カテゴリーアーカイブ: 福岡の政治経済

タレント市長の評価・中間市 ④ ■ 「V字回復の秘策」を待つ市民

6月6日の 中間市長選挙告示まで2週間を切った。
今年3月までに福田市政に異を唱える立候補予定者が相次ぎ、市議会副議長の梅沢恭徳氏(33)、社会福祉法人理事の俵邦子氏(67)、元市消防署長の嶋津淳一氏(67)、市議の植本種実氏(72)の4名が名乗りを上げていた。

一方の福田健次市長は、選挙の半年前に議会で再挑戦を表明するのが一般的だが、3月25日になってやっと2期目への挑戦を表明、3ヵ月前というあまりにも遅いタイミングである。
市民の反発が続き市長職に嫌気がさしていたが、それでもその後 候補者が増え、現職有利になったことで勝算ありと踏んだのでは、と関係者の間では憶測を呼んでいた。

ところが5月12日になって、梅沢氏と俵氏が立候補の取り止めを発表、植本氏と政策協定を結び 支援することを発表、福田氏にとっては 候補者が減る予想外の展開になった。
現時点で、福田氏、植本氏、嶋津氏、3人の争いとなりそうだ。

福田氏の頼みの綱は、後援会長の片岡誠二県議(自民党)と、不動産や医療・介護まで幅広く手掛ける地場有力企業グループだが、自民党中間支部も一枚岩ではなく県連の推薦を取り付けるまでには至らなかった様だ。

福岡のアイドルグループと市の広報活動で業務提携する等、見せ方は上手い福田市長だけに 若者票や浮動票を相当数 獲得すると思われるが、昔から中間市に愛着を持つ人々は、福田氏が「V字回復の秘策」について語るのを首を長くして待っている。

(了)

被害者を訴えた逆切れ裁判 ② ■ ぶつけた側が修理費を請求

九州産交バスの修理費用は112万4000円、そのうち 免責分10万円を九州産交バスが支払い、残り102万4000円を三井住友海上保険が負担している。
そして、平成30年6月、九州産交バスと三井住友海上は 連名で、美風交通を相手取って それぞれ10万円と102万4000円の支払いを求める裁判を起こした。

停車中の車に接触した側が、自車の修理費用 全額を請求する裁判というのは あまり聞いたことがない。
合計金額が わずか112万4000円、提訴したのが 九州のバス業界の雄、九州産交バスと 天下の三井住友海上保険だ。

九州産交バスの担当者は 全て保険会社に任せてあるということで、取材に応じなかった。
三井住友海上保険は本社広報を通じ、係争事案については主張は法廷にて行うべきであり、当社の主張は訴訟において明らかにした通りという回答があった。
三井住友が法定で訴えた主張は、
美風交通のバスの停車位置が悪かったということである。

停車中にぶつけられた上に 修理費用まで請求された美風交通だったが、当然過失はないものとして112万4000円は支払う意思はなく、反対に 平成31年2月、破損した美風バスの修理費用約190万円と修理中の営業補償を求めて反訴した。

ー 続 く ー



 

タレント市長の評価・中間市 ③ ■ 際立つ発言の軽さ

中間市の人口は 現在約4万人、国立社会保障・人口問題研究所の将来推計では、2045年までに 2万8248人に減少し、高齢化が進むとされている。
福岡県下では 福岡都市圏以外 殆どの自治体の共通の悩みである。

そういった事態を打開するため各自治体は頭を悩ましているのだが、過去には佐賀県武雄市のように発信力のある市長がいる自治体が注目を集め、新たに企業が進出した例もあった。

4年前、福田市長に期待されたのはその発信力だったが、発言の軽さが際立った。
特に、昨年5月に地元テレビ局で放送された 番組での発言だ。
福田市長は「中間市を超V字回復させる秘策を考え出した」と述べ、「オンリーワン、オリジナルの産業を創ること」として、最新技術である亜臨海水処理施設を導入し、ゴミを資源化するシステムを構築するという 具体的なプランを熱く語った。

しかし直後の6月議会の一般質問で、秘策について問われた福田市長は、「秘策はあくまでも秘策でありまして、現時点ではお話しすることを控えさせていただきます」と答弁、個人的な実施案だとした。
テレビで話した内容を 議会で説明できないという あまりのお粗末ぶりである。

テレビ出演から1年経つが、V字回復に繋がる秘策とやらは 以前として議会で説明されないままだ。

ー 続 く ー



 

 

被害者を訴えた逆切れ裁判 ① ■ 停車中のバスに接触

大型観光バスの接触事故の修理費用を巡り、事故を起こした側のバス会社と保険会社が連名で、被害にあったバス会社を熊本地裁に訴えた裁判の判決が 5月13日に出たが、実に不可解なものだ。

原告は H.I.S傘下の九州産交バス㈱(熊本市)と 三井住友海上保険㈱、被告は須恵町に本社を置く観光バス会社 ㈲美風交通だ。

事故が起こったのは平成29年12月1日午前9時頃、JR博多駅筑紫口の貸切バス有料駐車場内において、停車中だった 美風バスの右隣にいた 九州産交バスが発進し、左折する際に美風バスのフロント右側に接触した。

美風バスのドライブレコーダーに事故発生時の動画も残っており、美風交通のバスは完全に停車している。

また、事故直後の警察の調書には、九州産交バスの運転手が「左側を確認していなかった」と証言していることが明記されている。

この接触で双方に修理費用がかかったが、当然のことながら、美風交通の保険会社である 東京海上日動火災保険㈱は、停車中のもらい事故、過失割合がゼロということで 当初から介入しないものとした。

ところが、九州産交バスと三井住友海上保険が 事故から半年経った平成30年6月、思いがけない行動に出たという。

ー 続 く ー

タレント市長の評価・中間市 ② ■ 公立病院建て替えから廃止へ

築40年経ち 老朽化が進む 市立中間病院であったが、福田市長は1期目の選挙で早期建て替えを公約に掲げた。
しかし、今年3月末で廃止、公約違反の象徴となったが、廃止までの経過に関し不透明な点が多く、議会や市民からは福田市長のリーダーシップに疑問の声が上がる結果となった。

令和元年5月、市長は 近隣の病院の院長らで構成する「中間市立病院あり方検討委員会」に諮問し、同年10月に「独立行政法人に移行が望ましいが、かなわない場合は民間移譲」という答申を受けた。

しかし、令和2年3月末の 市議会全員協議会で、市長が「独立行政法人では市の財政負担が今後も続いていくことから、庁議(市役所内の最高意思決定会議)で民間移譲とすることに決定した」と報告、そして 同年6月に 中間市最大の病院、 医療法人 秋桜会 新中間病院との間で 民間移譲する覚書を交わしたことが明らかにされた。

実は、同病院が 4年前の選挙で 福田市長を支援した地場企業のグループというのは、地元では有名な話、通常であれば 公共施設を民間に移譲する場合は公募という手続きをかけるところだが、随意での交渉に疑念が湧く格好となり市議会は反発を強めた。

市民にとって 百歩譲って 民間移譲で病院が存続するならまだ良かったが、話が急転、 11月になって 覚書を破棄する事態となったのである。
病院の建て替え費等の話で条件が合わなかったという。

