薬害防止の第一人者で京都大学名誉教授の福島雅典医師らが、厚生労働省に「国内でのワクチン接種回数ごとの死亡率と重症化率のデータ」を開示するよう請求するも、開示しないとしたため、2月10日付で決定取り消しを求め東京地裁に提訴している。
また、厚労省は新型コロナワクチンの「購入契約書」についても「メーカーとの秘密保持契約の締結」を理由に開示を拒否、同じく「ファイザーとモデルナのワクチンの非臨床試験や臨床試験で生じた有害事象の全データ」については4月3日までに部分開示の決定をするとの回答だったという。
海外ではこうしたデータは全て公開されているが、ワクチンに2兆円以上もの税金を投入しても1本の単価すら分からないのが今の日本だ。
山口県阿武町の4630万円誤送金を返還しなかった事件を大々的に報じてきた大手マスコミが、2兆円の税金の使い道がブラックボックス化されているのに問題視しないのか不思議でならない。
国会議員はこの問題をスルー、マスコミが報じないから国民は気づいていないのだが、情報が開示されないと 税金の使い道だけでなく、ワクチンの効果の科学的に検証できないということだ。
本当にこれでいいのだろうか。

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国会で村八分・都合のいい国会議員
参議院懲罰委員会で、ガーシー議員を除名する議案が全会一致で可決した。
確かにガーシー氏自身のキャラクターや名前がコロコロ変わる政党を好きになれないが、明確に基準が設定されていない中、数の力でこれを排除しようとする国会議員に違和感を覚える。
国会に出席すればいいというものではない。
大半の議員は真っ当に一生懸命国民のために身を粉にして働いていると思われるが、一方で国会は殆ど欠席、出席しても居眠り、ヤジ将軍、質問しない、発言しない、働かない議員、不倫・パワハラ・セクハラ・モラハラ・淫行など人として問題ある議員、ドリルで証拠隠滅に代表される政治資金管理が杜撰な議員、媚中で国益を損ねる議員、太陽光など利権大好き議員など、国民から見て除名止む無しと言える議員は少なくない。
身内の不祥事には甘いのが殆どの国会議員だ。
また、左翼政党は多様性を尊重し少数派の人権問題に向き合ってきたはずだが、 30万近くの国民に支持され議席を獲得した1人の人間を擁護しないのは、これまでの行動と矛盾するのでは。
弱者の主張の中に一つでも正当な法的論拠があれば、その権利を保障するよう時間と労力を惜しまず代弁してきたではないか。
都合よく多様性という言葉を使っているようにしか見えないが、タイミング的に、質問主意書を提出してColabo問題を追及するガーシーを潰そうとする意図があると見られても仕方がないだろう。
今回、鈴木宗男委員長はじめとする国会議員の皆さんから、生きた人権学習の機会を頂いた。
我が身もいつかどこかで村八分に遭うかもしれない。
その時、心折れずに頑張ることができるだろうか。

全世帯の25%に8.5万円振る舞った自治体
政府は令和2年に地方創生臨時交付金を創設し、これまで総額16兆円以上を地方自治体にばらまいてきた。
今年度は 9月の閣議決定で電気・ガス・食料品等の物価高騰の影響を受けている一般家庭の負担軽減を目的に交付金を配分している。
そのメニューの1つ、「省エネ家電買替促進事業」を採択した自治体は多いが制度設計は各市町村に委ねられており、例えば福岡市では、「先着順で1万世帯に、対象家電購入者は1万ポイントを交通系カードに付与」とし、予算に上限を設けた上、薄く広く行き渡る制度となっている。
さて、福岡都市圏のある自治体では 昨年11月25日から2月末までの期間、省エネ家電を買い替えた世帯に、市内店舗での購入で経費の3分の2(上限10万円)、市外での購入で2分の1(上限7万5000円)を補助するとして開始、全体で1200世帯の申込みを想定した予算は7000万円、「予算を超えたとしても上限は設けず、適宜必要な予算措置を検討する」と悠長に構えていた。
ところが、蓋を開けて見ると市内や近隣市の家電量販店には市民が殺到、思わぬ特需に店は笑いが止まらない状況だった様で、店のスタッフが 1ヵ月間で1億5000万円売り上げたと教えてくれた。
真っ青になったのが市の執行部だ。
当初の見込み額を大幅に上回ったため、市長は禁断の「財政調整基金」 3億6000万円を取り崩すことを「先決処分」で決定、異例の対応で凌いだ。
結果として全世帯数の25%、比較的裕福な世帯に平均8万5000円の大盤振る舞い、「電気・ガス・食料品等の物価高騰の影響を受けている一般家庭の負担軽減」という本来の目的とは 大きくずれた様に思われる。
甘い見込みで上限を設けず、公平性の面で大失策、自分で稼いだ金ではないから このような無駄遣いができるのだ。
原資は税金で国債(借金)、結局こうしたバラマキのツケが増税となって我々に返って来る。

副議長の刑事告発議案、どうする?公明党
飯塚市議会の「新体育館移動式観覧席の入札に係る官製談合等調査特別委員会(百条委員会)」では、関係した市職員や業者に対する証人尋問が順次進められているが、肝心の坂平末雄副議長が8日に予定されていた尋問を拒否した。
応じない理由として「委員会で尋問が中継されると、公開された動画の一部を切り取られ悪意をもってSNSに投稿される」ことなどを挙げていた。
委員からは「正当な理由には当たらず刑事告発すべき」という意見が出され、採決の結果 賛成多数で可決、17日の議会最終日に同委員会から「議会として刑事告発する議案」が提出される予定だが、可決するかどうか現時点では不明だ。
令和3年6月議会で「坂平副議長に対する副議長辞職勧告決議」の議案が提出された際に、賛成10、反対8、棄権8 という結果だったこともあり、棄権した会派が反対に回れば否決される可能性もある。
ちなみに、坂平副議長は可決されたにも拘わらず、2年間その椅子に座り続け責任感の強さを示してきた。
「この世は金ばい」の落とし文句で知られる古本俊克議員擁する友和クラブ(田中武春議員、土居幸則議員)や立憲民主党(道祖満議員、佐藤清和議員)はこれまで坂平副議長を擁護してきており、今回も「刑事告発議案」に反対すると関係者は見ている。

鍵を握るのが公明党(田中裕二議員、奥山亮一議員、守光博正議員、光根正宣議員)だ。
公明党は副議長辞職勧告決議案の採決に棄権し、判断を避けた経緯がある。
しかし同党の2021政策パンフレットでは、「『政治とカネ』の問題は、国民を売ら裏切る行為であり断じて許されません。だからこそ、『政治腐敗』と闘い続けてきました。」と清潔な政治をアピールしている。
これまでの調査において外堀が埋められ、マスコミや警察も関心を寄せる中、官製談合防止法等を率先して成立させてきた党としてどう判断するのか注目が集まっている。

井上市長は室屋氏(立憲)とバーター?
春日市の県議選(定数2)が激戦になりそうだ。
現職はいずれも自民3期目の 中牟田伸二県議(65)と松尾嘉三県議(54)、過去3回の選挙は 1・2位を激しく争ってきた。
両陣営ともこれまで以上に厳しい選挙になると見ている。

というのも、前回無所属で県議選を戦った室屋美香氏(50)が、今回は立憲民主党公認で出馬を予定しているからだ。
室屋氏は、ケーブルステーション福岡の元アナウンサーで知名度は高い。
現在は 福岡5区・堤かなめ衆院議員(立憲)の公設秘書を務め、堤氏と春日市内の公民館で小まめに集会「りっけん市民カフェ」を行い、支持を広げている。

気になるのが井上市長の動向だ。
もともと中牟田県議は2011年に井上市長が擁立した人物で、市長の後継者と言われていた。
ところが、前回2019年の選挙で、井上市長が裏で室屋氏を応援したという噂が飛び交い、幸いにして中牟田氏はトップ当選で 事なきを得たが、後援会には不信感が募っていたという。
そして、今回 室屋氏が立憲公認で立候補予定だが、3月5日に開催された室屋氏の総決起集会では 井上市長が挨拶を行い 支援を呼び掛けた。
実は、今回7期目に挑む井上市長には、既に立憲から自民よりも早く推薦が出してもらったという事情がある。
過去に多選批判を繰り返してきた民主系の立憲が、プーチンより任期の長い井上市長に推薦を出すとは驚きだが、「市長の室屋支援と立憲の市長支援はバーター」と見られており、あからさまな市長の室屋支持に中牟田県議の支持者からは不満の声が上がっている。
政治の世界は何でもあり、戦国時代と同じだ。
どうする、中牟田県議?

ビジネスチャンスを逃さなかった鷹羽建設(後編)
巨額の資金が動く太陽光ビジネスの闇は深い。
2021年(令和3年)6月には、JCサービスと関係のあったソーシャルレンディングの社長が、警察の取り調べ直前に公園のトイレで変死(自殺として処理)する事件もあり、TRIBAY CAPITAL(以下トライベイ)代表の三浦清志氏の身を案じる声も出ている。
ところで、トライベイが取り組んだ川崎町のメガソーラーの施工を請け負うことになった鷹羽建設であるが、並行して自らも太陽光発電事業に乗り出した。
平成26年(2014年)3月に田川郡添田町、京都郡みやこ町、田川市の親族らが所有する土地で、合計14.5MW分の認定を取得した。
同27年6月には、業務執行社員に鷹羽建設代表の永原譲太郎氏と田川市の二場公人市長の親族で構成される鷹羽ソーラー合同会社を設立、翌28年には 鷹羽ソーラーとドイツのSaferay社等で構成されるHawks Solar 合資会社を設立し、認定事業者の名義変更を行っている。
同29年6月から順次稼働を始め、向こう20年間は 1kWあたり36円(税抜)という好条件で発電を続けることになっている。

一般的に、太陽光発電事業にはSPC(特別目的会社)として合同会社を設立するケースが多く、その構成社員も合同会社であったりで、責任者の所在が分かりにくく複雑な仕組みになっている。
別に非合法なことをしているという訳ではなく、脱炭素社会に貢献している。

ただ読者に知ってほしいのは、平成24年(2012年)FIT制度が始まり、ここをビジネスチャンスと見て動き出したのが、一部の事業者や政治家のみならず、中国をはじめとする外資や反社勢力ということだ。
ここで言うと、事業者がトライベイや鷹羽建設、そして政治家は言うに及ばないだろう。
SDGsや地球温暖化対策を錦の御旗にメガソーラー建設が推進された結果、日本中の山林が太陽光パネルに覆われ、電気代が高騰しているのが現状だ。
電気代に含まれる「再エネ賦課金(電気代の約1割)」はこうした 情報を早く掴んだ事業者や政治家に間接的に渡っており、環境破壊や電気代高騰を目の当たりにして今騒いでいるのが大多数の国民ということだ。
弊社記事 → 「太陽光の闇 ① ~電気代に事業者の儲け上乗せ~(2022年9月12日)」


