」「託老所第2よりあい」があり、ひかりグループを形成している。
(07年7月号掲載)
個人間のトラブルも従来は双方が話し合い、譲り合って解決していたが、最近は警察に持ち込まれるケースが増えた。事務処理が増え残業しても間に合わず、投げ出すケースが表面化すれば、マスコミで叩かれる。裁判で敗けたり冤罪が起きれば担当者は追及される。現場の苦労も理解できる。
(07年7月号掲載)
「PFI」―プライベート・ファイナンス・イニシアティブ。一般にはまだまだ浸透したとはいえないこの言葉だが、建設業界や行政関係者の間では今後の公共事業のあり方を占う新手法として注目を集めている。
PFIは、国や自治体が発注する工事に民間のアイディアと資金を導入する方法のこと。福岡市では過去にPFI方式を用いた事業が破綻した例があるものの、全国ではいくつも成功例があり「業界の活性化につながる」とあらためて関心が高まっている状況だ。
公共工事費の削減や業界活性化につながるだけでなく新たな「街づくり」を目指す上で重要なキーワードになりそうだ。
(写真=福岡市で開かれたPFI 講習会)
九州大学 キャンパス 六本松 中央区 街づくり 県議 文化施設
福岡市西区へ移転する九州大学六本松キャンパス(同市中央区、約6.5㌶)の跡地利用の行方が注目を集めている。南側半分の土地には法曹関係施設が移転する方向だが、北側の土地については様々な案はあるものの、具体的には決まっていない。
移転が09年4月に迫り、九大や行政が議論を進める中、地元住民からは「市民の憩いの空間に」「公共性の高い文化施設を」といった強い要望が出ている。「都心にごく近い場所にこれだけの土地が出現する。後にも先にもこんなことはない」。広大な跡地の活用法は、決定にいたるまでの過程も含め、今後の「街づくり」のあり方に極めて大きな影響を及ぼしそうだ。
(07年6月号掲載)
日本トレイド(福岡市博多区、山崎和則社長)が進めているアメリカの大手映画配給会社「パラマウントのテーマパーク誘致プロジェクトが破綻寸前に追い込まれている。1000億円を超えるとされる投資交渉が9月までにまとまらなければ、久山町の建設予定地(約150㌶)の地権者会との契約が切れるためだ。
山崎社長は「7月までには交渉をまとめると自信を見せてはいるが、地権者らは「あの人はいつも口だけで実際には何も進んでいない」と冷ややかだ。一方、韓国・仁川で同様の計画が進んでいることも発覚し、県内に日本屈指のテーマパークを造る構想は「風前の灯火」。頓挫した場合は出資金に絡む問題などが噴出することが予想され、計画の行方が注目される。
(写真=久山町のテーマパーク建設予定地)
(07年6月号掲載)
7月22日投開票が有力とされる参院選まで1カ月あまり。すでに前哨戦から嵐の予感が漂う異例の展開となっている。自民党現職の公認差し替え劇に始まり、民主と社民の共闘崩壊、比例候補擁立をめぐる自民と公明の〝蜜月〟関係のきしみ・・。九州・沖縄8選挙区は、2人区の福岡を除く7選挙区が与野党決戦のかぎを握る「1人区」の争いだ。各地の選挙区事情を探った。
(敬称略)
(07年6月号掲載)
過去における公共工事の大半は、何らかの方法で談合が行われ、入札に参加する企業も悪しき慣習と知りながら、利益率の良い「甘い工事」に群がり、罪の意識も無く繰り返して来た。業界の仲間内だけでやっている時は良かったが、実力議員や首長に暴力団、その筋の圧力団体に官僚主導と、止まるところを知らずエスカレート、多くの国民が知るところとなった。
(07年6月号掲載)
「福岡へ来たらどこへ行ってみたい?」。県外者にそう問うと、多くの人から「屋台!」という答えが返って来る。先日も筆者は、北海道札幌市から初めて九州に来たという客人を希望通り屋台に案内し、大いに満足してもらった。このような経験をもつ市民は多いはずである。