このため、民間移譲の道も閉ざされ 廃止せざるを得ない状況になった。
病院の建て替えが 独立行政法人化、その後民間移譲となり相手先を独断で決定、終いには廃止と 目まぐるしく決定していったが、病院関係者や利用していた市民らの福田市長に対する不信感は増幅していった様だ。

ー 続 く ー



 

井尻駅周辺・連続立体交差事業化を断念?(後)

福岡市の方針決定に、全会派一致で請願に賛成していた議会をはじめ、井尻地区の関係者に衝撃が走った。

国庫補助採択の前提条件は、費用対効果(B/C「便益を費用で除した数値」)が「1」を超えることであるが、検証結果では井尻駅周辺については 「0.58」 と予想以上に低い数値だった。
その理由として、外環状線ができて以前ほど井尻駅周辺の交通渋滞がなくなったことや、労務単価や原材料費が高騰して建設コストが上昇したこと等が考えられる。



しかし、他の案件で B/Cの算出に携わってきたコンサル業者によると、同じ国交省のマニュアルを使っても条件設定次第でいかようにもなり、依頼者の意向を反映して数値を操作することは簡単というのだ。
それが 仮に事実なら、コロナ禍で税収が落ち込む中、工期が15年以上の長期に亘り 市の財政負担が大きいことから、恣意的に数値を低く抑えた可能性もあるのではなかろうか。

高島市長の政治的な思惑があったという声も一部では噂され、いずれにしても 高島市政の中で優先順位が低かったということだろう。
だが、西鉄にとっても 連続立体交差が実現すると、安全性の向上と列車速度のアップの他、新たなビジネスチャンスも生まれるなどメリットは多いはずだ。

一旦方針を決定した以上、短期間で覆すことは難しいと思われるが、前述のように建設コストが上昇したことで B/Cが「1」を超えることは難しくなっている中、国交省のマニュアルにはない事業効果を加味することで国庫補助の基準の見直しを図るなど、政治的な働きかけも 必要となるだろう。
高島市長の「やる気」に注目していきたい。





 

公認を決めるのは地方から・自民党

組織というものは、敵が強い時は一つにまとまるが、弱いと脆くなると言われる。
体たらくの野党を尻目に、自民党の地方組織が各地で揺れている。

徳島では、1区現職の後藤田正純氏を公認しないよう、県連が党本部に申し入れた。
また、高知県連は、前回衆院選で比例復活した山本有二氏ではなく、前高知県知事の尾﨑正直氏を擁立する方針を党本部に伝えている。

そして、福岡5区では 現職の原田義昭氏が出馬予定だが、自民県連や農政連など 多くの団体が 次期衆院選で 県議の栗原渉氏支持を表明している。

本来、小選挙区の代表は 地域のために働く人物になってほしいというのが 地域有権者の願いだ。
ある国会議員の場合、地域行事には小まめに顔は出すが、地元自治体の将来展望についての話は一度も聞いたことがない と地元県議が話す。

自民党の国会議員は現職優先、党本部が決めるとされている。
組織の規律を保つための一つの手法だろうが、「国会に行く代表者は 選挙ごとに 地方組織で決める」というのも 自然な考えだ。
地方組織が これまでの実績等で審査して、基準に満たない場合は公認願いを出さないという仕組みがあってもいいのでは。

自民党のことだが、日本の将来がかかっているので ついつい ボヤいてしまった。



 

井尻駅周辺・連続立体交差事業化を断念?(前)

現在福岡市は、福岡県と共に 令和4年度8月末の高架切り替えを目標に、西鉄天神大牟田線連続立体交差事業に取り組んでいる。
そのうち福岡市分は、雑餉隈駅周辺1.9km、事業費415億円となっている。

同事業には、踏切が無くなることによる道路交通の円滑化、沿線地域の環境改善など高い効果が見込まれており、雑餉隈駅周辺の次は 井尻駅周辺(大橋側から雑餉隈側まで)を 継続して事業化することで、更に利便性が向上すると考えられている。

井尻駅周辺の事業化については、慢性的な渋滞や踏み切り事故もあって 平成23年10月に井尻地区まちづくり期成会が高島市長宛に要望書を提出された。
また、同28年6月には3205名の署名と共に「早期実現を求める請願」が市議会に提出され、同年12月議会において全会派一致で採択され、関係者は高島市長の決断を待ち望んでいた。

井尻駅周辺1.6kmの区間の事業費は343億円と試算、そのうち西鉄が受益相当分として10%を負担し、国庫補助が採択されれば残りを国と福岡市で折半することとなっていた。

ところが、令和3年2月議会の中で 井尻駅周辺の事業化について、福岡市は国庫補助の採択基準を満たしていないことを理由に検討しない方針を示したのである。

ー 続 く ー



 

タレント市長の評価・中間市 ① ■ 公約と実績のギャップ

任期満了に伴う中間市長選(6月6日告示、13日投開票)には、現在までに 現職市長の福田健次氏(60)、元市消防署長で新人の嶋津淳一氏(67)、植本種実氏(72)が立候補を表明している。

地元テレビ番組の司会でお馴染みの福田氏が 初当選を果たしたのが 4年前の2017年6月、中間市出身ではない福田氏は 地元県議や地場グループ企業の支援を受けて 三つ巴となった選挙を制した。



タレント市長には相応の期待があったと思われるが、市民からはあまりいい評判が聞こえてこない。
それは、1期目に掲げた公約と実績のギャップにあるようだ。
公約の目玉だったのが、「小中学校給食費の完全無償化」、「警察署の誘致」、「老朽化した市立病院の早期建て替え」であったが、残念ながら実現できたものは1つもない。

給食費無償化は市財政が回復するまで延期、警察署の誘致については 要望は上げたものの、県は対応する気配は微塵もなく、見通しの甘さが露呈した格好だ。

そして、更に 市民を失望させたのが「市立病院の早期の建て替え」である。

ー 続 く ー



 

 

職員採用贈収賄事件の波紋

5月10日、福岡県みやこ町の上田重光町議(72)が同町職員採用に絡む収賄容疑で逮捕された。
受け取った現金は数百万とされており、贈賄容疑で受験者の両親と仲介者の土木建設会社社長も逮捕されている。

みやこ町周辺の自治体では 職員採用の不正の噂は以前からあり、考えられないような裏技が使われた例がある。

その自治体(仮にY市とする)では、2018年度の職員採用試験の1次試験(上級事務職)では、29名が受験、200点満点で1位168点から最下位58点、平均点が101点という中で、なんと29名全員が合格という結果だった。
因みに2017年度の同試験では31名受験して14名合格、1次試験で全員合格というのはどこの採用試験でも聞いたことがない。

Y市の事情に詳しい人の話では、「2次試験と最終試験は面接や集団討論等でどうにでもなるので、1次(教養・専門の筆記)だけは自力で通過して」というのが通例、合格できたら300万円の謝礼が相場という。
今回のケースは 依頼された受験者の点数が最下位に近かったことで、止む無く全員合格させたのではと見る向きが多いが、これが事実なら 市役所内の相当な実力者からの指示があったと考えられる。

贈収賄の噂もあり Y市における立件が本命視されていたが、ダークホースのみやこ町に先を越された格好だ。
採用試験に際し、みやこ町職員の関与があったとの報道もあり、上田容疑者からの直接の指示なのか、それとも市の幹部も承知していたのか、今後の捜査の行方に注視していきたい。