井上市長の資産報告に虚偽記載の疑い?
殆どの自治体において、首長には政治倫理条例に基づく資産報告書の提出が毎年義務付けられており、不正な収入等がないか審査会がチェックすることとなっている。
しかし、審査会の委員は首長が委嘱することになっており、構造的に審査がザルになりがちという声もある。
ところで、春日市の井上澄和市長の資産報告書の内容に「記載漏れ 或いは虚偽記載の疑いがある」として 2月1日付で 市民65名が調査請求を行っていることが分かった。
疑義の根拠として「井上市長は7年間で約2億円の収入を得ているが、贈与の記載もないのに資産が減少している」ことを挙げている。
調査請求書には、平成27年から令和3年分まで過去7年の資産報告書の明細を一覧表にした資料が添付されているが、確かに不思議な点がある。
収入面では 2回の退職金計3884万円を含め 7年間で約2億円、一方資産では 預貯金が増えるも借入金がそれ以上増え、不動産・動産、有価証券等含めた資産が 合計で418万円目減りしていた。
2億円収入がありながら資産が 418万円減少ということで、調査請求書は「タンス預金をしているなら別だが、社会通念上考えられない」と指摘している。
春日市長の給与は条例で月額95万2100円と定められており、県内60自治体のうち 5番目に高く、令和3年実績でボーナスを含め年間1648万円の所得があった。
また、1期4年務め終える度に 退職金が1942万円支払われるが、6期目の井上市長には既に5回、そして任期が終わる4月には6回目が支払われることになっており、その合計額は 1億1652万円に上る。
今後、審査会で調査が行われるが、本当にこれだけ貰っても資産が目減りするなら「市長」という仕事は割に合わない職業ということになるだろう。

立憲の戦略に不安の声
告示日まで1ヵ月を切った福岡市議会議員選挙、早朝の交差点や駅前に立候補予定者が立ち、街中には2連・3連ポスターが貼られ選挙モードとなってきた感がある。
今回、維新が全7区に候補者を揃え議席増を狙うほか、国民民主が4人、参政党が3人、れいわが1人 新人を擁立し初議席獲得を目指している。
こうした中、立憲民主党の支持者から議席を減らすのではないかと不安の声が上がっている。
というのも、中央区(定数7)、南区(同11)、城南区(同6)、早良区(同9)、西区(同8)に、それぞれ2名ずつ公認候補を擁立するからだ。
そこに国民民主の新人や民間労組が支援する現職が立候補するため、民主系の票が割れることが想定される。
立憲の支持率からして全区で2名当選というのは厳しいと思われ、最悪の場合2名とも当選ラインに届かない選挙区があるかもしれない。
特に新人は厳しい。労組の組織内候補ならいいが、一般からスカウトされた新人が顔を売るには時間がなさ過ぎる。
最近、自分だけ勝ち残ることに注力する政治家が目立つが、この状況下で 右も左も分からないまま健気に頑張っている新人を見ると つい応援したくなる。
新人をただの駒として扱うような政党や政治家は、いずれしっぺ返しを食らうだろう。

核心に触れない質問をする市議
首長が批判をかわすため、議員に一般質問を指示するケースがあるという。
職員が予め「問題点を鋭く突っ込んだふうの原稿」を準備して議員が質問、再質問、再々質問までして 最後は納得して終わるパターンだ。
福岡都市圏の議会に限って言えば、こうした猿芝居はないと思われる。
ところで、春日市議会12月定例会の一般質問の動画及び会議録が公開された。
昨年来 弊社が報じている放課後児童クラブの決算・予算の収支内訳書が黒塗りで公開されている問題について、迫賢二議員が質問に立った。
迫議員は、「黒塗りでの公開は透明性が欠ける」と市の対応を批判しながら、その理由について核心部分を外した質問に終始、これに対し、井上澄和市長はいかに黒塗りが正当なものか理路整然と答弁し、対応に全く問題がないことを強調した。
弊社が指摘しているのは、
① 実費徴収したおやつ代の合計約2000万円の支出額が黒塗りとされていること
② テノ社が アレルギー等の危機管理マニュアルを著作権を理由に公開しないこと
③ テノ社の収支内訳を黒塗りにしたことが発端で 図書館など他の公共施設の収支まで黒塗りとなり、議員も予算の使い道をチェックできなくなったこと
である。
迫議員は質問の中で、「一方的な論調がウェブニュースなどに掲載されている」と発言していることから、おそらく弊社の記事を読んでいると想像するが、見事なくらい核心に触れていない。
市立図書館の図書購入費まで黒塗りで議会がチェックできないというのに、たいへん物分かりのいい先生だ。
テノ社に関する過去記事はこちら
迫議員の一般質問動画はこちら
世襲の是非を問う町長選
任期満了に伴う新宮町の町長選挙(4月18日告示、23日投開票)は、現在までに長﨑琢也氏(52)と桐島光昭氏(59)の2名が名乗りを上げている。
長﨑氏は3期務めた長﨑武利町長(81)の長男、家業の酒類販売会社役員を経て、平成28年から昨年12月末まで宮内秀樹衆院議員の秘書を務めた。
一方の桐島氏は、同町職員として健康福祉課課長、都市整備課長、政策経営課課長などを歴任した。
新宮町はこれまで、都市基盤整備を計画的に進め、大型商業店舗を誘致するなど利便性が向上したことで、子育て世代が移住し成長を遂げている。
そのため両者共に現町長の路線を継承する方向性は同じで、争点は世襲の是非になりそうだ。

国会議員や県議会議員の世襲はよく聞くが、地方自治体の首長の世襲はあまり馴染みがない。
現職の世襲首長としては、青森県むつ市の宮下宗一郎市長(2期目)、大分県姫島村の藤村昭夫村長(10期目)の例がある。
一方、平成30年6月の青森県五所川原市の市長選と同31年4月の大阪府池田市の市長選において、いずれも現職市長の長男が出馬したが一騎打ちで敗れている。
地盤・看板・かばんを兼ね備えていても必ず勝つとも言い切れない様だ。
最近は岸田総理が政務秘書官に起用した長男・翔太郎氏の「公用車で土産」問題や、前述の岸前防衛相の長男・信千世氏が公式サイトに「家系図」掲載など、国民感情を逆撫でする報道が続き世襲への風当たりは強くなるばかり。
8年ぶりとなる町長選挙、新住民も含め有権者が世襲の是非をどう判断するか注目だ。

古賀先生、地元で久々登壇
26日、県南の某選挙区で農政連が推す県議選立候補予定者の報告会が開催され、後援会名誉顧問を務める自民党元幹事長の古賀誠先生が登壇、83歳とは思えない力強い言葉に聴衆は聴き入ったという。
そして、最後に「日本の国のために、最後の灯(ともしび)まで為政者として働いてみたい」と語ったそうだ。
国会議員を辞めて10年、「為政者」という言葉には驚いたが、昨年11月に公表された令和3年の政治資金収支報告書によると、藤丸敏代議士と共催の政治資金パーティーや日本医師連盟からの寄付などで約3300万円の後援会収入がある。
また、平成27年からは 全国道路利用者会議の会長を務め、道路行政への要望・提言を行う重責を担っておられる。
益々盛んで喜ばしいことだが、経歴が経歴なだけに要望・提言をされる側の 省庁や国会議員にとっては取り扱いに苦慮する存在になっているのでは。
現在、国道3号のバイパス計画が進んでいるが、優先順位の根拠書類が存在しないばかりか コンプライアンス違反の証拠が数多く残っている。
それなのに行政手続きのゴリ押しのため書類づくりを強いられている国や地方自治体の職員からは 「将来刑事裁判になった時が心配」という声が漏れ聞こえてくるほど。
これからは、その知見と経験を活かし、後進を育てることに注力して頂いた方が喜ばれるのではないだろか。

選挙妨害に加担する議員たち
政治倫理の欠如が大任町から田川地区全域に拡大している。
8市町村で構成される田川郡東部環境衛生施設組合(組合長:永原譲二大任町長)の組合議会(各市町村から各4名、32名で構成)が24日開催され、百条委員会(調査特別委員会)を設置する議案が賛成多数で可決された。
調査の対象とされているのは、田川市議で4月の市長選挙に出馬を表明している村上卓哉市議、同じく市議選を控えている小林義憲議長、香月隆一市議の3人で、「7月に組合から発出した文書に対し、『言論弾圧・不当な圧力・脅迫そのもの・脅かしの政治』などとメディア等を通じ主張している真意の究明」が目的という。
参考:TBSニュース
「ごみ処理施設」の議論はタブー?
福岡・大任町長の不可解 議題にした田川市議「議員バッジ外せ、とどう喝された」
まずもって対象が市議というのが無理筋、百条委員会は「自治体の事務」に不正や疑惑があるときに議会が調査するために設置するもので、このような例は聞いたことがない。
また、憲法で保障された言論の自由を奪う可能性も指摘されている。
それらを承知で、選挙まで2ヵ月を切ったこのタイミングで強引に設置したもので、悪意が感じられる。
百条委員会の対象者ということでイメージを低下させ、選挙を有利に進めようとする意図が透けて見え、公的機関を私物化した妨害工作と言えるだろう。
委員会設置を提案した16人の市町村議員の中には、永原町長が怖くて逆らえなかった者もいるだろうが、田川市議会の今村寿人市議は市議選のライバルを貶めようとする確信犯だ。
問題だらけの委員会設置議案を提案した議員(下記)、それに賛成した議員は恥を知るべきだ。
【添田町議会】緒方裕子・中嶋浩二・合戸精一・畠田勝廣
【大任町議会】毛利英文・松下太・坂本年行
【香春町議会】小松新一・永田太一・川野藤則・森田憲治
【赤村議会】浦野良一・春本敏典・春本雪夫・大場信司
【田川市議会】今村寿人