全国に誇る大きな観光資源であり、市民の憩いの場でもある福岡の屋台。しかし、「博多名物」を取り巻く状況は様々な意味で非常に厳しいのが現実だ。
福岡市中央区の大通り沿いで屋台経営権を持つAさんと娘のBさんらが遭遇した思いもよらぬ事態は、業界が抱えた問題を浮き彫りにする一方、屋台を管理する市と警察当局の本音をも垣間見せている。
(写真=にぎわいを見せる福岡市・天神の屋台)
(07年6月号掲載)
福岡・北九州両市長選での公認候補敗北、統一地方選での民主党の躍進―。自民党に対する逆風が渦巻く中、同党福岡県支部連合会(県連)の会長ポストをめぐり、国会議員と地元県議団の間で激しい綱引きが展開された。
それぞれの思惑が絡んで二転三転した結果、県議としては14年ぶりに新宮松比古氏が就任することで決着。前会長の原田義昭衆院議員はわずか3カ月半の在任期間となった。
7月の参院選を控え「自民劣勢」が伝えられる中、県連を揺るがした「ドタバタ劇」。今回生じた内部の「亀裂」が、今後の県連運営に悪影響を及ぼすことを不安視する声も上がっている。
(写真=自民党県連本部)
(07年6月号掲載)
前回、ひかり作業所が地域の人たちの協力で1982年、福岡市に小規模作業所補助金制度を実現させたというところまで述べてきた。一方、全国の共同作業所の集まりである共作連(共同作業所全国連絡会)では毎年、国の補助制度の創設を求める国会請願署名活動を展開してきた。
もちろん、ひかり共同作業所もその一端を担い、87年についに国の補助金制度(年間70万円)が実現する。
(07年6月号掲載)
昔はよく「悪いことをすれば警察に言うよ」と言われたものだ。だが、規則を守る正義の代名詞であった警察も、あまりに不祥事が相次ぎ、組織の体質と個人の資質が問われている。福岡では泥棒に加担して逃走経路などを教え、関西ではゼネコンの入札に関与。酒食をともにして金品を受け取ったという悪徳警官が、それぞれ逮捕されていた。
(07年6月号掲載)
統一地方選も一段落し、選挙結果を受け、多くの首長・議員が新たなスタートを切っている。だが、その選挙を支えた「裏方」の仕事は終わっていない。選挙運動にかかった費用などを選挙管理員会に報告する「収支報告書」の作成、提出という作業が待っている。
一度提出しても、不備を指摘されれば何度でも修正しなければならない。特に、初めて選挙に臨んだ新人陣営は、細かい作業に苦労されたことだろう。
そこで本紙は、今年1月におこなわれた筑紫野市長選で2選を果たした平原四郎市長の「選挙運動費用収支報告書」を例に取って複数の選挙関係者に検証してもらい、作成の際の注意点などを指摘したい。
(07年5月号掲載)
書店やネット上に、こんな宣伝文句が溢れる昨今。現在では景気も回復基調というが、それを実感できる人はごく少数である。だからこそこんな、一攫千金の謳い文句が魅力的に映るのだろう。
だが、うまい話には「落とし穴」がつきもの。巧みな弁舌を鵜呑みにし現実を見失うと、とんでもないことになる。
そこで本紙は、福岡市内で開催されたある「お金儲けセミナー」に参加。その様子をレポートする一方、ここで推奨された「日本トレイド」(福岡市)の未公開株をめぐり「だまされた」と訴える一般投資家の声を紹介する。
(07年5月号掲載)
今から30年前、1977年10月、福岡市城南区鳥飼の市営住宅の一室で、福岡で初めての、障がい者自らが作り出した障がい者の働く場、共同作業所が産声を上げた。障がい者の仲間8人、親1人、ボランティア2人で出発した「ひかり共同作業所」である。
仲間たちはいずれも、いくつかの施設を経験してきた。そこでは24時間、日課が決まり、職員は先生で、障がい者はどんな年齢でも生徒、そして自ら取り組む仕事ではなく「訓練」だった。