県警からの排除通報

北九州に本拠を置く工藤会も、福岡県警の暴力団撲滅作戦の大きな目標となり、象徴であった本部事務所を処分するほど追い込まれ、大物幹部は高い塀に囲まれた場所で生活している。

最近は久留米市に本部がある道仁会が標的になっており、一昨年から詐欺、恐喝の他、道交法違反、風営法違反、建設業法違反等での組員らの逮捕が続いている。
その捜査の延長で、建築業の役員が組員と関係があることが判り、県警は4月27日、建設業8社について公共工事からの排除通報を行った。

戦後、祖父や親の世代からの長い歴史の中で、暴力団は様々な形で一般社会に溶け込み、無下にできない複雑な人間関係も存在しているのも事実であるが、そんなことは言い訳にならない時代だ。

反社との関わりを嫌う金融機関から取引を停止され、早くも不渡りを出した企業も現れ、その波紋は今後福岡市の企業にも及ぶ可能性もあり、土木・建築・設備・設計など建築関係者は火の粉が飛んでくることを恐れている。



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福岡1区・坪田氏が事務所開設

立憲民主党福岡1区総支部長の坪田晋氏が5月6日、博多区吉塚に選挙事務所を開設した。

事務所を訪ねたところ、オリンピック銀メダリストで現在は福岡市議の山田ゆみこ市議や、早稲田大学ラグビー部の友人らが集まり 打ち合わせ中だった。
もちろん国政選挙は初めて、手探りではあるが 「若さ」と「体育会系のチームワーク」でカバーしていきそうだ。

小さな事務所だが、今後は 支援の輪が広がっていくだろう。

坪田晋事務所の住所:福岡市博多区吉塚2丁目3-5

~速報~

暴力団幹部との不適切な関係から、動向が注目されていた(株)九設(大分市・福岡支店 福岡市博多区上牟田1丁目11ー25 TAビル2階)は、決済が不調となった。
年商は50億円、福岡での売上は30億円内外もあり、影響は大きいと予測される。

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NEXCOと大島産業(22) ■ 道路資産の取り扱い

NEXCO西日本の関係者から興味深い話を聞いた。
前述のように、大島産業の工事では、証明する検査手続きや書類の不備、数量が不正解、確認できていないものが多いが、資産の取り扱いの関係から 引き渡しが簡単ではないというのだ。

高速道路に係る道路資産は国に帰属しており、「独立行政法人 日本高速道路保有・債務返済機構」が保有し、NEXCO各社に貸し付けている。
同機構は NEXCOが高速道路の新設、改築、修繕又は災害復旧に要する費用に充てるために負担した債務の引き受けを担っている。
その際、対象となる道路資産に対し、証書類や道路資産原簿等を照合することで、引き受け額が適正ということを確認するという。

NEXCO中日本が現在、本来大島が負担すべき品質と寸法の適合調査に協力しているという話だが、その結果 全て証明ができて書類が全部整えば 引き渡しに問題はなくなる。
しかし、証明できなかった場合や、規定の方法での確認ができず 別の簡易な方法で規定品質に類似判断ができたという場合はどうするのだろう。

当然のことながら、国への引き渡しはできず、品質不明、もしくは規定に不適合なものが、多くの一般通行車両が通る場所に放置されることになる。
また、跨道橋を管理する地方自治体にも引き渡しができない。
仮に放置扱いされた場合、資産としてどう取り扱うのか 悩ましい問題である。

書類の不備は、工事代金の確定に止まらず、国の資産にまで関係してくるということだ。
まずは 適正な価格である事、品質、耐久性を確認した根拠を明らにする必要がある。
国や自治体に引き渡す資産に、特定業者の優遇や不透明な処理、隠蔽は絶対にあってはならない。


日本高速道路保有・債務返済機構ホームページ

ー 続 く ー

立憲・福岡4区総支部長 辞任か

次期衆院選で 福岡4区から立候補予定の 立憲民主党 森本慎太郎氏であるが、衆院選を目前に控え 辞任が噂されている。

森本氏は 1978年生れ、糟屋町出身、立命館大大学院を修了後 NTTドコモ九州を経て、東北大公共政策大学院に在学中、旧立憲の公募で選ばれた人物で 2019年7月に4区の総支部長に就任した。
以後1年10か月の間、森本氏は同じチラシを数回撒いた程度で、党勢拡大に努めたわけでもなく、積極的な活動が見られないことから、関係者から疑問の声が聞こえていた。

4月17日、同党の枝野幸男代表が、福岡5区の次期候補者となる 堤かなめ氏の記者会見に同席するため来福した際は、森本氏も枝野氏と行動を共にした。
そして、その翌日の午前4時50分、博多区内で小さな自損事故が起きた。

詳細は割愛するが、森本氏の事故との直接的な関連はないものの、現在は活動を停止しており、その処遇は党本部預かりという。

先の衆参補欠選挙では 野党が共闘し3連勝したばかり、仮にこの時期に辞任となると立憲にとっても痛手となり、判断に苦しむと思われる。
福岡5区の立候補予定者の連続辞任もあったが、公募では優秀な人材が集まる反面、リスクも大きいという教訓になっただろう。

NEXCOと大島産業(21) ■ 早期幕引きを図る声

NEXCO中日本から大島産業への請求金額は、契約解除による違約金と「緑橋」「北原橋」「絵堂橋」3橋の再施工費の合計で 数億円に上るようだ。

それに加え、水増し請求で 未だに説明されていないものがある。
大島の工事では複数の下請より見積りの水増し請求強要の申告があり、中日本自身も(虚偽と申告された)見積りを元にした精算自体について報告で触れている。
NEXCOと大島産業 ⑨ ■単純作業で1000万円超の水増し

更に、国会の委員会の場で 4億円の保安費を含めた異常な工事変更額の妥当性について、昨年11月に野党からの質問されているが、5ヵ月過ぎても中日本と国交省は未だ何一つ回答していない。
NEXCOと大島産業 ⑩ ■6億の工事に4億の保安費

以上の合計が 中日本から大島に請求されるはずだ。

当然、大島も損害賠償額の妥当性については主張を行い、争うことになるだろうし、中日本を訴えることも考えられる。
中日本としては、書類の未提出や不備があれば 支払う義務はなく、徹底的に争うべきである。

仮に天から早期幕引きを図る声が聞こえたとしても、拙速な判断、妥協、うやむやな精算処理を行った場合には、後々粗悪な品質から起こった事故、不具合の賠償責任、補償義務は中日本となることに留意しなければならない。

第三者調査委員会は 開催して約1ヵ月後に中間とりまとめを発表したが、その後3ヵ月過ぎても最終報告に至っておらず、調べれば調べるほど 疑問点が噴出し、終了の目途が立たない様だ。
この耐震偽装問題の解決は前途多難である。



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NEXCOと大島産業⑳ ■ 証明義務を肩代わり?