安倍元首相「疑惑の銃弾」
安倍元首相の銃撃事件から7ヵ月が過ぎたが、最近になって週刊誌が特集記事で報じている。
事件後、奈良県警はさっさと単独犯と断定しメディア報道により世間の目は統一教会に向けられたが、ネット上では直後から様々な角度から検証がされ、陰謀論で片付けられない状況証拠が多数示されてきた。
おかしな点はいくつもある。
まず、奈良県警の司法解剖の結果が県立奈良医大病院の会見と食い違い、玉の入り方や角度など合理的な説明ができておらず、致命傷となった銃弾が現場からも体内からも見つかっていない。
また、議員バッジが消えているし、現場検証が事件から5日経ってからというのも変だ。
当時、現場に居合わせた人やテレビ局が銃撃の瞬間を捉えた映像は、警察に提供され非公開となっており、我々は肝心の場面を見ることはできない。
だが、今まで公開されている動画をつなぎ合わせ、独自の分析をした動画があることを知った。
2時間半に及ぶ長編だが 目から鱗の連続で引き込まれてしまった。
特に、銃撃直後の自民県連幹部の動きに不審な点が見られること、山上容疑者の協力者と思しき女性がいること、別人がビルの屋上から撃ったという説明に合理性がある点、隣国の関わりの可能性などが示され、衝撃的な内容になっている。
映像の緻密な分析に説得力があり、警察・検察も無視できないはずだ。
当然この動画についても承知していると思われるが、このまま山上容疑者を単独犯として裁判を進めるつもりだろうか。
動画はこちら→ 驚愕の新事実が判明! 「安倍氏暗殺」の真相解明!① – 0.2秒の真実
疑惑の観覧席入札、百条委員会始まる
飯塚市議会で、「新体育館移動式観覧席の入札に係る官製談合等調査特別委員会(百条委員会)」が設置され、今日までに6人の証人尋問が行われた。
前回記事を書いてから2ヵ月過ぎたので、ここに至る経緯を編集し直してみた。
移動式観覧席は本来、新体育館の建設工事に含まれるべきものだが、令和2年4月の入札の際、市は入札の予定価格を下げるために移動式観覧席を外し分離発注することに決めた。
しかし、その際 議会にそのことを説明していなかった。
その2年後、昨年の6月議会に「移動式観覧席 7843万円」の財産取得議案が上程されたことで、市議の一部から「聞いていない」という声が上がった。
しかも、入札結果に不自然な点が散見される。
分離発注すれば、建設業者ではなく 物品納入業者に受注のチャンスが出てくるが、その流れを見ていくと 余程鈍感な人じゃない限り、誰もが疑念を持つはずだ。
13社中10社が辞退した入札
昨年5月19日、「事務用品」の物品納入の登録業者を対象に 指名競争入札が行われたが、指名13社のうち 何と10社が辞退したのである。応札したのは 3社のみで そのうち グッドイナフ㈱が 7843万円(税込)で落札した。
10社の辞退理由を確認したところ、「商品が入手困難」「納期が未定」「納品後のメンテナンスが出来ない」などで、まるで 取り扱い出来ないことを分かっていながら 指名したようだ。
市は予定価格の算定のため、指名13社のうち2社に事前見積りを依頼していたことが判っているが、それがどの会社なのか 議会で尋ねられて明らかにしなかった。
明らかにできない理由があるのだろうか。
今回辞退した10社が事前見積りをしたことは考えられず、応札した3社のうちの2社ということで間違いないと思われる。
㈱福岡ソフトウェアセンターは 飯塚市の第三セクターで業歴が長く 見積りは可能と思われるが、グッドイナフ㈱と ㈱S・Yはどうか。
いずれもあまり聞き覚えのない会社だが、グッドイナフは 坂平副議長の後援会長が代表者、S・Yは坂平副議長の妻が代表者ということが判った。

課長と副議長と業者で会食
昨年の12月議会に提出された請願が衝撃的だ。内容は、「飯塚市新体育館移動式観覧式の入札において、 落札した業者と市の職員、そして 市議会議員が会食していたので、百条委員会を設置して官製談合の疑いがないか調査してほしい」というもの。
請願者は市内で建設業者で、昨年2月26日に市内の飲食店で、市職員(当時の契約課長)と坂平副議長、そして 落札した グッドイナフ㈱の代表者と女性の計4人で会食していたのを目撃したという。
契約課長が利害関係者と飲食を共にしており、確かに問題である。
整理すると、
①2月に契約課長と坂平副議長、グッドイナフの代表者が会食
②5月の指名競争入札で指名13社中10社が辞退、応札した3社は
・グッドイナフが坂平副議長の後援会長が代表者
・S・Yが坂平副議長がオーナーで妻が代表者
・福岡ソフトウェアセンターは市が出資する第三セクター
③グッドイナフが落札
となる。
確かに怪しい。
昨年9月議会の決算委員会では、上野伸吾議員の質問に対し 市はそのような事実はないという回答していたが、12月7日の地元紙が「11月28日に同職員が会食した事実を認め市に報告した」と報じた。
グッドイナフってどんな会社?
では、グッドイナフとはどのような会社だろう。市内で その名を聞いたことのある人は殆どいないと思われるが、それもそのはず、平成29年1月5日設立と業歴が浅く、本社は飯塚市役所側の賃貸マンションの1室にあり、社員数1名の小さな会社だ。
法人登記を確認したところ、設立目的に「1.ガス,石油類,工業用薬品,石灰石,生石炭,消石灰,活性炭の販売,斡旋販売」と記載されている。
その後、飯塚市の建設・建築資材の物品納入業者として登録し、同30年3月に「活性炭入り消石灰納入業務」の入札に参加し見事落札、年間約1500~2500万円を売り上げている。
驚くことに、そこから令和4年度まで5年連続で落札しているので、社長はさぞ商才に長けた方とお見受けする。

同社は令和2年8月、定款の事業目的に「コンピュータ、周辺機器、通信機器、ソフトウェア並びに家庭用電気製品、電子機器及び事務機器、事務用品の卸・販売・販売代理・仲介・輸出入業務」を追加、翌年(令和3年)、飯塚市に事務用品と教育用品の物品納入を追加登録、新規参入ながらタブレットやクオカード等 1年間で約830万円分を売り上げることができた。
そして 今年5月19日の新体育館移動式観覧席の入札に至る。
13社中10社が取り扱いしていない等という理由で辞退する中、この程度の納入実績のグッドイナフが 7843万円で落札したのである。
事務用品を追加登録したのは、こちらが主たる目的だったと思われる。
S・Yってどんな会社?
次はS・Yについてだが突っ込みどころ満載だ。同社は平成25年に設立した会社で代表者は坂平副議長の妻である。
そして、坂平副議長の資産報告書で、現在発行している400株のうち 208株を坂平副議長が保有し、最大株主ということが判った。
つまり、坂平副議長がオーナーを務める会社が、堂々と移動式観覧席の入札に参加していたことになる。
S・Yの過去5年分の飯塚市の発注実績を確認したところ、平成29年度から飯塚市クリーンセンターへの「酸素パイプ納入」の入札において令和元年を除く4回落札し、年間約1000万円の売り上げていることも判明している。
以上が今回の百条委員会を見ていく上で、事前に入れて置きたい情報である。
同委員会の録画動画は 飯塚市議会のチャンネルで視聴できるのでご覧頂きたい。
→ 飯塚市議会インターネット中継
ー 続 く ー
ビジネスチャンスを逃さなかった鷹羽建設(前編)
自称 国際政治学者の三浦瑠麗氏の夫、三浦清志氏が代表を務める投資会社 TRIBAY CAPITAL(以下トライベイ)に東京地検特捜部が家宅捜索に入り1ヵ月が経った。
平成24年のFIT(固定価格買取制度)開始直後、目利きの効く投資家が政治家などを経由して全国の山林や遊休地を押さえ、向こう20年間大金を得る権利を獲得したが、三浦氏はその資金調達などプロフェクトをまとめる事業を行っていた。
福岡県宗像高校出身、地元発の実業者として活躍を期待したいところだが、最近は仮想通貨詐欺の犯人との関わりを指摘するマスコミ報道まで出てきた。
ところで、三浦氏があの大任町と繋がりがあったことはあまり知られていない。
太陽光発電事業で実績のあったSaferay社の日本支社長に就いた三浦氏は、平成25年3月に福岡県川崎町(大任町に隣接)の36haの土地に、20MWのメガソーラーの事業認可を取得している。
その際、設計・企画を 福岡市のJ’s(※ 後述する)が担当、地元町議らが施工業者の手配等を行う手筈を整えていたが、金の匂いに敏感な近隣の実力者の耳に入り 横取りされたらしい。
結局、大任町の鷹羽建設(代表者 永原譲太郎氏)がJVで請け負い、同26年6月に着工、同27年8月、当時県内で5番目の規模となるメガソーラーが完成した。
同社はこの工事でかなりの利益が出た様で、ここをきっかけにトライベイが主導するSaferay社の太陽光発電所開発を多く請け負い、一時期は鷹羽の技術者が全国を飛び回っていたという。
ここをビジネスチャンスと見た同社の判断は実に見事で、次は自らがメガソーラー事業に乗り出すことを決めた様だ。
ー 続 く ー


どうする共産党!福岡県議、消滅の危機
福岡県議会(定数87)には現在、日本共産党が2議席有している。
直近の世論調査の政党支持率(「自民党」38.9%、「立憲民主党」5.7%、「日本維新の会」3.4%、「公明党」3.0%、「共産党」2.5%)からすると、もう少し多くても良さそうだが、選挙区の定数が1~5名(1が17選挙区、2が16選挙区)となっているため議席を獲得するのはなかなか難しい。
2人の現職県議(北九州市小倉南区・福岡市東区)はいずれも今期で引退予定で、4月の統一地方選で次の5人が立候補を予定している。
北九州市八幡西区・(定数3)真島省三氏(元)
同 若松区 (定数2)・山口律子氏(元)
同 小倉南区(定数3)・稲月昌子氏(新)
同 小倉北区(定数3)・八記博春氏(元)
福岡市東区(定数5)・綿貫英彦氏(新)
北九州の4選挙区については1月の市長選で共産党が推薦した永田浩一氏が立候補したが、前回選挙における共産候補得票数の約半分に止まっている。

また、福岡市東区の選挙区は前回定数が1議席増え、無投票で議席を獲得したもの。
綿貫氏は現職の福岡市議で、前回選挙で上位当選を果たすなど相応の知名度はあるものの、今回は維新候補が加わり、自民2、立憲1、公明1、共産1、維新1の6人で5議席を争うことになっている。
参考までに、昨年の参院選比例区、福岡市東区の政党別得票数は下表の通り。
更に、ここにきて共産党内部の問題が表に出てきた。
→ 弊社記事 赤旗・党首公選制を否定(1月21日)
イメージ低下は避けられず党内でも統一地方選に向けての危機感は持っているらしいが、「何もできない」というのが現状の様だ。
どうする共産党!

こんな地方議員が増えればいい
弊社では、公金をかすめ取ろうとする首長や地方議員の話題をお届けすることが多いが、こんな政治屋ばかりでないことも是非知って頂きたい。
春日市で15日、テレビでもお馴染みの 北川正恭氏(早稲田大学名誉教授)を招いて「輝け議会!! 対話による地方議会活性化フォーラム in 春日」が開催された。
同フォーラムは九州の市町村議員が 政策立案能力の向上や議会改革について学ぶ場で、ローカル・マニフェスト推進ネットワーク九州(代表 神吉信之氏)がサポートしている。
統一地方選前ということで「有権者にどうやって届ける?あなたの想い、あなたの政策 ~選挙で効果的な情報発信とは~」というテーマについて三部形式で行われた。
一部は北川氏による講演、三重県議(3期)から知事(2期)、そして国会議員(4期)と保守系改革派として政治のド真ん中を歩き、 「対執行部」、「対議会」、「政党と派閥」など実体験として苦労をして来られた方だけに、言葉には重みが感じられ、参加した議員は熱心に聴き入っていた。
二部ではマニフェストを取り入れた議員の事例報告と 飯塚市の市民団体による地方議会の内容を市民に伝える活動紹介、三部では「どうやって届ける?あなたの想い、あなたの政策」というテーマでディスカッションが行われた。
地方議会も変わろうとしているが、未だボスが牛耳っている議会も多い。
質問をしない、議案書見ない、首長に媚びる、手を挙げるだけ、委員長になりたい、少数派を虐める、そんなボスの言いなり議員がいる。
世の流れに敏感で改革を望む議員が行動を起こそうとしても、往々にして潰されてしまう。
それでも、このフォーラムに参加している様な意識の高い議員が増えていけば、変わっていくと思われる。
統一地方選では、北川氏の言う「生活者起点」で考え行動する 多くの地方議員が誕生することを願っている。



怪文書拡散の元副市長立候補?
元副市長が立候補を表明
4月に行われる統一地方選で筑後市選挙区(定数1)が注目されている。同選挙区は自民党県連相談役で現在9期目の藏内勇夫県議(69)の牙城で、直近4回は無投票だった。
その藏内氏に対抗して立候補の意向を示しているのが、先月10日付で副市長を辞した北島一雄氏(66)で、勝利を確信している様だ。
理由として、(1)令和3年11月の市長選において2期目を目指す西田正治市長が 藏内県議らが支援する新人候補を退けたこと、(2)副市長として知名度がアップしたこと、(3)原口英喜前議長や公明党議員など市議会の半数を押さえていることなどが挙げられるだろう。
出回った怪文書
しかし、北島氏について気になることがある。市議選に落選し浪人中だった令和2年の秋、「全農パールライスが日清製粉工場跡地を、業者が買った価格の3倍で取得(3億3千万円 → 9億5千万円)、これは背任行為で地元大物議員が関わっている」という趣旨の文書が市内に出回った。
配布元は「農業の自立を考える会」としか記載されていない怪文書、読む人に藏内県議の関与を想像させるもので、全部で5回ほど配布された。
その後、同団体の代表者が地元で知られた農業従事者の下川氏で、JA組合員を同団体に勧誘していることが判った。
北島氏も個人ブログでその怪文書の画像を添付して拡散、11月2日には「全農パールライス背任行為、説明を求める仲間を募集します。入会の御案内、ある人が立ち上がりました。私も入会して活動をしっかり応援していきます。」と入会を呼び掛けた。
こうした中、同年12月議会の最終日、北島氏を副市長に選任する議案が提出された。
一部議員が、「事実関係を確認もせず、藏内県議を意図的に犯人に仕立て上げようとする団体の関係者は副市長として相応しくない」として反対したが、「賛成9・反対7」の僅差で可決、北島氏は副市長に就任する。
続く令和3年3月議会において、弥吉治一郎議員から「農業の自立を考える会の会員になったことはあるか、関わりがあるのか」と尋ねられ、北島副市長(当時)は 「副市長に就任する前に違法行為を働いていたならば資質を問われるかもしれないが、そのようなことはないので答弁しない」と明確に答えなかった。
つまり、「怪文書拡散に関わっていても違法行為ではないので、副市長としての資質に問題なし」ということになる。
政争の具に使われたJA組合員
それから2年経つが、そもそも疑惑には根拠がなく、当時勧誘されて集まったJA組合員は「考える会」を離れ、活動は停止している様だ。また、土地取引の売買価格については、当事者と不動産仲介業者以外では市役所内部しか知り得ない情報で、何者かが不正にその情報を入手し、JA組合員に流し疑念を抱かせるよう誘導した可能性がある。
西田市長は議会で、「内部調査の結果、市から漏洩していない」と答弁しており真相は闇の中だが、土地の価格が3倍になったという情報を最初に掴んでいたのは 原口前議長ということが判明している。
結局、JA組合員は政争の具に利用されただけではなかろうか。
こうした経緯があっての北島氏の立候補表明、藏内県議を追い落とす怪文書を拡散させた張本人だけに市民から疑問の声が出始めている。
プロポーザルは官製談合の隠れ蓑
田川市の二場公人市長は、情報非公開のトップランナーで義兄の永原譲二町長をお手本としている様で、市議会が求める行政文書の開示を頑なに拒んでいる。
また、議会の中にそれを良しとする市議もいて、市民の間から「こんなことで田川が有名になって恥ずかしい」という声が聞こえてきた。
一昨年、市が公募型プロポーザル方式で決定した「家庭ごみ収集」の業者選定において、3工区のうち2工区の最優秀だった業者が辞退、最終的に決まった業者名も契約後7カ月間公表しないなど不自然な動きがあった。
情報開示請求でプロポーザル方式の合計点以外は全て黒塗りで明らかにされないことや、市の管理職と業者との癒着が疑われる報道もあったことから、田川市議会では昨年7月に特別委員会(百条委員会)を設置していた。
百条委員会で全てが明らかになることが期待されたが、二場市長は700ページ近くの文書の多くを黒塗りにして提出、調査に一切協力する姿勢を示さなかった。
市は、文書を公開しない理由として、
① 業務提案書を公開しないのは、同業他社に 二次利用(真似)される
② 評価点は業者の絶対的評価と誤認される
③ 審査委員の名簿を公表すると、別の審査で圧力がかかる
などの恐れがあるためとしている。
なるほど、百条委員会であっても、もっともらしい理由さえあれば 開示しなくていいということを初めて知った。
例えば、市長の意を酌む職員だけを審査委員に任命して、意中の業者に高い点数を付ける不正があったとしても、理由を付けて非公開にすればバレることはない。
つまり、不公正な業者選考をしても隠蔽が可能ということになる。
このようなことをするから「プロポーザルが官製談合の隠れ蓑になっている」と指摘されるのだ。
結局10日の委員会で、調査継続を断念する報告書案が賛成多数で可決された。
採決前、ある議員が執行部を痛烈に批判する討論を行っている最中、梅林議員・尾崎議員・松岡議員・佐々木議員・陸田議員・今村議員・吉岡議員ら 7人の先生方が抗議で途中退席し、採決に加わらなかった。
また、田守議員・加藤議員は欠席し 意思を明確に示さなかった。
ちなみに、退席した中に政治倫理上の問題が指摘されている陸田孝則議員も含まれていたことを申し添えておく。
田川市の政治倫理 ~リクデンと陸田議員~ (2023年1月22日)
税金の使い道を監視する議会、しかも百条委員会が 行政の壁に跳ね返された 悪しき前例となるだろう。
どうか田川から全国に波及しませんように。

担いだ責任
今日の朝刊各紙には、北九州市 市政60周年を記念した特集記事が見開きで掲載され、北橋市長の写真があった。
任期は今月19日まで、16年間お疲れ様でした。
その北橋市政の継承を訴え戦った津森氏が敗れた。
昨秋、自民会派とハートフルの各代表が上京して出馬要請、勝利を確信して国交省を辞しただけに、結果を受け入れるまで時間が掛かるだろう。
要請した側には担いだ責任があり、「落選したからハイサヨナラ」では 人の道にもとる。
本人に「北九州のために」という想いがあるなら、次のステージを準備するのが筋と言えよう。
ただそうは言っても、市議?県議?
それとも国会議員?或いは4年後の市長?
目指したものが大きかっただけに 次のポスト選びが難しい。
また、浪人中の生活をどうするかという問題もある。
それだけ 選挙に担ぐということは大変なのだ。

ホッとした市議会議員・多選制限と定年制のすゝめ
自民・公明・国民からの推薦を受け 4期目を目指した藤田市長が敗れてから2週間と少し経ちました。
平井一三新市長の下、市の職員たちが伸び伸びと働いているように見えるのは気のせいでしょうか。
ところで、藤田市長を応援した市議会議員の皆さんは さぞ落ち込んでいるかと思いきや、こちらもイキイキと動いておられれます。
実は敗戦が決まった瞬間、ホッとしたというのが本音だったそうです。
無理もありません。
誰も逆らえない絶対的な存在、時には人前で厳しく叱責されることも。
有権者の皆さんが知らないところで市議の先生方も苦労していたのです。
もう上を気にしなくていい市議の先生方は、現在4月の統一地方選に向けて精力的に活動中ですが、再選された暁には、市民の方だけを向いて 汗をかいて頂けるものと確信しています。
首長には多選制限や定年制がないので、本人が引退を口にしない限り立候補を止める術はありません。
もしかしたら同じような自治体が他にもあるかもしれませんが、この問題は自民党の国会議員にも言えること、2021年の衆院選前に公認で揉めた選挙区もあります。
世代交代が進まないと有権者は付いてきません。

利権絡みの計画、税金使って陳情へ
消費税率のアップ、道路利用税・炭素税など新たな税が検討されているという。
新型コロナ対策に当てられた国家予算は令和2年度だけで77兆円、これから防衛予算の増額もあり政府の台所は火の車だ。
各省庁からの予算要求に加え族議員からの圧力があると想像するが、本当に必要なところに必要な予算が配分されるよう、財務省には毅然とした対応をお願いしたい。
ところで、誰が考えても優先度が低く 最低300億円を投入する「国道3号 広川~八女バイパス」の計画が予算化されようとしている。
地元八女市では、県道82号久留米立花線が整備中で必要に迫られていないことから、当初から反対の声が上がっていた。
それを誰とは言わないが、政治家が行政に圧力をかけ利権絡みの計画を力技で強引に進めてきた経緯がある。

そして今月、地元の首長や議員、商工会長ら十数名で大挙して国交省に陳情に行くという話が入って来た。旅費はもちろん税金だ。
予算化を確実にするため 「八女市民の総意」をアピールする目的の様だが、土地を事前に購入していたブローカーと一部の建設業者が潤うだけで、地元住民に殆どメリットはない。
それに 300億円で済めばいいが建設費の高騰でそれで済む訳がない。
そもそも自民党の代議士は600億円と業者に吹聴して回っていた。
福岡県民が3分の1、国が3分の2を負担することを 福岡県民の皆さんはご存知ですか?
※ 国交省・財務相の役人に読んでほしい過去記事
→ コンプライアンス違反の疑い
政党推薦はもう要らない
4人が立候補し事実上の一騎打ちとなった北九州市長選挙は、政党推薦無しの武内和久氏が、自民・公明・立憲・国民が推薦し北橋市政の継承を訴えた津森洋介氏を破り初当選を果たした。
当初は津森氏の楽勝ムードが漂っていたが、公開討論会の欠席が続くなどマスコミの見る目も変わったことも影響した様で、選挙戦序盤から逆風が吹き始めた。
2週間前は筑紫野市長選挙で、自民・公明・国民が推薦する現職の藤田陽三氏が敗れたばかり、政党推薦の意義が問われる結果が続いている。
政党が候補者本人より党の都合を優先して推薦を決めているところが見受けられ、大いに反省すべきではなかろうか。
各党とも有権者の既存政党離れが進んでいる点を冷静に分析し、統一地方選を前に戦略の立て直しが急がれる。