NEXCO中日本では、天の声に忖度した幹部主導で、大島問題の早期解決を図る動きが加速しているらしい。

工事契約では「品質証明」と「規格寸法適合」の2つの書類が揃って、初めて発注者は施工者に支払いをすることになるが、これは民間工事と公共工事、どんな小さな工事でも同じである。
通常、これら2つの書類での工作物の証明については施工者側が義務を負っており、書類の提出に基づき 発注者は検査を行い 公正に判断するという流れだ。
発注者は、工作物の寸法を申告させ、品質が証明できなければ 施工者負担で調査報告と撤去再施工を求めることができる。

大島産業の天神橋他の6橋の工事では、それらの書類や調書の多くが未提出や不備とのことだ。
また、中日本の立会検査が義務付けられている作業の無断施工も多く、大島自身が検査をしたという書類が数多く提出されているが、その殆どが不備または不適合という。

中日本が昨年11月に異例となる契約の解除を行い、耐震偽装箇所の「緑橋」「北原橋」「絵堂橋」において 中日本自身が再施工を行ったのは、大島の杜撰な管理体制の事績が積み上がり、再施工する能力がないと判断したからだろう。

ところが今、中日本では 書類の証明義務が大島にあるにも拘わらず、頼まれもしていないのに中日本自身が肩代わりして 書類を揃えたり、試験を行ったりしているという 信じがたい話が聞こえてきた。
これは、他の全施工業者には行わない特例扱いの措置で、中日本が大島にスムーズに出来るだけ支払えるよう手を貸すという不公正な便宜供与と言える。

事実であれば、公平・公正な業者対応が求められる公共工事でコンプライアンス上の問題となり、国会でも事実確認をする必要があるだろう。



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自民党の膿を出す!

菅政権発足後、初の国政選挙となった衆参3選挙で全敗を喫した自民党であるが、特に広島の敗戦の影響は大きい。
参院選における政治とカネの問題に対する不信感が広がり、そして何より 党が支出した1億5000万円について、説明責任が果たされていないことが問題視された様だ。

菅総理も解散時期を含め 戦略の見直しが必要だが、宏池会領袖の岸田文雄氏も もう後がない状況、方針の大転換が迫られる。
次の総理に相応しい政治家を問う世論調査では、岸田氏の名前は霞んでおり、このまま優等生を続けていても、次の総裁選で勝つのは難しいだろう。

そこで一つの提案だが、政府与党には 隠蔽したままの多くの疑惑がある。
それを徹底的に追及する「自民党の膿を出す」というキャッチフレーズを全面的に掲げ、マスコミと共闘というのはどうだろうか。
「1億5000万円の政治資金の原資」、「森友問題で非公開となっている文書」、「安倍前総理による桜を見る会の私物化」、「総務省のNTT優遇」、「東北新社への便宜供与」など、国民が 真相究明を期待する材料は山ほどある。

NEXCOと大島産業⑲ ■ 省庁で異なる対応

3月17日、全国紙が朝刊一面で LINEの個人情報保護に不備があったと報道、19日には総務省はじめ行政サービスなどにLINEを活用していた各地の自治体が、利用の一時停止を相次いで表明した。
LINEを運営するZホールディングスは 第三者調査委員会を設置し 23日には第1回、4月13日に第2回の会合を開催、結論はもう少し先になるようだ。

第三者調査委員会の結論を待たずして、総務省や自治体は利用を停止したが、当然の措置である。
このことと、国交省が大島に新規発注をしたことを同列に語るには異論があるかもしれないが、本質は同じではなかろうか。

国交省は、令和元年10月に下請虐めの告発文が出ていることを承知しており、昨年10月の文春報道で施工不良が発覚し中日本が契約を解除していることや、12月26日の第三者調査委員会の報告書で杜撰な管理体制と指摘されていること、1月22日に鉄筋切断後コンクリート打設して耐震偽装を行っていることなど、全て把握している。
それでも 3月10日、国交省九地整の入札に大島産業が参加し、約2億円の工事を落札している。

NEXCOを所管する 国交省道路局国道・技術課に尋ねたところ、「現在第三者調査委員会の中で原因究明が行なわれており、その結果報告を待って対応する予定だ。中日本からの報告内容について省内では情報共有はしておらず、各担当部署で手順を踏んで契約を行っている」という回答だった。

つまり、「様々な報告はされているが、(いつ終了するか分からない)第三者調査委員会の結論が出てから対応を検討、それまで国交省として新規契約は行う」というスタンスである。



ー 続 く ー

NEXCOと大島産業⑱ ■ 国交省が新規契約の不思議

今年3月10日、国交省九州地方整備局 北九州国道事務所の入札で、大島産業が福岡3号野間ランプ(下り線)改良工事を 1億9225万8000円(税込)で落札し、契約している。
折しもNEXCO中日本では、大島の施工不良が判明し契約解除後、箇所の再施工が行われている最中で、第三者調査委員会では施工不良の原因究明の調査が継続しており、国交省の新規契約を疑問視する声が 弊社に数多く届けられた。

民間企業が建設の施工業者を選定する際、例えば工事中に死亡事故が起こったとか、反社との関係があると報道された企業については 当然外すことになる。
仮に 検証する委員会が開催されていたとしても、その結果が出る前に契約するのは躊躇するだろう。
なぜなら、シロの場合もあるが、契約後にクロと出た場合に取り返しがつかないからだ。

地方自治体においても、こういったケースでは一般競争入札で当該企業が潜り込んで来ないように、何等かの防御策を講じるのが通例という。
当然、国交省も何らかの防御策を講じていると思われていたが、九地整で新規契約を行っていたことから、中日本が国交省に報告していないのではないかという疑問が浮かんだ。

結論から言うと、国交省は全て報告を受け把握していた。
中日本の第三者調査委員会には 国交省担当課長がオブザーバーとして参加しており、1月15日に発覚した鉄筋切断を含む耐震偽装についても、中日本が1月22日に 国交省に報告を行っていたことが判った。

それにも拘わらず、国交省が何もしないのはなぜだろう。



 

- 続 く -

小郡市長選挙は3人の争い

小郡市の市長選、小郡市・三井郡(大刀洗町)選挙区県議選は、ここのところ 1枠を巡り保守分裂の一騎打ちとなり僅差で勝負がついてきた。

2017年の 市長選挙
加地良光氏 13,355票
平安正知氏 12,969票

2019年の 県議選挙
井上忠敏氏 16,104票
横尾政則氏 15,486票

4月18日 小郡市長選が告示され激戦の火蓋が切って落とされた。
今回の市長選には、自民県連が推薦する前市長の平安正知氏(60)と自民福岡6区の鳩山二郎衆院議員が推す現職の加地良光氏(56)で 再び一騎打ちになると思われたが、直前になって飲食店経営の新人 古賀秀紀氏(66)が名乗りを挙げ、3人の争いとなった。

選挙管理委員会によると、期日前と不在者投票者数が前回の同時期と比べて倍以上のペースで推移しているという。
25日が投開票、各陣営の必死の訴えは続く。





NEXCOと大島産業⑰ ■ 耐震偽装は経営責任

鉄筋の不足と切断では意味合いが全く異なる。
切断は明らかに故意で 耐震補強工事の目的に反する行為、その後コンクリートを打設した偽装であり、中日本にとってみれば契約違反で刑事告発レベルだ。

笹子トンネル崩落事件の反省から、安全を最優先とした企業風土への改革と信頼回復に取り組んできたはずのNEXCO中日本だが、再び信頼を裏切るような耐震偽装工事を招いた事は取り組みの失敗であり、トップの経営責任と言えるだろう。
更に、その事実を経営者が再施工の終了後まで公表しないとしたのは、公共工事を担う企業としていかがなものか。