法定は被告人の人生の岐路
「法定は被告人の人生の岐路」
有罪か無罪か、有罪なら何年か、執行猶予が付くか、裁判官の判断ひとつで被告人の人生が決まる。
今朝の地元紙朝刊の一面に、袴田事件で無罪の心証を持ちながら「死刑」と書いた元判事の記事が掲載された。
裁判官3人による合議に敗れ死刑判決を書き、自責の念から裁判官を辞し、晩年は袴田さんを支援したという。
話は変わるが、保釈中に先月取材した刑事裁判の被告に、「懲役3年の実刑判決」が下された。
ある弁護士のサイトに「法定刑の下限が懲役3年以上の罪であると、実刑判決の可能性が極めて高い。殺人罪、強盗罪、強姦罪など『重罪』と分類される罪を犯した場合に実刑判決が下されやすい」と説明があったが、そうであれば 被告の罪は それと同類と判断されたことになる。
ここで詳細は述べないが、その判決に疑問を抱くマスコミ関係者も多かった。
確かに、罪とされたその行為そのものは違法で罰せられるべきだが、万策尽き 藁をも掴む思いで被告に依頼があったもので、被告に悪意がなかったことは明らか、行為の後 問題は改善し むしろ感謝されていた。
逮捕された際も 複数の弁護士が略式起訴で終わると予想していたくらいだ。
同裁判は合議ではなく裁判官は1人、数百通の減刑を求める嘆願書が届いていたが、裁判官の判断で証拠として採用されることはなかった。
1月16日には全国ニュースで、熊本地裁の特定の裁判官が結審直後や初公判で判決を言い渡す事例が相次いでいると報じられた。
1人の裁判官が被告の人生を安易に決めていると思われるケースだが、今回の判決にも問題の根っこは同じところにあるような気がする。
他人の人生を決められるだけの人格を備えた裁判官ばかりではないということを、我々は認識しなければならない様だ。

縁日から屋台が消える⁉
昨年9月、筥崎宮の秋祭り「放生会」が3年ぶりに開催され 500の露店が並んだと報じられた。
縁日になると財布の紐が緩くなり、ついつい串や冷たい物をたくさん買ってしまうが、「テキヤさんもこんな時しか稼げないから」と妙に納得するものだ。
この3年間、コロナ禍により あらゆる催しが自粛され、テキヤ稼業も商売上がったりと想像するが、寅さんならこの苦境をどう乗り切っただろう。
そんなテキヤの金銭事情にフォーカスした新刊、「縁日から屋台が消える(角川新書)」が発売された。
著者は自身もテキヤ経験がある社会学者の廣末登氏、本人は至って真面目で礼儀正しい方だが 裏社会にも詳しく、普段我々が知り得ない話をして下さる。
あの週刊文春も廣末氏のキャラには注目している様で、新刊発売に合わせて 本の内容を一部抜粋して紹介している。→ 文春オンライン 「テキヤの掟」
古き良き日本の心に通じるものがあるというテキヤの文化、この本で触れてみてはいかがだろうか。
→ 廣末登氏 紹介(Wikipedia)

河野大臣、ワクチン接種反対者を一蹴
河野太郎デジタル相が28日、愛知県知事選(2月3日投開票)に立候補している現職の大村秀章氏の応援で名古屋市を訪れた。
大村氏と言えば、昭和天皇の肖像画をバーナーで燃やす動画を芸術作品とした「あいちトリエンナーレ2019」の実行委員長、他県の事とは言え 自民党が推薦を出し 大臣が応援するから驚きだ。
河野氏は街頭演説で、「(ワクチン接種に反対する)運動を行っている方々の殆どは科学的に根拠のない話を繰り返し、デマで接種を妨げている」と断じた。
こうした中、ツイッター上で世の中がひっくり返るような動画が話題になっている。
アメリカで 著名なジャーナリスト集団がファイザー社の幹部を対象にした潜入取材を敢行、その幹部が内部情報をペラペラ喋っている映像を公開しているのだ。
フェイクニュースや情報が正しくない可能性もあるので予め断っておくが、その幹部の発言は「ファイザーはオミクロン株の変異株を予め造っている」、「感染症は当分続く金になる木」、「政府でワクチンを認可する官僚はいずれ製薬会社に天下る」と衝撃的な内容だ。
事実なら究極のマッチポンプ、日本も含め世界中が騙されていることになる。
この動画とは別の話だが、初期の新型コロナウイルスの実験についても、アメリカ政府が予算を付けて中国(武漢)で作らせていたという噂もある。
この感染症で大勢の人が亡くなり、ワクチン接種でも被害が出ている。
ワクチン接種に反対運動を行っている人々は、副反応で亡くなったり後遺症で苦しんでいる人の殆どが救済されない中で、科学的根拠に基づいて説明する専門家の意見を参考に行動しているのだ。
これは受けた上での河野氏の言動となって表れているのだろうが、内閣の一員としてそうした人々を一蹴するのではなく切実な声に耳を傾けるべきだ。
同時に、国民の不安を払拭するため、そして国益を守るため、率先してこうした重大な情報のファクトチェック(事実検証)も行うよう努めて頂きたい。

組織ぐるみで隠ぺい(最終回)~改めるべきところは改めて~
前述の通り、JRJの「住宅ローン融資書類の不正」では、JR九州は第三者委員会を素早く設置し、決算報告も約1ヵ月遅らせるほどのアピールぶりだった。
公表された再発防止策の中で、「JRJのコンプライアンス教育の徹底」、「プロパー社員の人事制度の見直し」、「グループ会社へのコンプライアンスへの取り組みを評価する仕組みづくり」などを掲げ、まるで他人事の様だが、JR九州幹部のコンプライアンスこそ見直すべきだろう。
JRJの不祥事は前社長に原因があったかもしれないが、そうさせてしまったJR九州の責任には触れていない。
JR九州の田中常務や澤亀執行役員がJRJの取締役を兼務しており、未然に防ぐことができなかった。
幹部はその点を分かっているから沈黙を守っているとしか考えられない。

繰り返すが、「住宅ローン融資書類の不正」問題においては第三者委員会を設置、株主に向けての説明と合わせて役員の処分を行った。
タウンハウス建築に係る不祥事はそれと比較して、もっと重大なコンプライアンス違反であることは明白なのに、検証も処分もされていない。
今後不法に建てた建築物で区分所有者に生命危険が及ぶ可能性も排除できないのに、正面から向き合おうとしないJR九州の姿勢は不誠実と言える。
まず 最初にやるべきことは、特定建設業の資格がないまま建築した 筑後市と糸島市の物件の総点検だ。
準耐火性能が欠如しているという東京の調査会社の報告があり、その情報はJRJも把握しているはずだが 何ら対策を打っていない。
一区分所有者が損害賠償を求める訴訟の準備を進めていると聞いているが、裁判で負けたら点検するというレベルの話ではない。
不法に建てた建築物ということが判明した以上、早急に点検・調査に入るのが企業としての責任の取り方だろう。

そして、次にやるべきは 不祥事発覚後のJR九州幹部の判断の検証だ。
真の第三者委員会を設置し、JR九州の内部調査でJRJの不祥事を把握した後、誰が何のため、どういう判断が行われたかその全容を解明することである。
2018年6月までに行われた内部調査では、紹介者に高額な紹介料が支払われたこと、2018年3月期に黒字化をするために書類を偽造し売上を前倒しするなど不適切な会計処理、保全措置を取らない建物を引き渡し、建設業法違反の施工が行われたこと、更には住宅ローン融資書類の不正まで明らかになっていたと思われる。
調査後すぐ、松尾社長をいったんJR九州コンサルタンツの取締役に降格異動させ、9月に解任しているが、解任理由は公表されていない。
この「異動させて解任」という小細工は誰が考えたのか。
また、同じ月に JRJの「住宅ローン融資書類の不正」が発覚したことになっている。
10月には新聞社が一斉に報じ JR九州が第三者委員会設置を公表、これが本丸から目を逸らすためという指摘もあるが、タイミングといい事件の規模といい、的を得ている気がしてならない。
本当は6月までに分かっており、9月になって発覚したようにしたのではないか。
そして、12月にはエステート・ワンの銀行預金を差し押さえしている。
エステート・ワンは松尾氏との約束で販売しながら支払っていく予定だったが、差し押さえをすれば資金繰りに窮し倒産状態に陥り 5億8000万円を回収できなくなることは容易に想像できるはずだ。
その翌年、JRJは密かに欠損処理を行っているが、誰がどういう理由で 5億8000万円をドブに捨てる判断をしたのか。
最後に、JRJが2018年3月期に不適切な会計処理をした時点では JR九州は知らなかった可能性があるが、なぜ翌年の2019年3月期の連結決算において前期の数値を引き継ぎ発表したのか。
2020年3月期で正常に戻したが、これにはJR九州の監査だけでなく 監査法人トーマツも関わっているかもしれない。

以上、JR九州による組織ぐるみの隠蔽が行われた事績が残っており、疑問が多い。
2年前、傾いたマンションの記者会見に出席していた澤亀執行役員に挨拶しようとしたことがある。
見るからに性格の良さそうな人だ。
「福岡県民新聞の…」と名刺を渡そうとした瞬間、「あっ」と何かを思い出したフリをして 走り去って行かれたので挨拶できなかった。
九州の発展はJR九州なくしては有り得ない。
だからこそ、この問題に真摯に向き合い 改めるべきところは改めて頂くことを切に願っている。
(了)

組織ぐるみで不祥事隠蔽 ③ ~前社長の詐欺容疑~
昨年8月、エステート・ワンから JRJの松尾前社長を詐欺罪で訴える告訴状が出され、12月に福岡地検が受理し取り調べが始まっている。
特定建設業の許可を有していなかったことが明らかになったJRJであるが、施主 及び建物を購入した区分所有者らを裏切る重大な事件と言えよう。
施工業者が施主に資格がないことを隠して請負契約を締結し、建物を完成させた場合、請負代金を請求する権利があるのだろうか。
JRJはエステート・ワンと請負契約を締結し、前渡金2億3888万円を受け取り着工、その後の中間金と完工金の合計 5億8000万円は未回収だが、請負代金請求訴訟(訴額 1億9000万円)で勝訴し 裁判所はエステート・ワンに支払うよう命じている。
松尾前社長を告訴したエステート・ワンの新原社長は語る。
「計画していた筑後市のタウンハウスのゼネコンがキャンセルになり、代わりにどこか請けるところがないか探してたとき、JR九州OBの松永氏から JRJの松尾社長を紹介されました。JRブランドで私たちにもメリットがあると考え契約することに。
その後、糸島市で別のタウンハウスの計画を進めていることを知った松尾社長から、そちらもやらせて欲しいとお願いされたので、決まっていたゼネコンに詫びを入れてJRJに変更しました。」
契約書を交わした際、新原社長はJRJが特定建設業の許可を持っていないとは夢にも思わなかったという。
「銀行から借り入れを起こして事業をする以上、法令を守らない企業と契約するはずがありません。分かっていたらもちろん契約していません。」
そして、JRJ松尾社長との信頼の中で、販売状況に応じて 中間金と完工金を3年以内に支払うという条件で請負契約を交わし、建物が完成した。
ところが、2018年(平成30年)6月に松尾社長が退任し、島野新社長に中間金・完工金を即時支払うように求められた。
「松尾社長との約束があることを訴えても 島野社長は聞く耳など持っていませんでした。そして12月、まだ協議の途中だったのに JRJがいきなり エステート・ワンの銀行口座を差し押えしてきました。社員給与の支払いや銀行への借入金の返済が全てストップし、40人いた社員を解雇、事務所も全て引き払い事実上の倒産となりました。」
新原社長は「差し押えがなければ事業が停止することもなく、松尾氏との約束通り残金を支払うことはできました。弊社が松尾氏にリベートを支払った話や不適切な会計を指摘していたので、5億8000万円が回収できないことを承知で弊社を潰すつもりで差し押えしてきたとしか思えません」と強調する。
現在、福岡地検は松尾前社長を詐欺罪で起訴できるか取り調べ中だが、ここまでの流れを整理すると、
・2019年(令和元年)9月、JRJはエステート・ワンに請負代金請求訴訟で勝訴
・2021年(令和3年)12月、JRJが資格なしで請け負っていたことが明らかになり 営業停止処分
・JRJは松尾前社長に5億8000万円の焦げ付きの責任があるとして損害賠償を求め提訴、裁判の中で 松尾氏は単独の判断ではなく社内で共有されていた、JR九州の田中常務にも報告していたと主張
・同裁判が 1月末に調停手続きで合意が成立、JRJが松尾氏の主張を一部認めた可能性あり(非公開)
この関係からすると、会社ぐるみで法令違反を認識しながらエステート・ワンと契約していたと考えられる。
しかも、特定建設業の資格がないことを 隠して請負契約を締結しており悪質だ。
新原社長はJRJに対し、一度敗訴している請負代金請求訴訟の再審を求めていく考えだ。

区分所有者が訴訟準備
特定建設業の資格なしで建築した同タウンハウスについて 気になる情報がある。現在、区分所有者の1人が損害賠償を求める裁判を準備しているというのだ。
その区分所有者Aさんは建設業を生業としている方である。
入居後 職業柄様々な施工ミスが目についたそうで、管理組合を通じてJRJに問い合わせても 誠意ある回答がなかったため、欠陥住宅調査で著名な東京の会社に詳細な調査を依頼している。
読者の皆さんは、福岡市東区の傾いたマンションをご記憶だろうか。
1994年(平成6年)に建てられ当初から不具合を指摘されながら、販売したJR九州3社が施工不良を認めなかったが、2020年(令和2年)4月の調査で複数の基礎杭が支持層に達していないことが判明したことで一転して認め、26年目にして建て替えが決まった。

その決定的な調査を行ったのが 今回区分所有者のお宅を調査した東京の会社である。
2021年(令和3年)10月の調査で、壁や天井の裏側に防火被覆材の施工が不足し準耐火性能が欠如している箇所が多数見つかった。
準耐火性能住宅として販売されていたが、火災の際は隣に延焼する恐れがあるということだ。
その他にも複数の瑕疵が認められる箇所があり、Aさんは知ってしまった以上売るに売れないという。
これらが事実であれば施工会社として本来の設計通りに回復する必要が出てくるが、Aさんが回復費用をある業者に見積ってもらったところ約1000万円かかると言われたらしい。
仮にタウンハウス全戸に同じ瑕疵が認められたら 億単位の金額が必要になってくる。
特定建設業の資格なしで建築した建物だから施工不良があっても不思議ではなく、放置している感覚がおかしい。
施工した建物が法令の基準を満たしているか 今すぐ総点検を行う必要があるだろう。
ここで火災が発生しないことを祈るばかりだ。
ー 続 く ー
組織ぐるみで不祥事隠蔽 ② ~偶然?別の不祥事で第三者委員会~
JRJは社内の不祥事で混乱していたが、世間は同社で起きた別の事件を注目することになる。
10月11日、JRJの社員が「住宅ローン融資書類の改ざん」を行っていたことが内部調査で発覚したことを新聞が一斉に報じた。
JR九州は新聞報道と同時に第三者委員会を設置することを発表、素早いコンプライアンス違反対応をアピールし、2019年3月期第2四半期の決算発表を1ヵ月遅らせるということまで行った。
融資書類の改ざんが発覚したのが松尾前社長解任と同じ2018年(平成30年)9月、あまりにもタイミングが良過ぎるので、一連の不祥事が表に出るのを隠すため別の騒ぎを起こしたのではないかと見る関係者もいる。
その後、第三者委員会の調査が行われ、融資書類改ざんに関わった関係者全てのヒアリングが行われたのだが、前社長の松尾氏については退職しているという理由でその対象から外されており、そのことも疑問視されている。
12月18日に公表された決算資料(下図)において、第三者委員会の調査による不正行為の詳細と経営への影響、及び再発防止策を説明している。
また、JR九州の田中隆治取締役専務執行役員(JRJ取締役を兼務)の月額報酬を1ヵ月10%、JRJの取締役1人について同じく3ヵ月10%減額する処分を発表した。
JR九州としては、コンプライアンス違反には厳正に対処する姿勢を見せたと思われるが、不思議なのは 内部調査でJRJで起こった もっと大きな不祥事を把握していながら、その後一切公表もせず 処分も行っていないことだ。
こうした点からすると、融資書類改ざんの問題を 世間の目を逸らすために敢えて表に出したのではないかと疑わざるを得ない。
内部調査では、前社長主導で内規に従わない手続きが繰り返され、5億8000万円が未収になっていること、2018年3月期の決算で不適切な会計処理を行っていたことが判っていたはずである。

不適切な会計処理を公表せず
JRJの住宅ローン不正融資問題で第三者委員会を設置したJR九州が、なぜ 内部調査で把握しているもう一つの不祥事について公表していないのか。それは、一連の不祥事の中に 2018年3月期決算の不適切な会計処理が含まれていたからだと見られている。
上場しているJR九州はグループの連結決算だが、その数値を修正するとなるとかなり面倒だ。
不適切な会計処理(私文書偽造による粉飾と呼ぶ関係者もいる)は次のように行われた。
JRJが施工した最後のタウンハウスが完成し、エステート・ワンに鍵が引き渡されたのは2018年(平成30年)5月31日だった。
それを、2018年3月期に 同建物の売上額 3億7200万円を計上し最終利益を黒字にするために、3月31日の日付で工事を終えたと虚偽の書類を作成し、決算書類を作った。
その決定的な証拠が下の書類(鍵受領書(仮)・工事経歴書)だ。


JR九州は6月27日付で松尾純一社長を退任させ、新社長として島野英明氏が就任している。
コンプライアンス違反の全容の内部調査は終わっており、この時点で不適切な会計処理による決算を把握していたと考えられるが、JRJは修正を行わず決算公告を行った。
JR九州の2018年3月期決算の連結売上は4133億円、そのうちJRJの不適切な処理をした金額は 3億7200万円、全体の売上からすると 0.1%程度と小さい。
同決算の発表日は 5月10日、その時点ではこのことに気づいていなかったか、内部調査の途中だった可能性があるので、2018年3月期を修正しろとまでは言わない。
だが 翌期の2019年3月期決算で修正するべきだ。
同年8月、JRJの会計処理に気づいたエステート・ワンの新原社長がJRJに「粉飾ではないか」と抗議をしている。
その際、「監査法人トーマツがJRJの監査を行っている」と回答があったのみ、その後再度抗議をしたところ、同年12月17日に島野社長から「粉飾ではなく不適切な会計処理だったので訂正した」との説明があったという。
ところが、実際は訂正されることなく、JR九州及びJRJは前期決算の数字を引き継ぎ、2019年3月期の決算を発表した。
つまり、JR九州がこの年の5月13日に公表した2019年3月期決算には、JRJの不適切な会計処理が含まれており、JR九州及びトーマツがそれに触れずに処理をしたことが考えられる。
わずか3億7200万円だが 無視したところを見ると、他にも同様の対応をしていることが想像され、JR九州が公表している数字が本当に正しいのか怪しくなってくる。
また、JRJが行ったように、他のグループでも黒字を装うために決算期に数字を動かしている疑いも出てくる。
もっと言えば、トーマツの名前を出した以上、監査法人としての信用問題に関わってくるのだ。
株主はどう考えるだろう。

建設業法違反で営業停止処分
2018年3月期に不適切な会計処理をしたJRJは2019年3月期もその数値を引き継ぎいだが、2020年3月期決算で過去2期分の決算を修正した。税務調査で指摘され修正せざるを得なかったという噂もあるが、これできれいサッパリになって一件落着かに思われた。
ところが、思わぬところから 一連の不祥事が再びクローズアップされることになる。
2021年(令和3年)12月14日、福岡県はJRJに対し、受注した建築工事で建設業法違反が認められたとして 32日間の営業停止処分を科した。
営業停止32日間は決して軽い処分ではない。
JRJは処分当日、ホームページに処分の概要と再発防止に取り組む内容を掲載したが、親会社のJR九州はこの件についてコメントしていない。
さて、処分対象となった工事は、2017年(平成29年)5月に契約し翌年完成したタウンハウス、あの不祥事の舞台となった建築工事である。
まず、JRJは特定建設業の許可を有していなかったにも拘わらず、下請業者との間で総額が政令で定める額(6000万円)を超える下請負契約を締結していた。
建設業者なら基本中の基本、分かっていながら受注しており確信犯と言える。
他にも、建設業の許可を取得していない業者と政令で定める額(500万円)を超える額で下請契約、一時的に主任技術者を配置するなど 上場企業とは思えない違反のオンパレードだ。

ところで、係争中のJRJと松尾氏の裁判の中で、今回の建設業法違反の処分に関係する記述がある。
JRJは、注文者から元請として請け負った2つの建築工事において、特定建設業の許可なく下請業者との間で総額が政令で定める額(6000万円)を超える下請負契約を締結しているが、契約の前段階で社内で議論になっていた。
松尾氏の陳述によると、「2017年1 月17 日、タウンハウスの工事の依頼を受けたが 2月1日頃、発注金額(2件とも3億円以上)を考慮すると特定建設業許可を得ていないため、受けられないと回答。その後、川述祐一所長から分割して建築確認を受け受注すればよいのではないかという提案を受けたが、一体工事として(監督官庁に)認定されるのではないかと考え調査を指示した。1 週間後、川述所長から弁護士や役所で問題ないことを確認したという回答があったので受注することにした。」という。
川述所長が役所に確認したのが事実であれば、なぜ 今回建設業法違反で処分されたのだろう。
当時の監督官庁は国交省、川述所長が九州地方整備局に足を運んだのは事実の様だが、文書で質問した訳ではない。
また、法令違反を嫌う役所がこういうケースで「問題ない」と明確に答えるというのは考えられない。
恐らく 曖昧な質問をして都合のいい解釈をしたというのが 本当のところだろう。
松尾氏の陳述内容が事実であれば、川述所長の提案と確認があって契約が前に進んだということになる。
現在、川述所長はJRJの取締役に就いているが、過去を知る関係者からは裁判そのものに疑問の声が出ている様だ。