中日本は 1月15日に鉄筋の切断を確認したのだから、即座に公表すべきだったと思われるが、増田優一副社長の意向に沿って社内では事実上のかん口令を敷き、4月9日まで詳細を公表しないまま突貫工事を行っている。

週刊文春には、鉄筋切断等新たな施工不良の報告後、増田副社長らの発言の議事録の写真が掲載されていたが、中日本にそれは実在するか問い合わせたところ、「確認できません」と残念な答えが返ってきた。

社内で かん口令を敷いたことは分かったが、では監督官庁の国交省には報告を行ったのだろうか。



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NEXCOと大島産業⑯ ■ 中日本が認めた鉄筋切断

4月9日、NEXCO中日本は プレスリリースで、大島産業が施工した橋梁の耐震補強工事で判明した不良箇所について、再施工が完了し安全性が確保されたことを発表した。
プレスリリースはこちら

その中で、昨年11月13日時点で公表されていない、新たな施工不良箇所があったことを明らかにしているが、見過ごせないのが 絵堂橋(調布市)の橋台における主鉄筋の切断である。



今週発売の週刊文春では、中日本は今年1月15日に主鉄筋6本が切断されていたことを確認していたが、その後の社内会議において 増田優一副社長が、
「世間に対して余計な心配を惹起するような公表内容にしてはダメ」
「再施工の中でいろいろ見つかったが、それも安全な状態にして再施工完了しました、と言えばよい」
と発言したことを 議事録の写真付きで伝えている。

いやいや、増田副社長におかれて法令遵守担当役員、まさか そんな発言をしていたとは驚きだ。
この鉄筋切断と同社のコンプライアンスについては、弊社記事を参考にして頂きたい。

 

ー 続 く ー

県内26歳看護師・ワクチン接種後4日目に死亡

厚労省は4月9日、2月17日から 4月4日までに新型コロナウイルスワクチン 109万6698回接種中、副反応疑いが350件、そのうち アナフィラキシーが 79例評価したことを公表した。

また、接種後の死亡として報告された6人の事例について詳細を報告、うち4件が出血性脳卒中(くも膜下出血、脳内出血)、溺死1件、急性心不全1件で、いずれも現時点でワクチン接種の因果関係は評価できないとしている。



そのうち 26歳看護師が、福岡県内の公立病院勤務だったことが判った。
医療従事者から優先して始まったワクチン接種、もちろん強制ではないが同看護師はコロナ病棟勤務のため、3月19日に書類に同意した上で接種後、アナフィラキシーショックはなかったという。

経過観察では異常は見られなかったが、その後、23日の夜勤に出勤して来なかったため職場から家族に連絡があり、アパートで死亡した状態で発見され、死因はくも膜下出血と診断された。

同僚にとって突然の死は悲しくショッキングな出来事だったが、前述の厚労省の報告には看護師という職業が明記されない上、ワクチン接種の因果関係は評価できないとされていることから、不信感が広がっている様だ。
専門家の話では、直接的な副反応とは言えないが、ワクチン接種後の様々な不快な症状が原因で血圧が上昇したことにより、血管の破綻が生じた可能性も考えられるとのことだ。

厚労省は、新型コロナワクチン接種の有無によらず、出血性脳卒中による死亡が毎年一定数報告されていることや、ワクチン接種によるメリットがリスクを上回ることから、「現時点では引き続き注視していく」との立場である。
しかし、日本より接種数が遙かに多い英国では、100万回接種あたりの死亡報告件数が 26.2件(下表)と高いことが判っており、今後も増える可能性が考えられる。

また、昨年1月以降、国内で 20代女性が新型コロナウイルス感染症で死亡した例がない一方、ワクチン接種後に死亡したという事実は重く受け止めなければならない。
高齢者優先で始まったワクチン接種だが、ワクチン推奨学者の中には若者や子どもまでという意見もある。

確かに接種の判断は難しいが、接種の判断はあくまで本人(保護者)の意思である。
国や自治体は、副反応の危険だけではなく、今回のような因果関係が認められない死亡事例等の情報も十分に提供した上で勧奨するべきだ。

服部福岡県知事誕生

4月11日に投開票された福岡県知事選挙は、同時に行われた八女市・郡、久留米市、福岡市西区の3ヶ所の県議会議員補欠選挙が無投票で決まった事もあって、投票率は30%を割り込む低調な結果に終わった。
大学卒業後に福岡県庁に入り、財政課長などの要職を歴任した後副知事に就任、小川知事入院後は知事職務代理者を務めた、生え抜きの県庁マンからの転進である。

今回の知事選はコロナ禍ということもあって、前回の様な保守分裂選挙を避けるために福岡県議会を中心に調整を図り服部氏に一本化し、共産党が有権者の選択肢として星野美恵子氏を擁立する構図となった。

服部氏も選挙戦に入ると、福岡県内を回って立ち合い演説する際に、ビールケースを活用した演説台を最後まで利用し、街宣車の上に昇らないこだわりを最後まで貫いた。
その姿を間近で見た関係者からは、「政治家に近づいた」と喜びと期待の声が聞こえてきた。



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河川漁協への協力金 ④ ■ 今後を見据えた対応を

団体は県に対し、漁協から工事毎に 協力金を要求されている現状を報告、対策を訴えた。

県も重く受け止め、昨年12月末、県内全漁協宛に 、三重県の漁協組合長の逮捕を引き合いに 公共工事にかかる不当要求行為の防止と法令遵守の行動を求める文書を送付した。
その文面に、「工事着手前に過度な協力金の支払いなど公共工事に係る法的根拠の存在しない要求を受注業者に強要するなどの不当要求行為、並びに不当要求との誤解を生じるような行為に関与されることのないよう、適正な組合運営をお願いします。」とある。

なんとも もどかしい内容だが、協力金の性質上 致し方ないだろう。
そもそも協力金には法的な根拠は無いが、一切禁止にすると漁協の運営に支障が出るのが分かっている。
また、県が漁業権を認めている以上、公共工事の影響で本当に魚の生育に影響が出るのであれば、それは発注者の責任で 対応しなければならない。
現在も自治体から漁協に補助金が支出されているが、更なる予算措置が必要となるだろう。

県の要請には我関せず、同漁協では 現在も 団体加盟の業者への協力金の要請は続いている様だ。

漁協の組合長が逮捕・起訴された三重県では、地元漁協に長年続けてきた 河川工事における業者単独での現場説明と協力金の支払いは廃止することにしたという。

他の漁協の幹部が心配していたのは、同漁協による協力金が問題化することで、三重県のように 他の漁協にまで影響が及ぶことである。
協力金を拒否する業者が増えれば、漁協が担う 水産生物の増殖や河川の保全事業に支障が出る。

繰り返すが、同漁協の組合員の殆どが地域の担い手で良識ある人たちだが、理事が何をしているかはよく分かっていない状況である。
同漁協の理事は、ルール変更が 想定以上の地雷源となっていることに気づいていない様だ。
まずは、団体と取り決めた従来のルールに戻すことが最善策と思われるが、6月末に開催予定の漁協定期総会までに 今後を見据えた対応が求められている。



ー 了 ー

総決起大会は公選法違反?