ー 続 く ー
組織ぐるみで不祥事隠蔽 ① ~検察が告訴状受理~
JR九州におかれては古宮洋二社長の下、九州の経済界を牽引する企業として 活躍してもらうことを心から願っている。
さて、JR九州グループ倫理行動憲章には、「すべてのすべてのお客さま・株主・取引先などに対し、誠実かつ公正で透明性のある事業活動を行なう」、「企業情報を積極的かつ適正に開示し、株主はもとより広く社会とのコミュニケーションにつとめます」とある。
しかし、青柳俊彦前社長の時代まではお役所体質が残っていたのか、憲章に反する判断をしてしまった様だ。
2018年(平成30年)、JR九州の子会社が 5億8000万円もの不良債権を抱えると同時に不適切な会計処理を行った。
社内の不祥事に止まらない 上場企業としての信用を揺るがす重大事案だったが、JR九州の幹部は最後まで公表することはなかった。
検察が告訴状受理
ところが昨年8月、当時のコンプライアンス違反に関連して子会社の前社長に詐欺罪による告訴状が出され、12月に福岡地検が受理し取り調べが始まっていることが判った。これまで相手がJR九州だけに マスコミも及び腰だったが、受理されたことで一部の週刊誌が取材を始めた模様だ。
弊社ではこれまで、この問題について逐一報じてきたがJR九州は一切無視を続けてきた。
本稿では9回にわたり、子会社で5億8000万円が焦げ付いた経緯、2018年3月期の不適切な会計処理、法令違反、そして今後気になることなどを解説するとともに、客観的な第三者による検証の必要性について述べていく。

5億8千万円が回収不能に
5億8000万円が焦げ付いた子会社とは、JR九州住宅㈱(福岡市博多区吉塚本町13番109号 代表者 島野英明氏、以下JRJ)である。民営化後の2000年(平成12年)にJR九州から分社独立し設立され、戸建て住宅の建築やリフォームを柱に業歴を重ね、福岡と鹿児島で基盤を形成した。
JRブランドで 年商20億円程度で推移するも、競合が激しく利益捻出までには至らず、現在も債務超過から脱却できずにいる。
しかし、親会社JR九州の取締役専務執行役員と執行役員の2名が非常勤取締役として経営に携わり、ブランド力で営業や下請との取り引きに大きな支障が出ていない。
それはこれからもそうだろう。
JRJは、2018年(平成30年)6月まで同社代表取締役だった松尾氏を相手取り、損害賠償(訴額 5000万円)を求める裁判を起こし 争ってきたが、今月調停手続きで合意が成立したばかりだ。
その裁判記録から5億8000万円が回収不能になった経緯を知ることができる。
訴状の内容を要約すると次の通り。
2017年(平成29年)5月、JRJは筑後市と糸島市のタウンハウスの建築業務を 施主であるエステート・ワン㈱(代表者 新原健造氏)と契約、請負額合計 7億9628万4000円(税込)で、着工金30%、中間金20%、完工金50%の割合で支払いを受けることになっていた。
エステート・ワンからJRJに着工金が支払われ 工事は始まったが、その後約束の期限までに 中間金が支払われなかった。
しかし、工事は続けられ2018年(平成30年)3月の完成間際になって、エステート・ワンから6月末に中間金と完工金を合わせて支払う旨が伝えられた。
筑後市のタウンハウスは 同年3月までに、糸島市の物件は同年5月までに完成し エステート・ワンに引き渡されたが、その際 JRJは 保全措置を取っていない。
その後、6月末になっても中間金と完工金が支払われることはなかった。
同月JRJは松尾社長を退任させ現社長が就任、エステート・ワンと支払の協議を打ち切り12月に銀行口座を差し押さえたが殆ど回収できず、翌年未払金支払いを求め同社を提訴、勝訴するも回収できず、結局 5億8000万円が焦げ付いた。
この契約は松尾社長が持ち込んだ案件で、エステートワンの与信調査を十分に行わないまま 取締役会にも付議せず社長の独断で進められた。
また、松尾社長の指示で 紹介した松永氏の会社に400万円を報償金として支払ったが、これとは別にエステート・ワンから松永氏経由で松尾社長の知人女性の口座に440万円がリベートとして振り込まれている。
松尾社長の独断による契約締結で、結果的に5億8000万円が回収できなくなり会社に損害を与えたので、損害金額のうち 5000万円をJRJに支払うよう求める。
これに対し松尾氏は、「契約締結については取締役会に報告し、取締役の総務部長や経営企画部長も 契約書と覚書についての稟議書に押印しており、工事の受注・契約を専断したとの事実はない」と反論。
また、取締役会議では、JRJ の非常勤取締役を兼務(当時)する JR九州の田中龍治取締役専務にも契約の報告は行ったとしている。
確かに、松尾氏はリベートを要求するなど 業界の悪習に染まっていたかもしれない。
そして、社内で圧倒的なワンマン経営を行っていたのも事実だろう。
しかし、松尾氏の証言が正しいならば、社長単独で進めたと断定することは難しく、法人としての責任になり、JR九州の田中常務も全く知らないでは済まないだろう。
5億8000万円の焦げ付きには JR九州も責任の一端があり、前社長を訴える裁判は 天に向かって唾を吐くようなものだ。

内部調査でコンプライアンス違反発覚
JRJ内では、エステート・ワンから契約書に書かれた期日までに中間金が支払われなかったことで、社員の間で工事を続けるべきか議論があったという。しかし、社長の指示で工事は続けられ建物は完成、中間金に加え 完工金の合計5億8000万円が支払れなかったが、2018年(平成30年)5月までに 全物件を 保全措置を取らないで引き渡している。
保全措置を取らなかったことから、JRJとエステート・ワンとの間に信頼関係があった、或いは何らかの裏事情があったと解される。
実際のところは 請負契約を交わす際、JRJの松尾社長とエステート・ワンの新原社長の間で「タウンハウスの販売状況に応じて残金(中間金と完工金)を最長3年以内に支払う」ことが 口頭で約束されていた。
その代わりとして、松尾社長側からリベートの支払いを要求され、エステート・ワンの新原社長は止む無く従ったという。
引き渡し後、JRJ内の一連のコンプライアンス違反が漏れ伝わったのか親会社のJR九州がJRJの調査に入り、松尾社長は 同年6月に退任を命じられ、グループの JR九州コンサルタンツ会社に平の取締役として降格異動となった。

エステート・ワンにとって松尾社長の退任は想定外、その後任としてJR九州から肝煎りで来た島野新社長は厳しい態度で臨んだ。
未払いの中間金と完工金 5億8000万円の即時支払いを求めるも、販売が進んでいないエステート・ワンは現金が不足しており、松尾前社長との約束を説明し支払の延期を要求、協議は平行線のままだった。
同年9月、松尾前社長(JR九州コンサルタンツ取締役)は「解任」された。
上場企業の子会社の元社長がコンプライアンス違反で解任というだけでニュースになりそうだが、JR九州は JRJからJR九州コンサルタンツにいったん異動させ、3ヵ月後の解任を決定、JRJの不祥事との直接的な関連がないように操作したと見られている。
弊社はJR九州コンサルタンツに松尾氏の解任理由を尋ねる文書を送付したが、下図のように回答を拒否されてしまった。
同社内で正当な理由があったのではなく、JRJでの一連の不祥事が原因だったのは明らかで、その証拠に 前回報じた様に JRJが松尾氏に対して損害賠償を求める裁判を起こしている。
JR九州はこの件について一切公表していないが、公表するに足らないと判断したのか、公表したら大変なことになると判断したのか。
この後判ることを考えると、後者だと思われる。

ー 続 く ー
ワクチンの”闇”、文春・現代も舵を切った
ワクチン接種後の副反応被害について、大手マスコミやテレビ局は ワクチン接種勧奨という政府方針に従い取り上げて来なかったが、週刊誌では唯一週刊女性セブンが、テレビ局では名古屋市のCBCテレビと神戸市のサンテレビが報じてきた。
昨年12月12日の記事で週刊新潮が報じ始めたことを書いたが、今月になって週刊文春と週刊現代が同様の記事を掲載してきた。
週刊誌の次はテレビ局も取り上げ始めるだろう。
これまで ワクチン接種の旗振り役だった政治家や専門家が どう対応していくか注目される。
ちなみに、最新号の文春と新潮の見出しは以下の通り。
週刊文春
ワクチンの“闇”<取材総力>
ワクチン打つと死者が増える?/厚労省の職員は10%しか打っていない?/健康被害は日本政府補償だから薬害を隠蔽?/ワクチンの血栓リスクを米当局が認めた?/世界的権威が小誌に明かした「打たなくていい人」とは?/新変異XBB.1.5にワクチンは効くのか?/マスクは必要なのか?/「5類」移行 最大のハードルとは?
週刊新潮
「5類」でも「コロナワクチン推進」という思考停止
▼【取扱注意】の政府内部文書入手! 〈WHOの接種方針が……〉に滲む「迷い」と「ためらい」 ▼ 専門家が警鐘!接種後「解熱剤服用でも40度超え」は要注意 ▼ 第一線の心臓血管外科医が論文で訴えた臨床現場の異変とは!? ▼ ワクチンで自然免疫抑制デメリットはいつまで続くのか

異次元の少子化対策でテノ株価急騰
岸田首相が23日の施政方針演説で「異次元の少子化対策」を実施する方針を表明したことで、㈱テノ.ホールディングス(福岡市博多区上呉服町10-10-31 呉服町ビジネスセンター5F 代表 池内比呂子氏)の株価が2日連続でストップ高と急謄している。
全国規模で子育て支援関連事業を行っている上場企業は殆どなく、テノ社に買いが集中した様だ。
同社は福岡発で2021年12月期の売上は114億円、最終利益4億5500万円を計上した優良企業、創業者で代表の池内氏は 福岡市女性活躍推進会議のメンバーになるなど、女性のオピニオンリーダーとしても注目される存在だが、ただ一つ情報公開に消極的なところが残念でならない。

消極的といっても 投資家向けのIR情報はきっちりと公開している。
問題は、現在小学校61校で行っている学童保育事業の 情報公開、そのうち一部の自治体で 頑なに情報開示を拒んでいるのだ。
春日市では令和2年度から、子会社のテノ.サポートが指定管理者となったが、スタート当初は保護者から苦情が相次ぎ、議会でも取り上げられるようになった。
こうした中、令和2年度の学童保育事業の収支決算書で、おやつ代の支出が黒塗りになって出てきたのである。
当然、実費徴収しているおやつ代を全部使わず、利益に回しているのではないかと保護者から疑問の声が上がった。
弊社記事「おやつ代と保険代を隠す学童保育(2022年8月20日)」で詳しく触れているが、市民が情報公開請求を行っても拒否、その理由が「公にすることにより、当該法人等又は当該個人の権利、競争上の地位その他正当な利益を害するおそれがあるもの」、つまり、集めたおやつ代をいくら使ったか公開するとテノの地位や利益を害するらしい。
黒塗りを止めて潔白を証明すれば済むことだが 隠すので疑惑は膨らむばかり、これでは 「上場会社が おやつ代を誤魔化して利益を出している」と指摘されかねないので心配になる。
池内代表におかれては、異次元の少子化対策で今後ますますのご活躍を期待するばかりですが、全国の顧客や投資家に好印象を持って頂けるように、おやつ代の使い道ぐらいは公開した方が良いのではないでしょうか。

さすがにやり過ぎの声、他党代議士と2連ポスター
春の統一地方選で5期目を目指す守谷正人県議(城南区・国民民主党)、今回は無所属で出馬するとして、福岡2区の稲富修二衆院議員(立憲民主党)と共闘で国政報告会や新春の集いなどの催しに参加し精力的に取り組んでいる。
そして、最近稲富議員との2連ポスターがお目見えしたのだが、「これはさすがにやり過ぎ」という声が上がっている。
いくら守谷県議が無所属といっても、国民民主党福岡県連の幹事長代理という要職にあり、そのことは県連ホームページにも掲載されている。
組織の幹部なら、自党の党員を増やすことに注力し党勢拡大に努めることが当たり前、他党を利する反党行為とも取れる。
これでは「身分を隠して選挙で勝ちたいだけ」と批判されても仕方がない。
同じ2区内、お隣の南区の県議選(定数4)には 国民と立憲の両方から立候補予定でガチンコ勝負、これが本来の姿と言える。
一方、福岡市議選には国民から4人の新人が出馬予定、各選挙区とも立憲の候補と票の奪い合いで厳しい戦いが予想される中、政党名を堂々と掲げて挑戦する。
玉木雄一郎代表も「福岡市の国民民主党の仲間をよろしくお願い致します」と動画で呼び掛けている。
県連幹部には 彼らを応援する役割があるはずだが、玉木代表や新人は守谷幹事長代行の無所属出馬や他党国会議員との2連ポスターについて、どのように受け止めているだろうか?