選挙となると県警2課は選挙違反の摘発に力を入れるも、公職選挙法にはグレーな部分が多いのも事実で、立件までいくのはなかなか難しい。
喉から手が出るほど欲しいのは現金が動いた情報、贈収賄で立件できれば勲章ものという話を聞いたことがある。

4月18日に告示される小郡市長選を前に、小郡市では公選法の規定により、3月25日から4月11日までの福岡県知事選挙の期間中は後援会活動が禁止されており、候補を擁立している各後援会はもどかしい思いで過ごしていたようだ。
平安まさとも後援会のFacebookには、「選管からのお達示は、『知事選挙期間中は後援会活動を禁ずるとのこと、市政に関する集会、報告会はできません』とはっきり書かれている。



それにもかかわらず、4月11日に 同後援会の総決起大会が開催されたとの情報が入ってきた。

場所は小郡市民文化会館大ホール、案内状には、「来る四月の市長選挙に向けて、皆様方のお力をお借りしたく総決起大会を開催させて頂きたく存じます」と 堂々と集会の告知をしている。
大会には平安氏本人も出席、盛況だったという。

公職選挙法第201条9項に、「政治活動を行う団体は、政談演説会及び街頭政談演説の開催、(中略)ビラの頒布並びに宣伝告知のための自動車及び拡声機の使用については、都道府県知事の選挙の行われる区域において、その選挙の期日の告示の日から選挙の当日までの間に限り、これをすることができない。」との規定があり、違反した場合は 百万円以下の罰金という罰則規定もある。

後援会が選管に集会禁止を確認しておきながら 総決起大会を敢行したのは事実だ。
小郡市の市民からは怒りの声が上がっているが、現金の授受ではないだけに 2課も興味が湧かないということか。

河川漁協への協力金 ③ ■ 変わった漁協内の空気

突然のルール変更には、年間数十億円とも言われる災害復旧工事が集中していたことが背景にある。
漁協にとってみれば、団体からは年間200万円しか徴収できないが、個別だと合計で その10倍以上は得られる。

だが会計上、協力金は 漁協の事業にしか使うことができないことになっている。
過去に 某漁協が協力金を分配し、組合員の出資金に加算していたことが問題になったことがあり、以後 都道府県が指導しているという。

同漁協の組合員数は約300名、生業としていない者でも 年間一定の日数、漁を行う者(釣りを含む)であれば 各地区の組合員の同意を得た後、10万円を出資することで組合に加入できる。

前述のように殆どの組合員が地域の担い手、 ボランティアで活動に参加し、慣例に従って運営してきたが、ある時期に Aという人物が理事になってから、漁協内の空気が変わったという。
Aは逮捕歴のある人物、現在も公共工事のまとめ役のような仕事で小銭を稼いでいるとの噂もある。
今回の複数の組合員を取材したが、その全員が「今の理事が 何しようか わからん」と話し、協力金で土木業者とトラブルになっている事実を伝えると、「やり過ぎたらいかんもん」とのコメントが返ってきた。

漁協側の一方的なルール変更に悲鳴を上げたのが 団体に加入している業者だ。
昨年10月、団体の代表者が県庁に出向き、現状報告と対策を訴えた。



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立憲から有力女性候補・福岡5区

保守分裂で注目されている福岡5区だが、4月6日の立憲民主党 常任幹事会において、堤かなめ県議(博多区選出)の衆院小選挙区総支部長が承認された。
1年で2人の新人候補が辞退した5区、党本部としては ベテランの現職県議擁立で3度めの正直としたいところだ。
これで福岡5区の立候補予定者は 立憲の堤氏、自民現職の原田義昭氏、自民で前県議会議長の栗原渉氏、共産で前筑紫野市議の古賀新悟氏の4人となった。

保守分裂のまま解散総選挙となった場合、前回 希望の党の楠田大蔵氏が 96675票を獲得しており、堤氏にも十分勝機はある。
女性候補というのも追い風だ。
但し、5区では知名度が低いため、勝利を引き寄せるには 共産との野党共闘が絶対条件となるだろう。


第48回衆議院議員総選挙 福岡県第5区
(投票日:平成29年10月22日)

一方の自民、支持拡大中の栗原氏は、区内7支部のうち福岡市南区、那珂川市、春日市、大野城市、甘木朝倉の5支部から、そして 170団体40企業から推薦を得ており、3月26日には福岡県農政連から推薦状が交付され、近く県医師会からも出されるという。
更に、大野城市長や那珂川市長からも「為書き」が贈られていたが、支部推薦が出ていない筑紫野市の藤田陽三市長からも届けられ、足場を固めている。



現職の原田氏は、最近 小泉環境大臣との2連ポスターを貼り出した。
支持者には、「自民党の公認は自分に出る」と支持者に電話掛けを行い、県農政連の推薦が栗原氏に出たことについては、「推薦決定の手続きが非民主的で透明性もない」という文書を配布しているという。
党本部が「次期衆院選は原田氏公認、原田氏の後継に栗原氏」という調停案を出したのが昨年12月、しかし 栗原陣営の勢いは継続しており、原田氏にとって「公認」だけは何としても死守したいところだ。

4月4日には、山口泰明自由民主党選挙対策委員長が来福し、県連幹部から現況の説明を受け、党本部に持ち帰った。
4ヶ月前とは地図が全く塗り替わっているのも事実、9割近くの保守系の地方議員や団体が栗原氏支援を表明する中、現職を公認し保守分裂で共倒れになることも考えられ、党本部としても判断に悩むところだろう。

最短で4月末に解散、5月11日公示、23日投開票という週刊誌報道もある。
コロナ第4波で先行き不透明だが、両陣営は本番さながらの戦闘モードに入ってきた。

河川漁協への協力金 ② ■ 突然変わったルール

協力金で問題になっているのが 有明海の注ぐ1級河川の漁協だ。

協力金の歴史は意外と浅く、半世紀もない。
それまでは河川工事を受注した業者が、一升瓶1本を持って漁協事務所に出向いて挨拶する程度だったが、40年程前、ある大型の河川工事で組合員1人当りに30万円の補償金が支払われたことを切っ掛けに、組合員が増え 工事毎に落札額に応じて協力を求めるのが慣例となったという。
平成12年に竣工した橋梁新設工事では、中堅ゼネコンが漁協に800万円を協力金として支払っており、地元業者にとってみると悪しき前例となったようだ。

繰り返すが、協力金により水生生物の増殖や河川の保全が地域の担い手によってなされているという側面があり、「協力金=悪」ではない。
ただ、業者の話によると、過去には協力金の支払いを拒否すると、工事現場の近くに舟を近づけるなどの嫌がらせがあったようで、スムーズに工事を行うために協力金を支払うようになった経緯もあるとのこと。

頭を痛めた業者らは、個別に対応するのではなく、土木業者が加盟している団体が一括して年間120万円を協力金として支払うことで 漁協と合意し、団体に加盟していない業者に対しては、漁協が 個別に落札額の 0.5%の協力金をお願いすることで落ち着いた。
6年ほど前に協力金は 200万円に増額され、一昨年までは問題なく履行されていた。


しかし、令和元年夏、支流の災害復旧工事で河川水の濁りや土砂の流出により、漁業権の行使に支障が出ているということで、漁協から団体に対し、工事差し止め等法定闘争ではなく、金銭での円満解決の申し入れがあり、双方が弁護士を立てて協議を始める。
以後漁協は、これまで団体から支払われてきた年間200万円の協力金は不要とし、工事毎に落札額の 0.4%の協力金を支払うようにルールを変更、団体に加盟している受注業者が漁協事務所に工事の挨拶に行っても、協力金の支払いを求める「覚書」を渡されるようになったという。



ー 続 く ー

無投票当選・県議補選

福岡県知事選挙に合わせた県議補欠選挙は、2日に告示され福岡西区の田中大士氏(54)、久留米市の中村香月氏(27)、八女市・八女郡の栗原悠次氏(44)の3氏が立候補するも、他に候補者がいなかった為に、無投票で初当選が決まった。

今回は楽な選挙だったが、3氏の任期は現職県議会議員と同じく2023年の4月29日までと決まっており、統一地方選挙での厳しい戦いが予想される。
2年間の在職期間にどれだけの実績が出せるのかが鍵で、他の現職議員以上に真剣に取り組む必要がある。

福岡市西区では、定数3のうち、自民2枠(公認と推薦各1)を守れるかどうかであるが、公明や維新が擁立することも十分考えられる。

久留米市は、定数5のうち今回擁立を見送った公明が候補者を立てるのは確実、また隣接するうきは市と合区になる話も出ており、同じ会派の議員で票を奪い合うことが起こりそうだ。

定数2の八女市・八女郡では、立憲民主党が候補を擁立すると思われ、自民と農政連の2枠を死守できるかが注目される。

NEXCOと大島産業⑮ ■工事を急いだ理由

次に、なぜ大島があってはならない主鉄筋の切断をしてまで工事を急いだのか。
鉄筋の不足、そして切断、耐震偽装までして何のメリットがあったのだろうか。
現場で技術的な課題が出た場合は、発注者であるNEXCOと協議をして 解決するために工期を延ばすことは可能で、最大の疑問だった。

そうしたところ、下請業者から一つ重大な証言を得た。
令和元年7月頃、大島の協力企業の社員で 福岡から中日本の現場に来ていた者が、「来年、大島の仕事で四国に行くことが決まっているが行きたくない」と不満を漏らしていたという。
東京と違い、長期に亘る四国の工事は割が合わないということらしい。

この話を聞いて、大島が工事を急いだ謎が解けた気がした。
調べてみると、その1年後の同2年7月に香川県、8月に徳島県で耐震補強工事が始まっている。
2つの四国の工事の一般競争入札は同元年11月に行われていたが、それぞれ2社、3社が応札、全社が予定価格を上回り、規程により不落札随意契約となっている。
その場合、NEXCOが応札した会社に見積依頼をして受注者を決定するという流れだが、いずれの工事も他社が辞退をしたため大島の受注が確定、12月からNEXCOと大島が価格協議に入り、夏までには工事が始まることが決まった。

その頃は、工程が大幅に遅れていて、工期の3月11日までは到底間に合わないことが分かっていて、現場では大声や怒声が飛び交っていたという。
そこに来て、夏から四国で2件の工事が始まることが決まり、どんなに遅くても夏までの終了が絶対条件になった。

鉄筋不足が発覚した緑橋で配力筋が施工されたのが 12月、そして、絵堂橋で主鉄筋が切断されたのが1月、時期が一致する。
その後、3月6日には2回目の契約変更が行われ、工期が7月10日まで延期されている。

つまり、今回発覚した施工不良・耐震偽装は、夏に始まる2件の四国の工事を受注したことで、工期までに終わることを最優先としたため、現場で技術的な問題が見つかったにも拘わらず、NEXCOに報告しないまま 施工不良を認識しながら工事を進めたことが、直接的な原因と考えられる。

間もなく第三者調査委員会の最終報告書が提出される。
報告書が水増し請求の詳細や、その背景に政治家への忖度があったことまで踏み込むかは不明だが、笹子トンネル事故以来、安全第一をうたってきたNEXCO中日本が、施工不良な工事で社会不安を引き起こし、国会を騒がせたことに対しての経営責任は大きい。
この問題の核心は、政治忖度によるコンプライアンス違反にあると思われるが、報告書が弊社の取材内容と一致するか 注目したい。



ー 続く ー

地域の声は私が届ける・県議補選(久留米市)

4月2日告示、4月11日投開票の 県議補選(久留米市選挙区)には、現在のところ中村香月氏(28)が立候補する意向を表明している。
20代の女性の挑戦ということで注目を集めているが、香月氏は県議を2期務めた中村誠治氏(国民民主党)の次女だ。
2年前の県議会議員選挙(定数5)には6人が立候補し、誠治氏が落選した。

旧田主丸町を地盤とする誠治氏が議席を失ったことで、同地区の声が届きにくくなったのも事実、そのような中、小川知事の辞任で突然決まった県議補選、各政党が2年後の統一地方選を見据えて候補者擁立を見送っていたところ、父親に代わり香月氏が挑戦する決意を固めた。

香月氏は、久留米市育ち、立命館アジア太平洋大学に進学し、1年間カナダに留学、卒業後は 外資系コンサル大手 アクセンチュアに勤務と異色の経歴、たまたまビジネスがひと段落したところで 独立起業を考えていたところだったという。

父親譲りの根性で、立候補を表明してからは 朝は市内で辻立ち、昼は後援会回りに汗をかく毎日だ。
今回、立憲民主党の推薦を得ているが、地元の声の代弁に政党は関係ない。
風や政党の力に頼りがちな新人とは一線を画す 泥臭い面を持ち、且つ 新しい感覚を兼ね備えた若手政治家として、コロナ後の県政で面白い存在になるに違いない。



若い力に期待・県議補選(八女市・八女郡選挙区)

4月2日告示、4月11日投開票の 県議補選(八女市・八女郡選挙区)に出馬を表明している新人の栗原悠次氏(44)にお会いしたが、たいへん好感の持てる青年だった。

今から25年ほど前、八女農業高校在学中には「(矢部村の)村長になりたい」と語っていたと聞く。
卒業後は東京農業大学へ進学し、農学博士の学位を取得、その後 八女市に戻り、実家の製茶業に励む傍ら、商工会やJA、消防団、観光協会等 地域活動に積極的に取り組んできた。

ここ数年で地元の矢部村は過疎化が進行し、地域の担い手が急減、危機感を 強く肌で感じるようになった。
また、緑茶消費の減少による茶価の低迷で、離農者が増えており、八女地区の農業を何とかしていかなければならないと思ったという。
このチャンスを生かして、県政に対し、自らの言葉で 中山間地域の危機、農業の現状、災害対策等を訴えていきたいと、熱く意気込みを語ってくれた。

思いの強い人こそ政治家になるべき、必ず県政に新しい風を起こしてくれると思った。 

NEXCOと大島産業⑭ ■低入受注、後で増額

元号が令和に変わった頃、既に工程に大幅な遅れが出ていて、とても10月22日までの工期に間に合わないことは、誰の目にも明らかだった。
その頃大島の人間が、「政治家の先生がロッキング橋脚の補修の仕事は儲かるからやれと言ったので始めた」と複数の下請業者の前で話したという。

この工事は低入札で契約しているので利益はない、むしろ赤字。
だが、その後工期と金額について、計5回の契約変更を行っており、当初6億0242万円の契約金額が最終的に13億2910万円と7億円以上も増額されている。