推薦227団体でも 藤田市長敗れる
現職と新人2人による争いとなった筑紫野市長選挙は、無所属の元県議、平井一三氏(68)が 自民・公明・国民推薦の現職、藤田陽三氏(80)、元市議の浜武振一氏(57)を大差で破り初当選を果たした。
ー 開票結果 -
平井一三氏 17,908
浜武振一氏 4,153
藤田陽三氏 10,717
12年ぶりの選挙戦となった市長選は、市議会議員21人中15人が現職を支持、推薦団体227と平井氏を圧倒しており 形の上では藤田氏が優勢に見えていた。

しかし、これだけの形を作っておきながら 7000票の差をつけられたのは、市役所内部の反発が強かったことに加え、集まった支持者が真面目に応援しなかったということだろう。
市議らはこれまでの関係から 支持せざるを得なかったが、高齢のワンマン市長に批判が多いことは理解しており、4月に自らの選挙を控えていることもあって 力が入らなかった様だ。
また、推薦団体も 頼まれて断れず推薦状を書いたものの、同様の理由で組織内に現職支持の伝達をためらったものと想像する。
さて、当選した平井氏におかれては、子育て支援策や人口減少対策をはじめ課題が山積しており、短期間で結果が出せるよう 政治経験を活かして市政に取り組んで頂きたい。
また、現職を表向き応援せざるを得なかった市議や団体におかれても、今後はノーサイドで新市長の取組みに協力して頂けるものと確信している。
赤旗、党首公選制を否定
現役の共産党員でジャーナリストの松竹伸幸氏が19日、党員による投票が可能な党首公選制を訴え、自ら立候補を宣言するなどの内容を盛り込んだ新刊「シン・日本共産党宣言 ヒラ党員が党首公選を求め立候補する理由」を出版したことが話題になっている。
しかし、本日の赤旗は、社説で松竹氏の行動を猛批判し、党首公選制についても完全否定している。
一部要約すると、
松竹氏が「党首公選制がいい」という意見があるなら 党中央委員会に対しても 意見を述べる権利がある。
そうした行動をこれまで一切取らず、外部から攻撃することは、党の規約を踏み破るもの。
党が党首公選制という方式を取っていない理由は、派閥・分派をつくることを奨励することに繋がり、党規約の原則と相容れない。
党の意思決定は、民主主義的な議論をつくし最終的には多数決で決める。
また 規約には、党の決定に反する意見を勝手に発表することはしないと明記されている。
松竹氏の行動は、党規約に反する行為、全く理解していないものである。
規律が乱れるのを良しとしないのは分かるが、92歳の不破哲三氏が未だに党常任幹部会委員であること、志位和夫委員長が在任21年であること、この2つだけとっても特異な政党ということが分かる。
偶然かもしれないが 松竹氏の書籍出版と同日、元参院議員の有田芳生らの共著で「希望の共産党 期待こめた提案」という 単行本が刊行されている。
こちらでも、党員が党首を投票で直接選ぶ「党首選挙」を実施することが提案されている様だ。
弊社なりの提案については昨年書いているので、興味のある方はご一読ください。
→ 党が生き残るには… (2022年8月5日)

学童危機管理マニュアル、著作権理由に不開示?
「子育てしやすい街」というイメージの春日市だが、引越し先を探している子育て世代が同市の学童保育の実態を知れば、候補から外すことになるだろう。
市民が市に対し、放課後児童クラブ(学童保育)の「安全危機管理マニュアル」「けが、病気対応マニュアル」等の情報開示を求めたところ、「公表権を持つ指定管理者(テノ.サポート社)が 開示に反対意見を表示した(著作権法第18条第3項第3号)」との理由で開示しないことを決定した。
つまり、運営するテノ社が開示を拒否したので見せられないというのだ。
テノ社と言えば、実費徴収した おやつ代の支出を黒塗りにして開示しないことで知られる。
市民が安全危機管理マニュアルの情報開示を求めたのには理由がある。
令和4年8月、テノ社が指定管理者を務める福岡都市圏の某小学校の学童保育で、担当者(支援員)がアレルギー反応を起こした児童の対応を誤るという重大事案があった。
その児童は 卵・小麦アレルギーが有り「エピペン」を所持、エピペンとは、医師の治療を受けるまでの間、アナフィラキシー症状の進行を一時的に緩和し、ショックを防ぐための補助治療剤(アドレナリン自己注射薬)である。
食物によるアナフィラキシー発現から心停止までの時間は わずか30分と報告されており、症状があらわれたらできるだけ早期にエピペンを注射するとともに、救急車を呼ぶこととされている。
こうした対応は学校現場においては常識で、日頃から保護者も同席する中で研修も行われているという。

しかし、事件は同じ学校の敷地内、学童保育の施設内で起こった。
当日、学童保育で誤ってアレルギー物質入りのおやつが児童に提供され、腹痛が起こり嘔吐を始めたが、支援員はエピペンを使用せず 母親に連絡したのである。
母親が到着して 病院に連れて行き幸いにも大事には至らずに済んだが、30分以上時間が経過しておりアレルギー対応としては不適切、テノ社の安全危機管理体制が疑われる状況だった。
この話が保護者間のネットワークで広まり、テノ社が運営している春日市放課後児童クラブの保護者からも心配する声が出てきた。
そもそも安全危機管理マニュアルはあるのか、児童クラブに常備しているのか、アレルギー対応について記述があるのか、エピペンについての知識があるかなど、子どもを預ける親にとって把握しておきたいのは当然だ。
公共施設の事業における児童の安全危機管理マニュアル等が、そもそも著作権法の著作物に該当するのかという問題もあるが、6期24年の井上市長もテノ社の主張を認めた格好となっている。
市の担当者は、「マニュアルは見せることができないが 疑問点があれば個別に回答する」としている。
テノ社と春日市が実費徴収のおやつ代をいくら使ったか黒塗りで出してきたのにも驚いたが、両者の隠蔽体質は筋金入りの様だ。

「今回はうちの番」、西田建設に指名停止6ヵ月
弊社記事「同姓の別人に談合呼び掛けか(2022年12月21日)」で既報の嘉麻市談合疑惑であるが、ここにきて処分が行われるなど動きがあった。
記事ではN建設と書いたが、「今回はうちの番」と人違いで電話したのは 西田建設(嘉麻市平1226-1 代表者 西田寛信氏 )、同社は建築業を目的に現代表が昭和46年創業、平成元年に法人化を行った老舗企業である。
令和3年に行われた義務教育学校整備事業「碓井中学校区」の業者選考では 村本建設・西田建設・楠山設計のJVで受注し現在施工中だが、代表の営業意欲は旺盛で今回の入札も積極的に取りにいった様だ。
12月21日予定の入札について談合情報が入ったため 26日に開札が延期されたところ、情報通り西田建設が最低制限価格に最も近い金額を提示し落札予定者となっていたことから、手続きが保留となっていた。
その後、市は参加した8者全てに聞き取りを行い、その中で西田建設が「今回はうちの番」と電話で話したことを認めた一方、その他の業者から談合に応じたという証言は得られなかったという。
このため、保留していた入札結果について、西田建設を失格、2番目に最低制限価格に近かったガーデンホーム㈱(嘉麻市鴨生30−46 代表者 石橋純二氏)を落札者とした。
また、市は西田建設に対し 「市発注工事の入札執行に関し行った不正又は不誠実な行為」があったとして、令和5年1月10日から7月9日までの6ヵ月間、指名停止処分にすることを決めた。
市は今回の聞き取りの資料等を 警察と公正取引委員会に提供しており、今後しかるべき捜査が行われるだろう。
嘉麻市では、官製談合の疑いで百条委員会が開催されるなど、建設業界はあまりいい印象がないが、真面目に取り組んでいる業者にとっては 迷惑な話だ。

筑紫野市長選、ホントの争点
二股掛けるIR市議
1月22日の告示まであと8日に迫った北九州市長選挙であるが、これまで共産党県委員会常任委員の永田浩一氏(57)、元厚労省官僚の武内和久氏(51)、北九州青年会議所理事の清水宏晃氏(39)、元国土交通省官僚の津森洋介氏(47)の4人が立候補を表明している。
某団体の電話調査では 政党推薦を集めた予定者が頭一つ抜けているそうだが、今後の展開を注視したい。
ところで、今回特定の候補者に政党推薦が出たことで、以前から別の候補を支持していた若い市議2名が会派離脱を余儀なくされたが、会派に残っている「IR推進派」市議の中に二股を掛けている者がいるという。
表向きは推薦候補を支持しながら 裏では悪口を言って別の候補を支援しているらしい。
関係者からは、「情けない話、どっちを推すのも自由だが 別候補を支援するなら筋を通して会派を出るべき。むしろ信念を貫いて会派を出た若い二人の方に好感が持てる」という声が聞こえてきた。

春日市長に読んでほしい社説
1月12日の西日本新聞の社説は、春日市の井上澄和市長にとって耳の痛い指摘だろう。
冒頭に、「行政機関が持つ情報は公開が原則だ。悪質な情報隠しや非公開は住民の信用を失墜させる。首長は常に肝に銘じておかねばならない」とストレートな正論。
実費で集めたおやつ代の支出を黒塗りで公表しない春日市長もそうだ。
参考 → おやつ代と保険代を隠す学童保育(2022/8/20)
参考 → 図書購入費も黒塗りの怪(2022/9/2)
また、大任町を例に挙げ、「厳しい視線は町の行政全体に向かっている。是正できない町議会も同罪」と厳しく断じている。
春日市議会にも言えることだ。
参考 → 市議会が おやつ代黒塗り企業を承認(2022/9/29)
更に「情報隠しは主権者である住民への背信行為、職員にも継続的な研修を求めたい」と続く。
井上市長の判断だとしても、それにモノを言えない職員も みな同じと見られて仕方がないだろう。
最後に「国、地方を問わず行政機関全体に、不都合な情報を覆い隠す温床がないだろうか。首長や議員に対する行政職員の忖度は誤った判断につながる。悪意があろうとなかろうと起こり得る。」と結ばれている。
職員も本当は分かっているはず、大任町を笑えないと。