ある下請の業者は、塚本總業のF次長が「大島のOさんは工事費清算の名人、2倍にもできる」と話すのを聞いたという。
ちなみに、工事費が倍増している工事がNEXCOの工事で少なくとも2件あることが確認されている。
余程増額に自信があるということだろう。

また、前述のように、おそらく根拠不明な保安員費、材料費の水増しで清算させられているが、それには上層部からの強い意向がなければ倍額清算の決済は通常認められない。
つまり、「低入札でも受注さえできれば、後は増額を認めて儲けが出るようにする」というスキームが、大島と政治家、そしてNEXCOの上層部との間で 共有されていた可能性も考えられる。

改めて、法令遵守担当の増田優一副社長におかれては、NEXCO上層部に政治家とつながっている人物がいなかったか、いたとすれば指示を受けて従った社員は誰か、徹底的に調査して頂きたい。



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大曲副知事にエール

25日、福岡県知事選挙が告示され、前日まで副知事を務めた服部誠太郎氏(66)と元福岡市議の星野美恵子氏(70)の2人が立候補を届け出て、選挙戦が始まった。

両陣営とも準備時間が限られていたが、八女市山中の掲示板にも、午前中のうちに2人のポスターが貼られていたので感心した。
県内 8892ヵ所にポスターを貼ることができるのは、組織をしっかり持つ政党に限られる。

ところで、小川知事の職務代理者だった服部副知事が退職することで、福岡県政の陣頭指揮は誰が執るのか気になっていたところ、25日から新知事が決定するまでの期間、大曲副知事が職務代理者になることが決まった。

副知事は3人体制で、服部氏の他に、江口勝氏、大曲昭恵氏の2名がいるが、江口氏は4月1日付で任期満了を迎え退職予定、当初3月議会に再任させる人事案件の提案が予定されていたが、職務代理者による選任は不適当という理由で見送られた。

これまでも、新型コロナウイルス感染症対策本部で先頭になって対応してきた大曲副知事、文字通り県行政で孤軍奮闘の期間となるが、そのことを尋ねると「ここで倒れる訳にはいかない。責任の重さを痛感している」とのコメントが返ってきた。

大曲副知事、頑張って下さい!

NEXCOと大島産業⑬ ■大丈夫? 落札率74%

取材を進めていく中で、2つの疑問点が出てきた。
なぜ大島産業が中日本の工事に低入札で参加したか、そして、なぜ耐震偽装までして工事を急いだかだ。

まず、低入札で参加した理由であるが、この工事は 第1回目の入札が平成29年11月、2回目が同30年2月と2回連続で不調となり、同年7月に行われた3回目の入札に、2社のみが応札している。

そのうちの㈱今重興産(大阪府堺市)が「契約制限価格」の7億5585万円(税抜)を大きく上回る9億4700万円の札を入れているが、それは 決して無理はせず、あと2億円出してくれれば受けてもいいということだ。

それに対し、大島産業は「重点調査価格」を下回る5億6688万円で落札、その後 低入札調査を経て契約に至っている。
落札率は、公表されている同種の工事と比較しても極端に低い74%で、計算ミスか、もしくは初めての中日本の工事を確実に手中に収める意思があったと思われる。

3回目の入札で決めたい中日本にとって、大島は低入札 且つ 初めての受注ということで、不安はあったと思われるが、オリンピック景気に沸く時期、手を挙げてくれる業者がいただけでありがたかったという側面もあった様だ。

工期は当初、平成30年8月29日から令和元年10月22日(1年2ヶ月)となっていたが、下請業者の話によると、現場のことが分かる人間が大島にいなかったことが原因で、初期段階から工程に遅れが生じていたという。



ー 続 く ー

復帰戦略に暗雲・小郡市長選挙

任期満了に伴う小郡市長選(4月18日告示、同25日投開票)には、現職の加地良光氏(56)と前市長の平安正知氏(60)が立候補する意向を示している。

前回(平成29年4月)の選挙では、自民党と民進党の推薦を得て余裕で4期目に挑戦してきた平安氏を、草の根運動を展開した新人の加地氏が僅差で破る波乱となり周囲を驚かせた。
平安氏の敗因は、上意下達を過信したことや公開討論会をキャンセルするなど驕りが指摘されていたが、地元県議が集会で「よそ者に市長を任せるわけにはいかん」と発言し、多くの転入してきた市民の反発を招いたこともあったという。

今回は、復帰を目指す平安氏に自民党県連は早々と推薦を出したが、地元では過去の醜聞が話題になり、早くも暗雲が漂っている様だ。

最近は森喜朗前会長の女性蔑視発言も話題になるなど、女性を大切にしない政治家に世論は容赦ない。
清廉潔白を求める学会票も、前回は自主投票となったが、問題が周知の事実となっている以上敬遠するのではなかろうか。



 

足元の覚束ない先生

県知事選挙(3月25日告示、4月11日投開票)に出馬表明している服部誠太郎氏の選挙対策本部の組織ができた。

本部長には自民党県連会長の原口剣生氏が就任し、衆議院の選挙区ごとに国会議員が責任者として名を連ねている。

但し、6区だけは過去の経緯が尾を引いて、緑友会会長の井上忠敏県議会議員が就いている。
他人事ではあるが、鳩山二郎衆院議員は実父の地盤を見事に引き継いでおり、早くまとまればと思う次第だ。

しかし、どことは言わないが、6区以上に下部組織が崩壊し地方議員の実働部隊がいない選挙区が複数あるのも事実だ。

スキャンダル探しに週刊誌の記者も取材に入っているという噂もあり、先生方は秋までに行われる衆議院選挙前に、足元をすくわれないようご用心を。



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NEXCOと大島産業 ⑫■法令遵守担当役員は誰?

大島はNEXCOと協議することなく、故意に主鉄筋を切断し コンクリートを打設し、竣工検査まで終えており、耐震工事が完了したように装った「耐震偽装」であることは間違いない。

一方でNEXCOは、今日まで 「鉄筋が不足する施工不良で 速やかに再施工」という言葉でしか公表していない。
11月の調査から現在までの間に、鉄筋が切断されていたことに気が付いたと思われ、今 行われている工事が 配力筋不足のみの対応ということは到底考えられない。
万が一 気付いていないなら それも問題である。



緑橋の配力筋不足と違って、故意の主鉄筋切断は刑事告発するレベルだが、NEXCOは事実を隠蔽したままである。
理由は幾つか考えられる。

・竣工検査で見抜けなかった責任を指摘されるのを恐れた。
・大島を刑事告発したくない特別な理由があった。
・政治案件化するのを避けたかった。
などだが、笹子トンネル事故以来、安全最優先と言ってきたにも拘わらず、耐震偽装工事を引き起こした経営責任を追及されるのを恐れ、執行部が早々に幕引きを図ろうとしたのではないか。

いずれにしても、公共の安全に関わる問題で、隠蔽や公表の遅れはコンプライアンスの欠如と言え、法令遵守担当役員の増田優一副社長の責任についても検証が必要だ。

今後、調査委員会や国会で
・現在行われている工事内容は。
・いつの時点で気付いたか。
・なぜ鉄筋切断を公表していないのか。
・隠蔽は誰の指示か。
・増田副社長の関与は。
・監督官庁である国土交通省には 切断について報告をしていたか。
・大島を刑事告発しないのか。
など厳しく追及するべきだろう。



ー 続 く ー